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 4月2日~4日清明節のお休みとなり前々日の土日と合わせると5日間の休日となった。そんなわけで少し旅行をしてみた。まず3月31日と4月1日は友人の会社の旅行に参加し温州の洞头へそして4日は隣町の兰溪へ友人の工場見学と諸葛八卦村へ、そして12日は日本語科の学生の旅行に参加し衢州天脊龙门药王山へ行ってきた。それについて少し書いておきたい。
 温州の洞头へは金華市からバスで約4時間であった。洞头洞头列島といって島であるが対岸の温州とは道路でつながっていた。その間が広大な干潟なので数年前道路が敷かれたようである。まあ島なので海岸の風景が観光の場所であった。しかし海の水の色が土色であった。以前は青い色をしていたのであろうが、奇岩もそうたいしたことはなかった。ここで一人の英傑を紹介しておこう。「戚继光」といって明代1370年頃の英傑である。彼は日本からの海賊「倭寇」に対し果敢に戦いを挑み撃退したのである。そうです、ここら辺はかって倭寇が出没した豊かなところだったのです。

 1泊2日の旅行でしたが、昼・夜・朝・昼と皆さんと円卓を囲んで、箸で一緒に料理をつつきながらの食事であった。かってSARSが流行した当時はこういう食べ方は良くないとされたが、それがおさまった以降はまた戻ってきているようである。1日の夕刻7時ごろ無事金華市に到着しました。参加費530元。
 4日金華の友人と兰溪に行きました。金華からバスで約40分11元であった。その後路線バスに乗り友達“黄さん”が働いている工場へ。黄さんとは泗洪の学校で一緒であった。彼も日本語の先生であった。彼はもっと高いところを目指し昨年春学校を飛び出したのであった。最初は保険会社へ転職したがその後今の会社へおさまった。工場ではプラスチック枠の額を作っていた。黄さんは日本の企業に就職しているのだが、その企業が当工場に額縁を発注しており、彼は作られた額縁の検査を主な仕事としていた。彼は中国のサプライヤーに派遣された品質管理責任者なのである。その日本の企業は兰溪他に杭州东莞烟台などのサプラーヤーに発注しているようであった。ベルトコンベヤーで製品を流し製作していくのであるが、作業は見る限り単純なものであった。工場は日本のほかにアメリカや欧州にも出荷しているようである。

 午前中で見学を終えたので、近くの観光地“諸葛
八卦村”へ行くことにした。トコトコ一人でバス停へ。俺も一人で異国の初めての土地ではじめての場所を尋ねることができるのだ。入村料80元を払い中へ入る。古い村である。池を取り巻くように家屋が並んだ明清時代のたたずまいがそのまま残されていた。またここは名前が示すようにあの三国志の英傑“諸葛孔明”の子孫が営々と続いてきているそうである。いままでいろいろ古镇を見てきたが、よくまとまっていて来てよかったと思った。
 4月7日は日本語科の2年生の企画で日本人の留学生もどうぞということであった。学校には日本人留学生は8人ぐらいいるようだが参加したのは私だけであった。私としては一人でも多くの中国人学生と交流を持ちたい、また彼女らの日本語会話のお役に少しでもと思い参加した。他に日本語の先生が二人(一人は中国人、一人は日本人)参加。
 バスで約1時間半
衢州天脊龙门药王山へ。山歩きのハイキングであった。渓谷や山麓の風景はまずまずであったが、とにかくよく歩きました。そして彼女達は優しかった。また彼女たちはたくましい、昼食の値段の団体交渉を見ていたが、私にはとてもまねができそうにない。ところで衢州の“”は面白い字を書くが、“交通の要衝“の意があるらしい。と言うのも衢州浙(浙江省)闽(福建省)赣(江西省)皖(安徽省)の4つの省と境界を接しているところなのである(四省交界)