戻る                        江苏省泗洪兴洪中学にて日本語教師(2014年9月~)        2014年8月   
             
 2014年8月28日(木) 
    また新たなページをめくろうとしている

 

 いろんな人としばしのお別れの言葉を交わした。ショッピングセンターのカート整理の仕事仲間の方たちと、男性料理同好会の皆さんと、帆船模型製作教室の皆さんと、スポーツジムのインストラクターの方々と、毎朝ジョギングで顔を合わせる女性と、そしていとこや友人飲み仲間と等々。来月9月1日再び中国の土を踏む、また日本語教師としてひと働きする。
 昨年6月中国丹陽から引き揚げ、仕事を中心としない生活のリズムを何とか作ってきた矢先の今年3月、周先生から電話があった。それは5年前初めて日本語教師として赴任した江蘇省泗洪の兴洪中学日本語教師へのお誘いであった。電話を受けたとき即答には躊躇し、その時は2~3日検討させてくださいと返事をした。結局「やらさせていただきます」と受けることにした。
 

 あれから5年経っているがまだ60歳代だ、健康年齢だ、また昨年9月よりスポーツジムにも通い体を鍛えてきた。おかげで現在は体調も非常によろしい。最近思うのです。健康に一番の薬は”運動”だと。これで定年退職後の十年、サラリーマン時代とは違う分野で人生を展開してみたい。と言う青写真がなんとか曲がりなりにも描けそうである。しかし、3月以降、この8月末までとても長く感じている。外向きには「もうひと踏ん張りがんばるぜ!」と言うものの、「うっとうしいなあ!また住み慣れた地を離れての生活か」と後ろ向きの思いも顔をのぞかせる。いずれにしても、多少不便でも緊張感のある日々を送りたいと思っている。もうしばらく送りたいと思う。
 心残りは2年マルチのFビザが取れなかったことである。原因はパスポートの有効期間が2年を1ヶ月切れていたことである。そこで役所へパスポートの更新手続きに行くと、パスポートの更新は有効期間が1年未満でないと不可とのことであった。異国の地で一人の正月はつらい、短期間でも帰国し子供や孫たちとの団らんのひと時に加わりたかったのであるが。来年の春節は2月19日、1学期は2月初旬ごろまであるだろう。シングルビザではいかんともしがたい。
 さて現在、新学期からの授業展開をどのようにしようかと、いろいろ思案中であり、ネタの仕込中である。先般辞められた先生はギターをかなでながら、ハーモニカを吹き、歌を歌われるエンタテナーで熱血先生であったようだ。私はそんな芸当はできないが、私なりの特徴をだし子供たちと楽しく対決したいと考えている。日本のアニメを使い飽きの来ない授業を展開してやろう、いずれにしても一度経験した学校だ、その時の経験をベースに更なるレベルアップへと踏んばってみよう。そしてこの『中国にて、つれづれなるままに』を継続できそうである。

 ここで泗洪(中国語の発音は”スーホン”)が何処にあるか紹介しておこう。上の写真は江蘇省の地図です。右下端っこに上海、中央下へんに南京、ほぼ中央部に泗洪です。左上には徐州があります。泗洪には鉄道は通っていません。南京からはバスで約3時間、徐州からは2.5時間、上海からは約7時間かかります。江蘇省の西北部、隣の安徽省は近い。