No.118
★★★★★☆☆☆☆☆☆★★★★★☆☆☆☆☆☆★★★★★
はじめから英文法
週刊
☆☆☆☆☆☆★★★★★☆☆☆☆☆☆★★★★★☆☆☆☆☆☆
◎英文法の基礎からもう一度やってみよう!
===================================================================== では、前回の復習問題です。
●問題 次の各文が直接話法なら間接話法へ、間接話法なら直接話法へと書き 換えましょう。
1.
She says that she didn't see him. 彼女は彼には会ってないと言っている
2. She
said, "I don't feel good." 彼女は「気分がよくない」と言った
3. Everybody said, "He
should go." みんなが「彼は行くべきだ」と言った
4. She asked, "What kind of music does
Ryuichi like?" 彼女は「隆一はどんな音楽が好きなの」と尋ねた
5. I said (that) he
would succeed. 私は彼が成功するだろうと言った
※ says [セ(ズ)] ※発音に注意 feel good
(気分がいい、元気がいい) kind [カ(ィンド)](名)(種類) What kind of 〜? (どんな種類の〜) succeed
[サ(ク)・シ'ー(ド)](動)(成功する) 名詞は success [サ(ク)・セ'(ス)]
答えは最後に← クリックするとジャンプします
--------------------------------------------------------------------- ==== ▼ PR ▼
========================================================
日本語→英語の順で
『シャーロック・ホームズで英語を楽々マスター』 少しずつ読んできます。 http://www.syatyu.com/shop/073/h20464/
========================================================
▲ PR ▲ ====
まずは、前回の「話法の転換」に関して簡単な補足を。 前回の例文で、
She asked,
"Where does he work?" 彼女は「彼はどこで働いているの」と尋ねた
と直接話法で ask
を用いた文がありましたね。 ここは日本語だと、『彼女は「彼はどこで働いているの」と言った』とも言う こともできますよね。
英語も同じで、上の文の直接話法なら
She said, "Where does he work?" とすることもあります。
但し、これを間接話法にする際には、"
"の中は「疑問文」だったので、 動詞は say でなく ask を用いて下さい。
[直接話法] She said, "Where does
he work?" ~~~~ → [間接話法] She asked where he
worked.
~~~~~ (日本語でもこの場合は「言った」ではなく「尋ねた」と言う方が一般的です からね) 人によっては、複雑だと思う人がいらっしゃるかもしれませんが、あまり考え 過ぎないで下さい。(日本語と似たような感じの部分なので…)
<今回のテーマ> ======================================================================
話法の転換(2) ======================================================================
前回、「話法」ということで動詞は
say と ask を用いました。 実際に話す言葉を用いた " " を使った直接話法では 主語 + say, 主語 + ask,
という形を元に説明していきました。
今回は前回のような 主語 + say, 主語 + ask,
のように「〜が言った、」 「〜が尋ねた、」という形に加えて、
「〜が…に言った、」「〜が…に尋ねた、」と話す相手側を含んだ言い方を紹 介していきます。(前回は「誰に」言ったのかは問題にしていなかったので す)
では、まずは前回の例文をもう一度使って「誰に」言ったのかも表す文を作っ てみましょう。
She said, "I want some bagels.
→ She said to him, "I want some
bagels. ~~~~~~ 彼女は“彼に”「ベーグルが欲しい」と言った
She asked, "Where
does he work?"
→ She asked me, "Where does he work?"
