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社会科見学で東京タワーへ来ていた獅堂光。彼女はそこで、龍咲海・鳳凰寺風の2人と出会います。そのとたん、タワーはまばゆい光に照らされ・・・気がつくと3人は、異世界「セフィーロ」に召喚されてしまいました。 そこには、危機が訪れていました。セフィーロの『柱』であるエメロード姫が、幽閉されてしまったのです。かつて、姫を守り、助ける立場だった神官ザガートの手によって・・・。 |
導師クレフによって、自分だちが、なぜ召喚されたかを知った光・海・風。エメロード姫を助けるための、彼女たちの冒険が始まろうとしています。 |
システム
トップビューのファンタジー・アクションRPG。 攻撃方法、魔法の異なる3人をうまく使い分けて、ストーリーを進めて行く。 経験値はなく、イベントやアイテムを取ることによってパワーアップしていく。 |
声の出演
レビュー
ゲームは、東京タワーから始まり、導入部分は原作とほぼ同じといっていいでしょう。
全体的なシナリオも、大まかな部分は原作を踏襲していますが、プレイしてみると、違ったお話になっていることに気づきます。
登場人物も、原作同様の面々で、シナリオが変わっているので、オリジナルキャラも登場します。
ビジュアルシーンもありますので、原作、アニメのファンだった方なら、やって損はないでしょう。
と、今まで原作との比較を書いてきましたが、ゲーム自体も非常に丁寧に作ってあって、アクションも比較的簡単ですので、女性の方でも充分に楽しめると思います。
グラフィックもドット絵で美麗に描かれ、どうして最近のゲームは、ポリゴンにばかりこだわるのかと疑問に思うほど、微に入り細に入り美しい世界を表現してくれています。
ホント、なんで最近は、ポリゴンばかりなんでしょう?
アクションは、シナリオの途中で、スポ根バリの特訓を受けたりして身につけるのですが、このノリがまた楽しかったりします。
そして、身につけたアクションや魔法を使って、道を切り開いていく場面や仕掛けもたくさん用意されていますので、飽きることはないでしょう。
それから、セーブすると、それまでの状況を3人がそれぞれ絵日記につけてくれるので、それを読むだけでも楽しいですし、その時その時のキャラの心情を理解するのも、感情移入の助けになってよいと思います。
この絵日記には、通し番号がついてるのですが、イベントごとにセーブしないと見られないので、セーブしないで見逃すと結構悔しかったりしますね。
でも、ラスボスとの戦いは、なんで、シューティンなんでしょう?
ま、真神で、さらに巨大な敵と戦うとなると、こういう方法が最良だったんでしょうけどね。
でも、ちょっと物足りない感じです。
もっと熱い戦いが欲しかった・・・
ですが、総合的に見ても、「キャラゲーは、斯く作るべし」といったお手本になるほど、よくできたゲームだと思います。
もちろん、キャラゲーではなくとも、楽しめるゲームになっていることは、言うまでもないでしょう。
このゲームが楽しかったという人は、同じサターンの「リンクルリバーストーリー」が同系のゲームになっていますので、オススメです。