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 今年もこのページを充実(?)させようと、投稿句の中で私が掲載されたらいいなと思うお気に入り句を載せることにします。
 今年は、1月末から旅に出ますので4月末までは投稿できません。その間せっせと書き溜めて一気に投稿しようと思いますが、さてその内何句が載るのやら。
 そんなこんなで、今年は目標を立てないで気楽に句作りをします。

掲載句

 3月01日  仲畑貴志選      今のところ51点(次は招待席に向けて)
 やってみな棚田守れの都会人(秀逸) 山口 英 智 郎

 地球一周の旅に出る前に仕込んでおいたのが、丁度乗船中、柳友からのメールで知ったような次第。
 船の中ではメールはできないと思っていたんだが、有線でもパソコン室でできることが分かり、しかも、こちらが契約しているプロバイダーのメールもできると分かってすぐのことだった。
 船内では、通信環境がよくなく、通信料も高いので接続は必要最小限に留めていたから、まさか掲載されているとはつゆ知らず、それも秀逸だったから驚いてしまった。
 しかしながら、棚田は写真を撮る分にはいいかもしれないが、そこで作業ということになると、まず、機械が入らないので大変ではある。
 1月12日  仲畑貴志選      今のところ46点(次は招待席に向けて)
 「生きてるか」いうよに今朝も子のメール 山口 英 智 郎

 今やメールの全盛時代。
 何でもかんでもメールで済ませようとする傾向が強い。緊急でなければ、相手のどういう状況であろうと、勝手に送ることができるので重宝であることは確かだ。
 しかし、親にとっては、メールより、電話より、実際に面と向かって話し合いたいことが山ほどあるはずだ。

 1月01日  仲畑貴志選      今のところ45点(次は招待席に向けて)
 正月に家族集まるだけでいい 山口 英 智 郎

 昨年の末、12月は掲載句はないやと落ち込んでいたら、今年の正月句に目出度く掲載されているではないか。
 一番驚いているのは本人じゃないかと思う。
 正月句の思い出と言えば、投稿し始めた頃は正月句を事前に出すものとは知らないでいたら、元日に掲載句が正月句のオンパレードで驚いて、「正月のネタが元旦載る不思議」という句を出したことがある。
 その句は目出度く、3月の初めに末席を飾ったので、また、驚いてしまった。
 それ以外にも、1年越しに「何かこうわくわくしないお正月」という正月句が掲載されて驚いたことがある。


7月のお気に入り投稿句


 先日の新聞を見ると、役員の報酬で、億の金を貰った人のことが載っていた。
 昨年も、日産のゴーン社長が10億位の金だったと思うが、今年もそれ位になるということだ。
 世の中不況、不況、それに震災、とりわけ原発事故で経済は冷え切っているというのにこの有様だ。
 原発がなければ、多くの企業が海外展開して、国内は空洞化するとの話がまことしやかに語られているが、これまで原発があっても、安い賃金を求めて多くの企業が海外へと出て行った。多くの労働者が首を切られ、派遣労働者も増えていった。
 日産は、ゴーン社長による容赦ないリストラで、空前の利益を上げ、その見返りに多くの報酬を懐に入れたという。

   ・リストラの度に報酬上げる役員(ひと)

6月も掲載なし。3ヶ月連続掲載ないと焦ってくる。

6月のお気に入り投稿句


 今回の福島原発の事故で、「想定外」、「直ちに健康には影響がない」という言葉が、責任逃れをするためによく使われている。
 それにしても、この間「想定外」と言われる事態は、以前から警告されていたことで、今に始まったことではない。
 また、およそ科学者たるもの、いとも簡単に「想定外」という言葉を使うべきでなく、自分の力及ばなかったことについては謝罪すべきであり、事態の収束に全精力を傾けるべきではないのか。
 「直ちに健康には影響がない」ということについても、ではこれからどうなるのか、疫学的に検証できるようにデータの蓄積と、被害者への治療と補償は十分すべきであろう。

   ・直ちには被害ないから不安増し


 原発は国策と言い、いつの間にやら全国で54基も建てている。それも、同じ所へ何基も増設している。
 今回の事故のあった福島第一原発は6基もあり、別に離れた所に福島第二原発があり、こちらには4基ある。いずれも関東一円に電気を供給するための発電所というから話が変だ。こういう事態になっている事を事故になって初めて知る人が多い。
 それにしても、過疎地の片田舎の人間に膨大な金をつぎ込み、安全は国と電力会社が保証すると言ったからそこに住む少数の地元住民の意向でできたような代物で、その是と否は全国民に図ったことなどない。
 安全神話が崩壊した今、この事故を機に、原発を全廃し、再生可能な自然エネルギーへと転換する方向性を打ち立てておかないと、またぞろ経済発展のために必要だ等と言ってきそうだ。現に、九州では経済界がそんな発言をしてきている。

