両手を大きくひろげ飛び立てば、大空を舞って行けそうな!そんな
危ない想いが脳裏をかすめる陶ガ岳の絶壁である。絶壁の上でくつ
ろげば、そこは天上人が集うのか。一週間前までの冬の荒れ模様の天
気がうそのように今日は3月上旬の穏やかな日和。風も無く陶ガ岳の
頂上はまさに天上であった。出会う人々は久しぶりの山登りを楽しみ、交わ
す言葉も明るく晴れ晴れとした陽光に包まれていた。
「天上人をやさしく包む冬の陽光」・・・大自然に感謝!
小郡へ向かい国道2号線を走るたび、のこぎりの歯のような山並みを
南に見る。高い山ではないが心ひかれる連山である。結構人気のある山のようで多くのパーティに出くわした。眼下に
椹野(ふしの)川沿いの広大な冬の田園風景を見下ろし、手軽に縦走
ができ、両側に東西の展望を楽しめるコースである。
連山を眺め南から「尖っていると」と思える頂を数えると九つある
が、全てに名前がついているのだろうか?私が調べた範囲では、南か
ら「亀山・火の山・陶ガ岳・岩屋山」である。
当文章の中国語バージョン