六つの基礎食品
やせるためには、摂取カロリーを少なくする、つまり食べ物を制限する必要は確かにあります。中にはひたすら食べるのを我慢したり、野菜しか食べないような極端なことをする人も多くいます。
しかしダイエットとは、身軽になり、健康的になることが第一の目的ですから、偏った食生活でやせたとしても、せっかく体重が落ちても元気がなくなってしまったり、貧血や無月経、脱毛、皮膚がたるんだりしてしまったのでは意味がありません。
だいたい一週間に1㎏くらいのペースで落とすのが危険のない範囲です。ダイエット中の食生活に関しては、色々な種類の食品をまんべんなく少しずつ食べることが大切です。少し面倒かも知れませんが、「六つの基礎食品」という考え方があります。
これは栄養の面で、似たような働きをする食品を六つのグループにまとめたもので、それぞれのグループの中から一つか二つを選び、一日かけて全てのグループのものを食べるようにすればバランスのとれた食生活になるように考案されたものです。
1類・肉類や豆類
・牛肉・豚肉・鶏肉・ソーセージ・ハム
・魚・貝・イカ・タコ・カニ・かまぼこ
・ちくわ・卵・大豆・豆腐・納豆・生あげ・がんもどき
(含まれる栄養素)
タンパク質 豚肉はビタミンB1 レバーは鉄 卵はビタミンA・B2 大豆はカルシウム
2類・乳製品・骨ごと食べられる魚
・牛乳・チーズ・ヨーグルト・スキムミルク・めざし
・わかさぎ・しらす干し・ワカメ・こんぶ・海苔
(含まれる栄養素)
カルシウム 骨ごと食べられる魚は鉄
3類・緑黄色野菜
・にんじん・かぼちゃ・ほうれん草・小松菜
(含まれる栄養素)
カロチン ビタミンB2 Cカルシウム 鉄
4類・野菜・果物
・だいこん・キャベツ・キュウリ・白菜・りんご
・なし・ブドウ・イチゴ・みかん
(含まれる栄養素)
ビタミンB1・B2・C
5類・米・穀物
・米・パン・スパゲティ・うどん・そば
・じゃがいも・さつまいも・さといも
(含まれる栄養素)
炭水化物 いも類はビタミンC
6類・油脂
・サラダ油・てんぷら油・バター
・マーガリン・ラード・マヨネーズ・ドレッシング
(含まれる栄養素)
脂肪