はなまる 大幼稚園児 (スーパーファミコン版) |
移動は、トップビュー、戦闘はサイドビューのコマンド方式。 主人公や敵の状態を数値ではなく、グラフィックやメッセージで表現する、ファジーパラメーターシステムを採用。 |
アイテムを得る事で行動範囲が広がっていくタイプだが、探索型RPGなので、ある程度の自由度がある。 弱い敵の場合には、戦闘を省略することもできる。 アイテムとアイテムを合体させて、違ったアイテムを作ることもできる。 |
ストーリー
―ここは様々な生き物たちが住む不思議な世界― 私たちが学校で知識を身につけるのと同じように、ここでは「魔導」の力を学校で学んでいました。 |
そして、この魔導村にも「魔導士」になることを夢見ている少女がいました。 さて、アルルは無事に魔導幼稚園を卒業することができるでしょうか? |
レビュー
さて、「魔導物語」のスーパーファミコン版は、初代「魔導物語」の直前からのお話で、卒園試験を受けるための認定書を手に入れるために、7つの秘石を探す冒険に出ます。
しかし、このシリーズ、玉とか石とか集めるの好きですねぇ・・・ しかも卒園試験を受ける認定書を手に入れるために、8つ揃えると なんでも願いが叶う石を集めるなんて、なんか間違ってません? まぁ、幼稚園児の考えることではありますが・・・ |
今回の冒険の舞台 |
このゲームは、「魔導物語」と言うよりも、「ぷよぷよ」のキャラを使ったロールプレイングゲームと言った方がいいです。
このゲームで「魔導物語」的なところといえば、ファジーパラメーターシステムだけですから。
ともあれ、ゲームを始めて思ったのは、移動時のマップが見づらいという事です。 これは、アルルの体力などをグラフィックで表現するために、画面の下
3分の1を占領しているからです。 |
それからダンジョンが、使い回しというか、似たような場所が多いんで、わかりにくいということです。 ところで、ぞう大魔王の遺跡がギーガーっぽく見えるのは、私だけでしょうか? |
あと、戦闘なんですが、サターン版をやった後なんで、特にそう感じたんでしょうけど、体力と魔導力を表現するための踊りがカクカクしてて、動きが
かったるいです。
まぁ、昔のゲームなんで、それを責めちゃいけませんが、もうちょいとなんとかして欲しかったです。
ただ、製作スタッフもそれを考慮してか、弱い敵ならば、戦闘が始まる前に、L、Rボタンを押せば、戦闘を省略できるようになっています。
これはぜひ、他のRPGなんかでも採用して欲しいシステムですね。
ともあれ、いろいろと欠点を書いてきましたが、全体には、普通に遊べるデキになっています。
ノリはほのぼの系ですし、「ぷよぷよ」でお馴染みのマンザイも見れますので、アルルの歯に衣着せぬ物言いや、「魔導物語」や「ぷよぷよ」のノリやキャラが好きな方は、充分に楽しめると思います。
例えば今回のアルルは、子供のドラゴン相手とはいえ、
これと言って欲しがってない物を無理やり考えさせて取引を強要し、
「大人がよくやってるやつ」という理由で正当化するところなんざぁ、
末恐ろしいガキ以外の何者でもありません。
これくらいでないと、「魔導士」にはなれないんでしょうか?
このゲームのオリジナル要素としては、
ももんがに乗って、今まで行った所に飛んで行けたり、
アイテムでマップのスイッチを押したり、小さな穴に入るために小さくなったりできることですね。
こういうのは、「ゼルダの伝説」とかの影響だったりするんでしょうか?
ところで、このゲームにも、カーくんは、登場します。
カーバーンクルって、世界に1匹だけかと思ったら、いっぱいいたんですね。
今回 登場のサタンは、5匹もカーバンクルを飼ってました。
ドラコケンタウロスが、3人いたのも、ちょっとショックでしたけど・・・
で、ある場所でカーくんに会う事ができると、その後、戦闘中に時々現れて、カーくんダンスを披露してくれたり、調子のいいときは、カーバンクルビームで敵を攻撃してくれたりします。
でも、サターン版ほど強くはありませんので、あしからず。
そういえば、このゲームのぷよって、弾けないんですよねぇ。 やられると、ぐったりとしなびて、まるでぷよらしくありません。 なんか、別の生き物になっているようです。 やっぱ、ぷよは、弾けないとかわいくないですよ・・・ |
さて、エンディングでは、今まで冒険してきた場所をアルルが走りまわったり、プレイ中には見られないアクションでドジって、NG集みたいになってるのは、なんか新鮮で楽しかったです。
その後は、魔導音頭とでも言うべき音楽で幕を閉じる訳ですが、なんで和風なんですかねぇ?
魔導音頭で、ヨヨヨイのヨイ♪って感じで、ほのぼの感は、たしかにありましたけどね。
ちなみに、このゲームの取説の最後には、「はなまる着せ替え大作戦」と称して、アルルとオリジナルキャラのデビル君の着せ替え付録がついています。 興味のある方は、ぜひ入手してみてください。 |
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