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「光」に追われたモンスターたちが復活し、人間の領域に侵攻しはじめた時代、一人の少年が14歳の誕生びを迎えた。 はじめて剣を持つ喜び、不安・・・。 その思いを胸に、少年は勇者への一歩をふみだした。 これから、大いなる運命に導かれることも知らずに・・・。 |
システム
トップビューのファンタジー・アクションRPG。 剣による攻撃の他、ジャンプ、押す、持つ、などのアクションができ、さらに、仲間の動物の組み合わせによって、いろいろな効果が発揮される。 経験値はなく、アイテムを取ることによって、パワーアップしていく。 |
レビュー
ゼルダの伝説に似ているということですが、私は、FC版のゼルダしかやったことがないので、二番煎じという印象はありませんでした。
動きが軽く、滑らかで、動かしているだけで楽しくなってきます。
砂浜に残る足跡には、感動すら覚えてしまいました。
グラフィックや作り込みが非常に丁寧で、素晴らしいです。
また、ステージもバラエティに富んでいて、砂漠から、氷の城、火山、雪国、天界、海底など色々あり、またそこに色々な仕掛けがあって、プレイヤーを飽きさせません。
パズル的な要素が強い部分もありますが、仲間の組み合わせや、新しく覚えたアクションで、道を切り開いてゆく感覚は、嬉しくもあります。
ストーリーの方も、ただ、悪いヤツを倒すなどという安易な物ではありません。
ある事件によって、動物や植物の言葉が理解できるようになった主人公。
しかし、それと引き換えに、人間の言葉がわからなくなってしまう。
その失われた言葉を取り戻すため、主人公は動物たちを仲間にして旅をする。
しかし、その先々で耳にする、動物たちの訴え、人間達の身勝手さ、時に自分がモンスターになってしまうことで、勇者から理不尽にも殺されそうになってしまったり・・・
悪とは何か、
正義とは何か、
人間とは一体何なのかを考えさせられるお話です。
そして、ラストまできて、ようやくゲームタイトルの「新世紀」の意味が理解できるはずです。