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1本の傘を様々に駆使して難関を突破していく、横スクロールアクション ライフ制 |
ストーリー
バカ田大学の後輩に連れ去られた、ハジメちゃんとママを助け出すため、バカボンのパパは、単身 バカ田大学へ乗り込んでいくのであった・・・ |
レビュー (ファミコン版)
漫画家 赤塚不二夫とゲームの関係を考えた場合、メガドライブの「おそ松くん
はちゃめちゃ劇場」や「爆伝 アンバランスゾーン」の印象が強いため、「赤塚ゲーに良作ナシか?」と考えられる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
このゲームは、よくデキてます。
ちなみに、マークIII版のバカボンも、よいデキだとの話。
ゲームを始めて、まず感じたのは、もったりとした操作感。
他のアクションゲームと違って、キビキビと動いてくれません。
まぁ、いい歳した おっさんが主人公だから・・・と諦めてプレイしてると、どうやってもダメージなしでは越えられないトゲのある窪みが。
その後に、回復アイテムが出るので、もしかしてこれって、
純粋なアクションゲームではなくて、
解き方を探していくパズルアクション?
と、思ってしまったのですが、いろいろやってるうちに、走れるということに気付き、やっぱり普通のアクションゲームなんだということに落ちつきました。
しかーし、走れるといっても、マリオやソニックのようにガンガン進めるのかというと、全く違います。
このゲームは、パターンのある仕掛けをタイミングを計って
くぐり抜けて行く、スピードや爽快感とは、ほぼ無縁のゲームです。
しかも、動きの遅さがそれに拍車をかけています。
ブロックにしがみついて必死によじ登ったり、腹巻から傘を出し入れするバカボンのパパの姿は、見てて微笑ましいのですが、実際には全くムダな その動作の時間も頭に入れて、仕掛けをクリアしていかないといけないので、馴れないと――いや、馴れたとしても、かなりイライラします。
おまけに、ダメージを受けた時の無敵時間が短く、いつ終わったのかもわからない上、またもや動きの遅さのため、1つのミスで2つ、3つとライフを削られることは、日常茶飯事です。
他にも、ボタン操作のタイミングがシビアだったり、当たり判定がデカかったりして、イライラ感は、10倍、20倍増し。
さーらーに、タイミング重視のゲームだからといって、タイミングを見過ぎていると、タイムアップになるという、まさに「落ちついて急げ」という、キビシーゲームです。
いや、ただ単に、私がヘタなだけなのかもしれませんが・・・
と、いろいろと悪いところばかりを挙げてきましが、なぜか、このゲームには、
ついコンティニューさせてしまう、不思議な魅力があります。
「ああ、あそこでうまくやってりゃ、絶対クリアできたのに!!」
と、クリアできないレベルではないのに、ちょっとした操作ミスの積み重ねがゲームオーバーにつながる。
でも、何度もプレイしていく内に、今まで もたもたとしか動けなかったトコロが楽々とクリアできるようになるのは、不思議な気持ちです(けど、クリアできなかったトコロのイライラ感の方が勝ってて、気持ちよくも何ともないんですけどね(笑))。
バカボンのゲームということで、バカゲーかと思いきや、そうとは言い切れない感があります。
ポーズ音が「レレレのレ〜♪」だったり、
アイテムのラーメンを食べる時にチャルメラの音が鳴ったり、
大学内にサーカスがあったり(同好会?)、
忍者屋敷があったり(これも同好会?)、
壁に何気に渦巻きが描いてあったり、
ジムで大車輪や前転を延々と続ける
おにいさんなんかは、
バカではありますが、バカボンの世界としては、何の違和感もない上、
イラつく機会の方が多いため、おバカな障害物の数々も、単なるイヤらしい障害物と認識され、バカゲー感が損なわれている感じがします。
いいんだか、悪いんだかわかりませんが、アクションゲームとしては、充分 遊べるものになっていますので、機会があれば、ぜひプレイしたみてください。
ジャンプ | Aボタン |
傘をさす | Bボタン ジャンプ中にもさせますが、ジャンプの頂点を過ぎて落下に入ると、させなくなります。 傘をさしている時は、走れません。 詳しい使い方は、下に書いときました。 |
走る | 右か左を押してから、Bボタン 少し走ると急に止まれなくなって厄介なので、 Bボタン連打で、だましだまし走ったほうがよい場合もあります。 |
ほふく前進 | 縦に1キャラ分の隙間があるところでは、自動的に、 それ以外の場所では、斜め下を押す。 しっかり下を押しておかないと、立ち上がってしまうので注意が必要。 |
つかまる | 角の真下か、離れた場所から右か左を押しながら、ジャンプする。 落下中でも、つかまる場所があれば、つかまることができます。 |
這い上がる | つかまっている時に、上ボタンを押しつづける |
身体を突っ張って登る | 横に2キャラ分の隙間がある場所で、壁に触れるように、右か左を押しながら、ジャンプ。 上まで登ると、頭のある方の角につかまります。 |
腕立て上がり | 1キャラ分の隙間に落ちそうになると、両側に腕を突っ張って止まるので、上を押し続けると上がれます。 時間の無駄になるだけなので、隙間はジャンプで確実に渡りましょう。 |
落下傘 | 傘をさしたまま、高いところから下りると、ゆっくりと落下して、体力が減らずにすみます。 でも、タイミングをはかるのが面倒な場合は、使わない方がいい場合も? |
綱渡り | 張ってあるロープの上などは、傘をさすと、落ちずに渡ることができます。 |
高飛び | 傘を棒高跳びの棒のように使って、飛び越えられない壁を飛び越えます。 助走をつけないと、ただ真上に跳びあがるだけになります。 できる場所は限られています。 |
振り子ジャンプ | 背景の壁に、傘を引っ掛けられるような棒がある場所に ジャンプするか、落下中に通過すると、そこに傘の柄を引っ掛けて、振り子のようにスイングを始めます。 その時にタイミングよくAボタンを押すことで、遠くに飛ぶことができます。 失敗すると、下に落ちます。 これを使いこなせないと、大ボス戦で苦労します。 |
フェンシング | 中ボスとの闘いの時は、自動的に傘を構えて、上段、下段に突き攻撃ができます。 ジャンプはできますが、走れません。 |