~~
彼女は“私に”「彼はどこで働いているの」と尋ねた
“彼に”“私に”の部分は前回なかった所です。これが加わったことによって say には to
him が、ask には me が付くことになります。
○ say to 人 :人に言う ※
人の部分の代名詞は目的格で say to me, say to her は
(○) say me, say her は(×)なので注意
ask
人 :人に尋ねる say と逆で ask to 人 となると(×)です
say の場合には前置詞の to
を伴うことを覚えておいて下さい。 (say の方だけ覚えておけば、ask はその逆で to
は要らない、のだとすぐに 思い出せます。)
==== ▼ PR ▼
========================================================
★━━━━━━━━━━━━━━━━┓
自分は素直なだ・集中力がある、 ┃ 英会話ヒアリング催眠CDセット ┃
という方には特にお勧めです!! ┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛ CD10枚版で ¥16800 ♪ 新たに【ブリッジ・リスニング
】を無料追加!! 【送料・税込】 今なら特典付き→ http://ww5.tiki.ne.jp/~karz/adv/hearing.htm
========================================================
▲ PR ▲
====
では、今回は「誰に」言うのか、「誰に」尋ねるのか、という語句が加わった 直接話法の文を間接話法に変えてみます。先ほどの例文を引き続き使って、
She said to him, "I want some bagels. [直接話法] ~~~~~~~ → She told
him (that) she wanted bagels. [間接話法]  ̄ ̄
彼女は彼にベーグルが欲しいと言った
( told (言った)の時点と want (欲しい)のは「同じ時点」のことなので、 間接話法では
wanted と時制の一致が起こります)
上の直接話法では said to だった部分が、下の間接話法では told
の一語に なっていることを今回はよく確認しておいてください。
ask を使った文は次のようになります。
She asked
me, "Where does he work? [直接話法] ~~~~~ → She asked me where he
worked. [間接話法]  ̄ ̄ ̄
彼女は私に彼がどこで働いているのか尋ねた
(時制の一致により、work → worked になります)
asked me
は「そのまま」asked me です。後は前回と同じく、「疑問詞 +主 語 + 動詞」という語順です。 (前回の例文に単に me
が付いただけですね)
○ 直接話法 say to 人 → 間接話法 tell 人
ask
人 → ask 人
覚えるのは、say to 人 が tell 人
へ変わる方です。 例えば、直接話法で say to him だったところが間接話法では tell him とい う形になります。 ( ask
人 の場合は間接話法にしても「そのまま」ask 人
ですから、特に覚 える必要はありませんね)
====[ ▼PR ]========================================================
●○本物の英会話を“無料”で体験できます●○
世界の「リンガフォン」
http://ck.valuecommerce.ne.jp/cgi-bin/ck.pl?sid=s0028402&pid=p0003592
●受講者数40万人を突破!
『スピードラーニング』 1日5分!
http://ck.valuecommerce.ne.jp/cgi-bin/ck.pl?sid=s0028402&pid=p0005107
========================================================[ ▲PR ]====
それでは、例文を紹介していきます。say
to 人 の場合に注目して下さい。
She said to us, "He wears a wig."
[直接話法] 彼女は私たちに「彼はカツラをしている」言った
→ She told us (that)
he wore a wig. [間接話法] 彼女は私たちに彼がカツラをしていると言った
wig
[ウィ(グ)](名)(カツラ) wear a wig
で「カツラをする」 wear[ウェ(ァ)]―wore[ウォ(ァ)]―worn[ウォー(ン)]
(動)(着る、身に着けている)
間接話法では said to が told に変わるのがポイントです。また「時制の一 致」により wear
の過去形の wore を用います。
I said to him, "What sport do you like best?"
[直接話法]
私は彼に「スポーツは何がいちばん好きですか」と言った
→ I asked him what sport he
liked best. [間接話法] 私は彼に何がいちばん好きなスポーツなのか尋ねた
日本語の「スポーツ」は sport の複数形
sports のことです。ここは単数の まま用います。
※ 直接話法では say to を用いて「言った」とする場合がありますが、"
" の中身は疑問文ですので、間接話法では ask を用います。
I asked Ms.Rinda, "When will you
give it back?" [直接話法] 私はリンダさんに「いつそれを返してくれるんですか」と尋ねた
→ I asked
Ms.Rinda when she would give it back. [間接話法]
私はリンダさんにいつそれを返してくれるのか尋ねた
ここでは、will が時制の一致により would に変わります。 また、上の直接話法での
you とは Ms.Rinda のことですから、間接話法では she
となることに注意して下さい。
====[ ▼PR ]========================================================
■■■■■
絶対お得! これだけの激得企画は最後です
■■■■■ あの超ヒット商品「樹液シート」が、激得キャンペーンを実施中! 商品詳細 http://www.syatyu.com/shop/074/h20464
=======================================================[ ▲PR ]=====
◎今日のまとめ
○
直接話法 say to 人 → 間接話法 tell 人 say to が tellに ask 人
→ ask 人 変わることに注目!
※
人の部分が代名詞なら目的格
---------------------------------------------------------------------
◎問題の答え
1.
She says that she didn't see him. [間接話法] → She says, "I didn't see him."
[直接話法] 彼女は「彼には会ってない」と言っている
2. She said, "I don't feel
good." [直接話法] → She said (that) she didn't feel good.
