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01/12/24 mon
  メリー・クリスマス!クリスマスといえば、ケーキである。我が家では、ふたりぶんの誕生日とクリスマスは、年に3度の丸いケーキが食える大事なイベント。しかし、その3回が9月、11月、12月の為、年の前半は全然食えなくて欲求不満になるのだが・・・。というわけで今年も買ってきました。丸いケーキ!
  今年のケーキは高かった。直径20cmくらいの小さめのやつなのに4000円!いつも2500円くらいなので、ちょっと引いたが、夜8時を目前に、今更他のを買いに行く余裕はない、と購入。美味かったのでよしとしよう。ケーキを買いに行く途中、商店街の店先で歌い踊るサンタの人形が売られていた。つい何年か前まで、この手の人形って1万円近くしたような気がするんだが、なんと1000円!この人形を仕掛けたときのぷるよっちの反応が見たくて、思わず買ってしまう。ちなみに、人形本体はめちゃめちゃ怖がっていた。が、その人形が入っていた箱が気に入った様子。
  プレゼントに小林伸一郎氏の写真集「廃虚漂流」を貰う。とても嬉しい。
01/12/13 thu
  二日目、お約束通り、朝、5:50たたき起こされる。由香はとっくに用意して待っている。京子が言うには、朝5時過ぎに物音で目を覚ますと、由香がまた部屋の風呂に入っていたらしい!なんともしつこすぎる。
  浴場は一日毎に女湯と男湯が入れ替わる。というわけで、昨日は男性浴場だった本日のお風呂へ。まだ夜もあけておらず、真っ暗。どころか電気もついていない。足元、かなり危うい。
  真っ暗な中、外の露天へ。昨日のお風呂のように、出てすぐのところと、川のほうへ降りたところに小さな二つの露天がある。しかし真っ暗。もちろん誰もいない。しかも電気もついてない。仕方なく、ゆっくりとお湯につかりつつ、明るくなるのを待つ。
  ようやく明るくなる。この後、昨日夜入った家族風呂に、今度は明るくなってから入る予定だったのだが、京子は先にあがっていて、もう限界だから部屋へ戻るという。私は入っておきたかったので、由香とふたりで家族風呂へ。一度入った風呂だが、やはり景色が見えると随分違う。それはもう気持ちいい!この時に入った風呂が、今回最高の体験だった。全体的にかなり熱めだった湯も、朝だからか、少しぬるめで、ゆっくりつかれる。ぼんやり仰向けになって、お湯につかっていると、思わず本気で寝てしまっていた。由香に話掛けられてはじめて寝ていたことに気付く。しかも夢まで見ていた。
  風呂の後、朝食へ。朝食は一式用意してある分と、あとは和食のバイキングになっている。相変わらずものすごい量。最後のほうでふかしイモが出てきた時は、既に腹に余裕はゼロ。食いたかったのに・・・。
部屋に戻ると、チェックアウトまであと一時間強しかない。ゆっくりする間もない。が、由香は最後にまた部屋の風呂へ・・・。さすがにもう充分やろ。
  宿を出て、ちょこちょこと寄り道をしつつ、家路を辿る。「ゆったり温泉旅行」なんて嘘だ!普通の旅行よりキツイ。今現在も、まだ疲れがとれない。

  写真はいっぱい撮ってきたけど、ほとんどがおみせするには勿体無いサービスショットばかりなので、一枚だけお見せします。初日に入った女性浴場の露天風呂。この下に川湯があるのだ。


 
01/12/12 wed
  熊本の小国というところにある、奥満願寺温泉というところへ、リッチな温泉旅行に行ってきた。メンバーはいつもほぼ同じなのだが、由香と京子、そして私の三人。
  朝10:30、由香の車に乗り込み、意気揚々と出発したのはいいが、乗って五分も経たないうちにはやくも吐き気が込み上げ、いきなり車に酔ってしまった。なんとも幸先悪いスタートである。もともと私はブランコを3往復させただけで既に吐きそうになっている、という乗り物酔い体質なのだが、乗ってすぐに酔ってしまうというのは珍しい。きっと体調が悪かったのだろう。そのまま高速道路に乗り、一時間程経った頃、我慢は限界に達し、パーキングエリアで嘔吐。吐いたあとは少し気分も持ちなおす、ということで、先程からずっと食べたかったおにぎりを食べる。これがまた失敗だった。またもや吐き気に襲われる。インターを降りて、山道に入ると、もう顔をあげていられない程吐き気がする。後ろに坐っていた京子と席を交代し、後部座席に横になる。酔った時は眠るのが一番だ。目覚めとともに吐き気も去っていく。
  目覚めると、ウィンドウの向こうに「満願時駐車場」の文字。どうやら近くまできたらしい。吐き気はまだおさまっていない。しかし、もうすぐ到着、と安心していた。が、そこからどうやら道に迷ったらしい。山道をくねくねと走り回るが、なかなか着かない。・・・もう限界!しばらくもだえ苦しんだ後、ようやく旅館に到着。午後3時半だった。
  車を降りればこっちのもの。はりきって車を降りる。ホームページの写真で見たとおり、ものすごい田舎だ。でも、写真より風情のある佇まいの宿。入っていくと、旅館のひとが出迎え、荷物を持ってくれる。そこらへんのホテルに泊りなれている私、思わず恐縮してしまう。部屋は和洋室の風呂付。ここも写真よりずっと感じがいい。風呂付といっても、ユニットバスのようなのがついてるのかと思いきや、なんとも風情のある桧風呂!これはお得だ。早速コタツに入って、くつろいでいると、旅館のひとが自家製のおはぎを持ってきて、お茶を入れてくれる。やっと落ち着いた感じ!
