フルーツダイエット
明治薬科大学助教授(2004当時)、薬学博士である本橋登教授の考案したダイエット法。
果物には、3大栄養素である炭水化物(糖質)、タンパク質、脂質をはじめとして食物繊維、酵素、ミネラルなどの多様な成分が含まれています。
また、果物は腎臓や消化器官での排泄作用を促進したり、体内の栄養バランスを整えてくれたりもします。また、水分も多いため満腹感を得られやすく、自然に食欲を抑制してくれます。
ダイエットは続けなければ効果はなかなか出ません。その点、果物であれば種類も多く、毎日食べ続けたとしても比較的飽きもこず、心の負担も軽くて済みます。
具体的に1日の食事の例として
朝・・果物と水
昼・・果物とパン
夜・・普通の食事
夜の普通の食事の時にはアルコールや肉類、脂ものもOKであり、食べ過ぎなければこれまで通りの食事を変える必要はありません。
朝の例として
バナナ一本 + コーヒー2杯 + 水200ml
昼の例として
グレープフルーツ半分 + 食パン2枚 + 牛乳200ml
といった形になります。また、この他のポイントとしては水分を十分に摂るということ、そして運動は特にしなくても良い、ということが上げられています。
この方法の強調すべき点は「心の負担を軽くして長く続ける」ということです。
運動が心の負担となりダイエットをやめてしまう人が多いという現状の中、特に運動は勧めていません。また、果物を食べるということがこのまま習慣にでもなれば、リバウンドの可能性も極端に減ります。
朝と昼に食べる果物は何でもよいのですが、代表的なものとして、
バナナ・グレープフルーツ・キウイ・イチゴ・アボガド・スイカ・メロン・マンゴー・リンゴ・レモン・パパイヤ・パイナップル・オレンジ・柿・ブドウ・モモ・ナシ・プラム・グァバ
などがあります。
考案者自身が自ら実践して1年間で20kgの減量に成功しています。また、痩せていく過程で身体が軽くなるのを感じ、途中からウオーキングも始めています。
肝機能の検査数値であるガンマGTPは130から22に、コレステロール値は270mgから150mgに、中性脂肪は500mg100mgへと激減したというとです。