[間接話法] 彼女は気分がよくないと言った
3. Everybody said, "He
should go." [直接話法] → Everybody said (that) he should go.
[間接話法] みんなが彼は行くべきだと言った
4. She asked, "What kind of
music does Ryuichi like?" [直接話法] → She asked (that) what kind of music
Ryuichi liked. [間接話法] 彼女は隆一はどんな音楽が好きなのかと尋ねた
5. I said
(that) he would succeed. [間接話法] → I said, "He will succeed."
[直接話法] 私は「彼は成功するだろう」と言った
※1. 間接話法の際の接続詞の that
は省略可能です。(口語ではよく省略さ れます) 2. 「時制の一致」により直接話法の don't の部分を間接話法では didn't
に します。 3. 「〜すべきだ」の助動詞 should は「時制の一致」の影響は受けません。 4.
「疑問詞」で始まる疑問文は「間接疑問文」にします。また、ここは「時 制の一致」が起こるので liked という過去形にします。 5. he
would succeed は時制の一致により過去形の would が用いられいるの で直接話法ならば反対に will となります。
|
No.119
★★★★★☆☆☆☆☆☆★★★★★☆☆☆☆☆☆★★★★★
はじめから英文法
週刊
☆☆☆☆☆☆★★★★★☆☆☆☆☆☆★★★★★☆☆☆☆☆☆
===================================================================== では、前回の復習問題です。 ●問題 (
)の中に適切な語をいれ文を完成させましょう。 また、文が直接話法なら間接話法へと、そして間接話法なら直接話法へと書き 換えて下さい。
1.
(1) He said, "I'm going ( ) leave Chicago."
彼は「シカゴを発つつもりです」と言った
(2) He said to me, "I'm going ( ) leave
Chicago." 彼は私に「シカゴを発つつもりです」と言った
2. She said to us, "He has a
vintage car which has three
wheels." 彼女は「彼は3つの車輪のあるクラシックカーを持っている」と私たちに言っ た(3つの車輪のある車→三輪車)
3. He
( ) her ( ) he would bring the book back to her.
彼は彼女の元に本を返すことを彼女に言った
4. I said to her, "He had better cut his nails of
little fingers." 私は彼女に「彼は小指の爪(つめ)を切ったほうがいい」と言った
5. A stranger said
to him, "Where ( ) the subway station?"
見知らぬ男が「地下鉄の駅はどこですか」と彼に言った
※ leave [リー(ヴ)]― left ― left vintage
[ビ'(ン)・ティ(ジ)](形)(年代ものの) 日本語の「ビンテージ」 wheel [(フ)ウィー(ル)](名)(車輪)
「ホイール」のこと bring back (戻す、持ち帰る) bring back to 〜;〜に戻す nail
[ネ(ィル)](名)(つめ・爪) finger [フ'ィ(ン)・ガー] little finger (小指) ※
問題文は手にはそれぞれ爪や指があるので nails、finger
と複数形になっています subway [サ'(ブ)・ウェ(ィ)](名)(地下鉄)
stranger
[(スト)レ'(ィン)・ジャー](名)(見知らぬ人、(場所に)不慣れな人)
答えは最後に← クリックするとジャンプします
--------------------------------------------------------------------- ==== ▼ PR ▼
========================================================
【体験版CDを毎月プレゼント中】
■■ここだけの■■
「あるある大事典」「特命リサーチ」でも紹介された ■■ 特典あり ■■
科学的英語訓練法がここにある ■■■CHECK!■■■ わずか12時間で外国語が聞き取れるように! └→ http://ww5.tiki.ne.jp/~karz/item/magic.htm
★★マジックリスニング★★ ¥49,800
(分割払い可)
======================================================== ▲ PR ▲
==== これまで見てきたように間接話法では「時制の一致」について考える必要があ る場合がありますが、今回はこの「時制の一致が起こらない」場合について取 り上げていきます。
<今回のテーマ> ======================================================================
時制の一致の例外 ======================================================================
前回、前々回にも出てきましたが、No.87でも説明した通り、should
や would like to などの助動詞には間接話法にしても時制の一致が起こりません。
○ must, should,
would like to, had better, used to など、
もともとが過去形の形で使われていたり、 過去形を持たない助動詞は変化しない。
・[直接話法] She
says to me, "I would like to take part in Athens Olympic."
