平成14年1月13日(日)秋穂の連山「火の山(304m)陶ガ岳(250m)」へ
  両手を大きくひろげ飛び立てば、大空を舞って行けそうな!そんな 危ない想いが脳裏をかすめる陶ガ岳の絶壁である。絶壁の上でくつ ろげば、そこは天上人が集うのか。一週間前までの冬の荒れ模様の天 気がうそのように今日は3月上旬の穏やかな日和。風も無く陶ガ岳の 頂上はまさに天上であった。出会う人々は久しぶりの山登りを楽しみ、交わ す言葉も明るく晴れ晴れとした陽光に包まれていた。
        「天上人をやさしく包む冬の陽光」・・・大自然に感謝!
  小郡へ向かい国道2号線を走るたび、のこぎりの歯のような山並みを 南に見る。高い山ではないが心ひかれる連山である。結構人気のある山のようで多くのパーティに出くわした。眼下に 椹野(ふしの)川沿いの広大な冬の田園風景を見下ろし、手軽に縦走 ができ、両側に東西の展望を楽しめるコースである。
  連山を眺め南から「尖っていると」と思える頂を数えると九つある が、全てに名前がついているのだろうか?私が調べた範囲では、南か ら「亀山・火の山・陶ガ岳・岩屋山」である。
        当文章の中国語バージョン
  麓の華光寺(けこうじ)に車を置く、境内には登山をする人のため の案内がある。案内に従い「火の山」を目指す。約40分で山頂 へ、ここには「石鎚大権現」の祠がある。昔から信仰の山であったの であろう。この「火の山」は標高304m、連山の中では最高峰であ る。見渡せば、椹野(ふしの)川沿いに冬の田園が広がり、その向こうに秋穂 の海がまぶしく輝いていた。ここから南にとれば「亀山」、北にとれ ば「陶ガ岳」「岩屋山」である。
  一休みし、進路を北にとる。しばらくは尾根伝い、連山の東側の展 望を楽しむ、尾根が終わり、アップダウンを3回繰り返すと「陶が岳」 へ到達。火の山より約40分であった。この陶が岳の絶壁はすごい! 見事である。
  陶ガ岳より「岩屋山」「鯨岩」を目指す。鯨岩はまた名前にふさわ しい岩場であった。そこより下山し「潟上中学校」の裏手へ出る。 一番北側の麓の地区の名前が「潟上」とはまた面白い。
  帰りは中学校からはタクシーを呼び元の華光寺へ。華光寺にて感謝 のお参りをする。今日もまた感動の一日であった。
  次回は岩屋山から亀山まで縦走することにしよう。