   ・原発の是・否を俺には聞いてない

4月、5月はほとんど投句していないので、掲載は当然のことない。

5月のお気に入り投稿句


 福島原発の事故の原子炉の中の状態、冷却水がどうなっているのか、高濃度汚染水の漏出、・・・と、政府や東電を通じて出されるが、どうもコロコロと変わって信頼がおけない。
 これまでも、何かと東電は顰蹙を買ってきたのにこの有様だ。
 原子力発電は、発電時CO
を排出しないと盛んに宣伝してきたが、今、こういう事態にになって、事故処理ではどうしてもCO出さざるを得まい。
 どれだけ出すようになるか、積算しておくといい。

   ・原発の事故処理で出すCO


 4月下旬まで船上にいたので、この空白は大きい。
 今はせっせと作っているつもりだが、どうしても上関原発に関わっているせいか、震災のよる原発事故の句が多くなる。
 それにしても、こういう地球規模の事故となっても、まだ原発にしがみつく連中がいるのが信じられない。
 東電なんか、データを小出しにしては、実は、・・・、ということが多い。
 今回、事故の責任をとって社長が一人退任するが、これまでの経過からすると、何故会長が辞めないのか不思議でならない。
 補償金を捻出するために、役員報酬を減額したり、賃金カットをするようだが、被災者のレベルからすると、まだまだという感じだ。

   ・自己保身組織防衛民はあと


 最近野党だけでなく、与党内部からも評判の悪い菅総理。
 内閣不信任案を出そうかというところまで来ている。
 やること為すことが、後手後手の思い付きだからという面もあろうが、自民が残した原発が未曾有の大事故になったというせいもある。
 しかし、この難局を乗り切れる代わりの人はいるんだろうか。それなしに、あーだ、こーだと言っても始まらない。例え菅総理を辞めさせても、これまでと同様、短期間でまた首を挿げ替えるだけになってしまう。

   ・何故言えぬ菅に代わってオレがやる


 とうとう浜岡原発は停止になった。
 東海地震の起こる確率が高いせいでもあるが、「想定外」で済ませている福島原発事故の影響は否定できない。
 今度それと同じように原発事故が起こると、責任回避する「想定外」という言葉は使えない。
 さてどうするか。
 結局、浜岡原発は当面停めるしかない。そう菅総理は結論づけたようだ。
 では、原発の新増設はどうなるんだろうか。
 菅総理はエネルギー政策そのものを白紙にして見直すと言っている。

   ・「想定外」二度と切り札使えない


 竹の子が今年は遅い。
 地球一周旅行から帰ってからようやく生え出したようだ。
 竹林に行ってみると、穴が彼方此方空いている。
 イノシシの仕業だ。
 一番美味しい初物をどうも喰ったようだ。

   ・初竹の子東を向いてシシが喰い


 あれほどの事故を起こしながらも、日本の電力の1/3を賄っているという理由で、いまだに原発は動いている。
 しかし、これは事実ではあるが、発電能力からすると原発以外の停止中の発電施設が原発の発電量以上にあるから作られた1/3といえる。
 多くの人が原発なしに暮らしたいと思っているが、この1/3というまやかしの事実に惑わされて、再生可能な自然エネルギーの選択へとすぐには向かわないようだ。
 今、経済界はこぞって原発の電気なしにはやっていけないと事あるごとに言っている。そして、東電を潰してはならじと免責も必要だと言っている。
 今回の事故は想定外だと言い、そして事故の後始末は国でと泣きつく始末。ここで責任逃れを許したら、推進派はまたほとぼりが冷めた頃できもしない安全な原発を売りこんでくるに違いない。

   ・車ならリコールもんだぜ原発は

3月に1句秀逸で入選

1月のお気に入り投稿句


 私が青春切符を使ってよく行く温泉は、「美人湯」と言われて評判をとっている。
 私がこんな「美人湯」や「子宝湯」に行っても関係はないが、ぬるぬる湯で気持ちいいのは確かだ。
 美人湯の女将も若い時なら薄化粧で済ませたにしても、寄る年波には勝てず、顔面全体を塗りたくることになる。

   ・美人湯の女将がしてる厚化粧


 
2011年がスタートした。
 今年の正月は全員集合とはならなかったものの総勢10人で新たな決意をして新年を迎えた。
 今現在孫は4人だが、今年の6月にはもう一人増えて5人となる。できれば男の子が生まれてほしいがこればかりは私の意のままにならない。
 これからは好好爺に徹し、広い心で接したいものだ。

   ・子と孫を広い心で包み込む