彼女は私に「アテネオリンピックに参加したい」と言っている
take part in 〜 (〜に参加する) Athens
[ア'・ス(ンズ)](名)(アテネ)
[間接話法] → She tells me that she would like to take
part in Athens Olympic. 彼女は私にアテネオリンピックに参加したいと言っている
・[直接話法] She
said to me, "I would like to take part in Athens Olympic."
彼女は私に「アテネオリンピックに参加したい」と言った
[間接話法] → She told me that she would like to
take part in Athens Olympic. 彼女は私にアテネオリンピックに参加したいと言った
上2つの文は動詞 say
と tell ですから「現在形」の文です。対して下の2 つの文は said と told
なので「過去形」です。 下の過去形の間接話法ではふつうは「時制の一致」を考える必要があるのです が、ここでは助動詞は全部 would like to
で全く変化していないですね。 (例えば、もしここの助動詞が will だったら一番下の過去形の間接話法の文 では時制の一致が起こって will →
would と変化します)
would like to という助動詞は、would だけ見れば過去形の形をしているので すが、would
like to とひとまとめになるとこれで現在形の助動詞なのです。 (例文: I would like to buy a new car.
新しい車を買いたいです)
こういった助動詞の場合には「時制の一致が起こらない」のでした。
------------------------------------------------------------
これをふまえて、今回は「時制の一致の例外」について紹介していきます。
次の場合には時制の一致が起こりません。
○
時制の一致の例外
1.不変の真理・格言 2.日々の習慣や現在も変わらない事実
3.歴史的事実
詳しくすれば上のように挙げられますが、取りあえず「真理」「習慣」「歴 史」と代表的なものをまずは覚えておいて下さい。
では例文を紹介していきます。
She said , "The earth is bigger than the moon." [直接話法]
彼女は「地球は月よりも大きい」と言った
earth [アー(ス)](名)(地球)
→ She said (that) the
earth is bigger than the moon. [間接話法]
~~ 彼女は地球は月よりも大きいと言った
普通ならば「時制の一致」が起こるので下の間接話法の文になると、is
は was になります。 しかし、The earth is bigger than the
moon.(地球は月より大きい)というの は「不変の真理」です。 過去も現在も(そして未来も)、どの時点でも今と同じ様に「いつも」地球の方 が大きいのです。そんな時には「現在形」のままでよいのです。
例えばこれを時制の一致が起こって
She said (that) the earth was bigger than the moon. とすると said
と言った過去の時点で「地球は月より大き かった」の意味になります。こうなると今はそうではないという意味を含んで きてしまうこともあるのです。
過去 現在 ――●――――――○―――― 実際には「現在も」地球は月より大き She
said いので、the earth is bigger という the earth was
bigger 「現在形」でよい。
では、次は「習慣」の場合です。
He said to me, "I
play tennis every Sunday morning." [直接話法]
彼は私に「僕は毎週日曜の朝にテニスをしている」と言った
→ He told me (that) he plays tennis every
Sunday morning. [間接話法] ~~~~~
彼は私に毎週日曜の朝にはテニスをしていると言った
これは「毎週日曜の朝に」という「習慣」を表しています。これも先ほどの 「真理」の場合と同じで「いつも」日曜の朝にはテニスをしているのです。 「いつも」ですから、先ほどと同じように時制の影響を受ける必要がないので 間接話法にしても
he plays tennis
という「現在形」のままでよいのです。
===[ ▼PR ]========================================================= ┏━┓ ┃英┃:【ディズニーの英語システムで、お子さまが自然にバイリンガル!】 ┃ ┃:お子さまがご家庭で遊びながら自然に英語を身につけられるようさま ┃語┃:ざまな工夫がいっぱい。ディズニーキャラクターたちと一緒に楽しく ┗━┛:英語を習得できるシステムです。まずは無料サンプルをお試し下さい
http://ck.valuecommerce.ne.jp/cgi-bin/ck.pl?sid=s0028402&pid=p0004383
========================================================[ ▲PR ]====
では「歴史」を表している文を紹介してみます。
The book said, "Minamotono Yoritomo established the Kamakura Shogunate in
1192." [直接話法] 本には「源頼朝は1192年に鎌倉幕府を開いた」と載っていた
the book says
(本に載っている・書いてある←本が言っている) establish
[イ(ス)・タ'(ブ)・リ(シュ)](動)(創立する、確立する) shogunate
[シ'ョ(ゥ)・ガ・ナ(ト)](名)(幕府)
歴史とは過去のことですから直接話法のカッコ"
"の中は当然「過去形」にな ります。これを間接話法にすると、
→ The book said (that) Minamotono
Yoritomo established the Kamakura Shogunate in 1192. [間接話法]
~~~~~~~~~~~ 本には源頼朝は1192年に鎌倉幕府を開いたと載っていた
間接話法になっても established
と「過去形のまま」です。この場合は 「歴史」ですから「いつも」どの時点でも、私たちにとってそのことは過去の ことなのですね。だからこれは「過去形」のままでよいのです。
Galileo discovered the satellites of Saturn.
