Top Page 文書館 No.023 No.021
仕事中、車を運転していて、シートベルトで捕まった人がいる。 警官が近寄って来て、「免許証出して。」「だめだよ、シートベルトしなきゃ。」 などと、おきまりの展開になって、違反切符を切ろうとした時に彼が反撃を開始した。 「あぁ、やっぱ切符切るんですかぁ? ええよ、好きにしたら。切りたいだけ切りんさいや。」 「あーあ、これで明日っから仕事出来んわ。」 「これで会社もクビかぁ。」 などと、わざと聞こえるように独り言を言っていると、 「点数・・・ないんか?」 と警官が聞いてきた。 「点数があろーとなかろーと、会社クビになろーが、俺が自殺しようが、あんたにゃ関係ないやろ ! 」 「好きなだけ切ってーや、違反切符! これで俺の人生もメチャクチャじゃあ〜! 」 と、思いっきりふてくされていると、 「まぁ、そういう事情なら今回だけは特別に大目に見よう。次からは気をつけるように。」 と言って許してもらえた。 もちろん、いつもこんな手が通用する訳ではない。今回は相手がたまたま優しかったから許してもらえただけである。 ここを読んでいる人が彼のマネをしても、多分ムダである。 |