  さて、風呂に行くか、と浴衣を出してみると、よくある白地に紺文字の浴衣ではなく、紺地に白で藤の花の模様が抜いてある、しゃれた浴衣。帯はえんじ。羽織や、たびソックス、浴衣とおそろいの巾着まである。早速着替えて、まずは女性浴場へ。
  まずは屋内の浴場で暖まる。が、めちゃくちゃお湯が熱い!もともと冷えていた手足だけあって、ヒリヒリする。が、我慢して入る。由香はいつものことだが、とっととひとりで露天のほうへ行ってしまった。あとから京子と出て行く。浴場のすぐ横に渓流がある。出てすぐ、露天風呂があり、その一段下にまた川湯、という小さな露天がある。川湯のほうは、渓流と同じ高さで、とてもいい風景!なのだが、どうやら家族風呂のほうから丸見えの様子。家族風呂のほうから人が見ているのが良く分かる。でも、ものすごく開放感があって気持ちいい。しかも、あまり他の人が入ってこなかったので、ほぼ貸し切り状態だった。
  みっつのお風呂に一通り入って、6時からの夕食に備えて一旦部屋に戻る。驚いたのは、お風呂を上がって、夕食までの一時間の間、二度も部屋の風呂に入る由香。疲れ知らずである。
  夕食も美味しかった!まず用意されていた刺し身やこまごましたものを食べていると、煮物が出てきた。既にこの時点でお腹いっぱいになっていた私たち。すると今度はやまめの塩焼き。結構満腹だが、うまそうなので、無理して平らげていると、今度はステーキが・・・。再び、結構満腹だが、うまそうなので、無理して平らげていると、さらにイノシシ鍋が・・・!もう食えない、と思いつつも、無理して手をつけていると、追い討ちをかけるように天ぷらが・・・!このへんで採れた山菜の天ぷらということで、ふきのとうやさざんかの花びら、など、なかなか珍しいものばかりなので、ひたすら無理してつめこんでいると、今度こそ最後のジネンジョのとろろご飯。死ぬほど食って腹一杯である。部屋に戻ると、フルーツの盛り合わせとシャーベットが用意されていた。このあと、体重をはかると、なんと夕食前にはかった数値よりきっかり1キロ増えていた。
  フルーツを食い終って、今度は家族風呂へ。家族風呂は渓流沿いに4つ並んでいて、うち二つが露天、残り二つが半露天。まずは奥から制覇する。一番奥は岩風呂の露天、どうやら、昨日見られていたのはここかららしい。確かに川湯がよく見える!そしてふたつめ、ここは桧の露天。三つめは、岩の半露天、四つめは桧の半露天だ。全て制覇したのはいいが、不思議なことに私たち以外に、誰も風呂に入りに来ないこと。おかげで気を使わず済んだけど、不思議である。
  さっき入ったときはまだ明るかったので、最後に夜の女性浴場へ。夜も少しライトアップされたお風呂が雰囲気あって最高!そしてまたもや貸し切り状態だった。
  部屋に戻る。さすがに立て続けに幾つもの温泉に入り、京子と私はぐったり。そんな私たちを尻目に、また由香は部屋の風呂へ!キチガイか?しばらく窓際のソファでボーッとテレビをみていた私、いやに部屋がしずかだと思ったら、がらがらと戸が開き、誰かが入ってきた音が・・・。由香である。なんと彼女はまたもや下の浴場に行っていたのだ。いつのまに・・・恐ろしい。京子はコタツでウトウトしている。
  そんな風に意外と疲れた一日目。テンション上がりっぱなしの由香に、「明日は5:50起きでお風呂ね!」と宣言され、消灯。布団に入ると、すぐに眠りこけてしまった私たちであった。
  長くなったので、二日目のぶんはまた明日!