ガリレオは土星の衛星を発見した
discover [ディ(ス)・カ'・バー](動)(発見する) satellite
[サ'・テ・ラ(ィト)](名)(衛星) Saturn
[サ'・タ(ン)](名)(土星)
これも「歴史的事実」ですね。これも私たちにとっては「いつも」過去のこと ですから、
He
says (that) Galileo discovered the satellites of Saturn.
彼はガリレオが土星の衛星を発見したと言っている He said (that) Galileo discovered the satellites of
Saturn. 彼はガリレオが土星の衛星を発見したと言っていた
このように says でも said の時でも同じく
discovered
という「過去形のま ま」です。
以上より、はじめに紹介した「時制の一致の例外」は次のように表されます。
○
時制の一致の例外
1.不変の真理・格言 ―┐ 2.日々の習慣や現在も変わらない事実
―┴― 「現在形のまま」
3.歴史的事実 ――
「過去形のまま」
覚える際には、歴史的事実は「過去形」だと覚えておいて下さい。それ以外は 「現在形」と覚えておくのが簡単でいいのではないでしょうか。
------------------------------------------------------------ ◎今日のまとめ
○
時制の一致の例外
1.不変の真理・格言 ―┐ 2.日々の習慣や現在も変わらない事実
―┴― 「現在形のまま」
3.歴史的事実 ――
「過去形のまま」
---------------------------------------------------------------------
◎問題の答え
3.だけが「間接話法」から「直接話法」への書き換えで、それ以外はすべて 「直接話法」から「間接話法」への書き換えになります。
1.
(1) He said, "I'm going (to) leave Chicago." [直接話法]
→ He said that he was
going to leave Chicago. [間接話法] 彼はシカゴを発つつもりであると言った
(2) He said
to me, "I'm going (to) leave Chicago." [直接話法]
→ He told me (that) he was
going to leave Chicago. [間接話法] 彼はシカゴを発つつもりであると私に言った
2. She said
to us, "He has a vintage car which has three wheels."
→ She told us
(that) he had a vintage car which had three
wheels. 彼女は私たちに彼は三輪車のクラシックカーを持っていることを言った
3. He (told) her (that) he
would bring the book back to her.
→ He said to her, "I'll bring the book
back to you." 彼は彼女に「本はあなたにお返しします」と言った
4. I said to her, "He had
better cut his nails of little fingers."
→ I told her (that) he had
better cut his nails of little fingers.
私は彼女に彼は小指の爪(つめ)を切ったほうがよいと言った
5. A stranger said to him, "Where (is) the
subway station?"
→ A stranger ask him where the subway station
was. 見知らぬ男が地下鉄の駅はどこなのか彼に尋ねた
※1. be going to do
で「〜する予定だ」「〜するつもりだ」になります。 (1) say だけならそのまま say を用い、(2)の say to 人 の場合には tell
を使って、tell 人 にします。I とは「彼(he)」のことを言っています から、間接話法では I → he へ、そして「時制の一致」で I am の
am を was に変えます。 2. which は「主格」の関係代名詞です。(先行詞は a vintage car) has
は共に時制の一致により had にします。 3. say to 人 → tell 人 となりますから、逆に tell 人 → say to 人
に置 き換えます。that 以下の he would bring the book back to her の部分は時 制の一致の逆で、would
は will にします。また he は I へ、 her とは you に当たります。 4. had better
は時制の一致の影響を受けないので変化しません。 5. " "の中は疑問文ですから、間接話法では尋ねる形の ask を用います。 Where
is the subway station? は間接疑問文に変えます。
|
No.120
★★★★★☆☆☆☆☆☆★★★★★☆☆☆☆☆☆★★★★★
はじめから英文法
週刊
☆☆☆☆☆☆★★★★★☆☆☆☆☆☆★★★★★☆☆☆☆☆☆
===================================================================== では、前回の復習問題です。 ●問題 次の二つの文が同じ意味になるように( )の中に適切な語をいれ文 を完成させよう
1. He
said to me, "Light travels ( ) faster ( ) sound."
