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 授業に出始めて1週間過ぎて、だいぶ慣れて来たようで「住めば都」になりそうだ。うれしいことに学校の食堂の料理は何とか口に合いそうである。ただ来た当初留学の手続き後、留学生宿舎の部屋に入ったとき何もないのに唖然とした。午前中に入ったから布団や枕などを買いに行くことができたが、午後に入っていたらまた外部のホテルを取らなければならないところであった。

 クラスのレベルは中級にした。4年前の蘇州大学の時と同じレベルである。以前と違ってリラックスして授業を受けることができている、楽しく参加できている。それでも何もしなくていい訳でなく予習・復習は欠かせない。クラスの学生の国籍は、カメルーン1名、イエメン1、ウクラウナ2、スペイン1、タジキスタン2、ベラルーシュ1、チェコ1、韓国1そして日本人2名、男女半々の12名である。特定の国に偏らず国際色豊かである。ただし私のような高齢者は見かけない。「
我是学生(私は学生です)」と言うと一様にびっくりされる。まあ、皆さんに迷惑をかけないようにしよう。今のところ午前中授業、午後は図書館、思うに、ある面なかなかリッチな生活だなとも感じたりしている次第である。

 
浙江師範大学は金華市の北部にあり、市内中心部とはバスで20分程度、校内からバスがでている。基本的に学校の中だけで日々過ごすことができ落ち着いた環境で「お勉強」ができる。うれしいことに師範大学なので女学生が多い、学生は女の方が多いのである。男1人に対し女3人ぐらいかな、じさまは若返りそうである。一般の学生と留学生とが同じキャンパスなのがよい。今日も中国文化専攻の女学生とひと時の会話を楽しむことができた。一人は寧波、一人は温州からであった。教師養成が専門の大学なので日本語を学んでいる学生もいるようだ、もう少し慣れてきたら相互学習の女学生を見つけようと思っている。また金華市は上海や蘇州のような大都市ではなく地方の中規模都市で昨年教師生活をした泗洪ほど田舎ではない(泗洪と比較してはいけない)。真面目に語学留学する学校としてはお奨めの大学である。

 キャンパスは広い、宿舎はキャンパスの東の端にあり、売店は西の端、食堂まで歩いて15分、万歩計を持ち歩いているが、こちらに来ての日々の平均歩数が1万5千歩あり、朝のジョギングはしなくてよさそうである。しかし夏は暑そうだ。3か月間有意義な日々をすごそう。
                  
                       20012.3.17