彼は私に「光は音よりはるかに速く伝わる」と言った → He (told) me light (travels) (much) faster (than)
sound.
2. He said to her, "I ( ) to play tag in the park."
彼は彼女に「その公園でよく鬼ごっこをしていた」と言った → He ( ) her ( ) ( ) to ( ) tag in the
park.
3. She said to him, "What do you want?"
彼女は彼に「君は何が欲しいの」と言った → She ( ) him what ( ) ( ).
4. She said to
us, "I jog around the castle for ( ) hour
every morning." 彼女は私たちに「毎朝城の周りでジョギングを1時間しています」と言った
→ She ( ) us
( ) ( ) around the castle for ( ) hour every morning.
5.
Yesterday's NHK said, "The Tokugawa shogunate ( ) the country except
Holland in the Edo period." [動詞は close
を使って] 昨日のNHKで「徳川幕府は江戸時代にはオランダを除いて鎖国をしていた」と 言っていた
→ Yesterday's NHK
said ( ) The Tokugawa shogunate ( ) the country except Holland in the
Edo period.え
※ travel [(ト)ラ'・ヴァ(ル)](動)(伝わる、進む、旅行する) sound
[サ(ゥンド)](名)(音) tag [タ(グ)](名)(鬼ごっこ) play tag :鬼ごっこをする jog
[ジャ(グ)](動)(ジョギングする、ゆっくり走る) castle [キ'ャ・(スル)](名)(城) shogunate
[シ'ョ(ゥ)・ガ・ナ(ト)](名)(幕府) close the country (鎖国する ← 国を閉める) except
[イ(ク)・セ'(プト)](前)(〜を除いて) Holland [ハ'・ラ(ンド)](名)(オランダ) period
[ピ'(ァ)・リ・ア(ド)](名)(時代、期間)
答えは最後に← クリックするとジャンプします
--------------------------------------------------------------------- これまで発音に関して sound
[サ(ゥンド)]のようにカタカナ表記で行ってき ましたが、そろそろ発音記号の表記にしようと思います。(正しい発音を身に つけるためには発音記号が読めるのはとても大事ですから) というわけで、今回からは発音について取り上げていきます。
<今回のテーマ> ======================================================================
発音記号(1) ======================================================================
まず発音は大きく分けると、次の2つに分けられます。 (もう何度も、マガジンでは出てきている言葉ですが)
○
母音(ぼいん) 日本語の「ア・イ・ウ・エ・オ」にあたる音。
子音(しいん)
発音の際に、舌・歯・唇などの器官によって
一時止められたり、じゃまされたりすることによって
発する音。
一応上のような定義を紹介しておきましたが、この母音と子音の定義はそんな に気にしないでも結構です。 日本語の「ア・イ・ウ・エ・オ」に近い音が「母音」、それ以外が「子音」だ と理解していれば十分です。
では今回はこの中の「母音」について、 特にその中でも日本語の「ア」の音に近いものを取り上げていきます。
これまではカタカナ表記だったので日本語の「ア」に近いの音は一つとして表 記してきました。
ところが!英語ではこの「ア」だけでも4つもあるのです。 (母音に関してはこの「ア」の発音がポイントになります)
例えばこれまでのカタカナ表記では同じ「ア」で表していたものでも、
apple [ア'・プ(ル)][ae'pl](りんご) up [ア(プ)][∧p](上へ) ox [ア(クス)][αks](雄牛)
alone
[ア・ロ'(ゥン)][∂lo'un](一人で)
※この発音シリーズが終わるまではこれまでのカタカナ表記のものと、 メルマガ用発音記号を併せて紹介していきます。(一部のカタカナ表記省略)
このように実際はそれぞれが違った記号になりますから、違う発音なのです。 日本語だとこれまで同じ「ア」としか表現できなかったのですが、実は英語の 「ア」には4つのパターンあったのです。
では、順に紹介していきます。
○
[ ae ] 「ア」の口をして「エ」の音を出す。
「ア」と「エ」の中間の音が [ae] の音になります。(発音記号も a と e
が 一緒になった [ae]
ですからね)
「ア」と「エ」を一緒に言うような感じで発音してみて下さい。
単語の例を挙げると、
angry
[ア'(ング)・リ」[ae'ngli](怒って), back [baek](後ろ、背中),
bad [baed](悪い), bag
[baeg](バッグ), glad [glaed](嬉しくて、喜んで),
cat [キャ(ト)][kaet](猫), hat
[haet](帽子), hand [haend](手),
have [ハ(ヴ)][haev](持つ), man [maen](男), plan
[plaen](計画),
sad [saed](悲しい), sand [saend](砂), stand
[staend](立つ),
family [フ'ァ・マ・リ][fae'm∂li](家族),
~~ animal [ア'・ナ・マ(ル)][ae'n∂m∂l](動物) などがあります。
~~ この中で[ ae ]の音が分かりやすいものでは cat (猫)があります。 普通に「ア」と発音してしまうと cat
が「カット」になってしまいますが、[ ae ]の音なので「キャット」になるのですね。
また以上の例のように、
※ [ ae
]の発音は a
の綴りになるものが多い
もちろん違う場合もこの他にたくさんありますが、このことを覚えておくとい いでしょう。
------------------------------------------------------------
○
[ ∧ ] 口はあまり開けずに舌を高くする感じの「アッ」
「あっ、そうか」の「あっ」の音
日本語の「あっ、そうなんだ」とか言うときの「ア」の音がこれです。 (この時はあまり口が開いてませんよね)
bus
[b∧s](バス), but [b∧t](しかし), cup [c∧p](カップ),
cut [k∧t](切る), country
[カ'(ント)・リ][k∧'ntri](国、田舎),
enough [イ・ナ'(フ)][in∧'f](十分な), jump
[d3∧mp](ジャンプする),
lunch [l∧nt∫](昼食), money [m∧'ni](お金), mother
[m∧'δ∂r](母),
much [m∧t∫](たくさんの), son [s∧n](息子), sun
[s∧n](太陽),
study [st∧'di](勉強する), such [s∧t∫](こんな),
under
[∧'nd∂](下へ), young [y∧ng](若い),
trouble
[(ト)ラ'・(ブル)][tr∧'bl](困難), ~~ wonderful
[ワ'(ン)・ダ・ファ(ル)][w∧'nd∂f∂l](すばらしい)
~~
綴りを見てみると、[ ∧ ]には次のような傾向があります。
※ [ ∧ ]は u, o, ou
の綴りになるものが多い
(もちろん例外があります。does [d∧z] とか blood [bl∧d](血)など)
○ [
α ] 口を大きく開いてのどの奥で「ア」の音を出す
[ ∧ ]は口をあまり開けませんでしたが、[ α
]は逆に大きく開けて「ア」の 音を出します。(だいたい指が縦に2本分くらい入るくらい口を開けます)
body
[バ'・ディ][bα'di](体), box [バ(クス)][bαks](箱),
copy [kα'pi][カ'・ピ](コピーする), hot
[ハ(ト)][hαt](熱い),
job [ジャ(ブ)][jαb](仕事), lot [ラ(ト)][lαt](たくさん),
not
[ナ(ト)][nαt](〜でない), shop [シャ(プ)][∫αp](店),
swallow
[(ス)ワ'・ロ(ゥ)][swα'lou](ツバメ),
want [ウァ(ント)][wαnt](欲しい),
dollar
[ダ'・ラー][dα'l∂r](ドル), ~~ holiday
[ハ'・ラ・ディ][hα'l∂di](休日)えい
~~ 日本語だと「オ」の音になっているものです。( body は「ボディ」、box は 「ボックス」、copy
は「コピー」など…)
実はこの[ α ]の音は全部、「オ」と発音しても構いません。ですから、body は「ボ'・ディ」、box
は「ボ(クス)」、copy は「コ'・ピ」などというよう になるのも間違いではありません。(この「オ」の音は [ ⊃
]で)
ちなみに「オ」の音で発音するのはイギリス式になります。
「オ」の音にもなる、というのは綴りを見てもらっても分かると思います。多 くの単語にアルファベットの
o の字が用いられていますね。
※ [ α ]の音は o
の綴りが多い
====[ ▼PR ]========================================================
■@■.■■ 女性必見! 「バストドロップ」 ■@■.■■ 雑誌やテレビ・ラジオでも話題沸騰。 ★ \16,000がなんと!\8,800です! 今ならほとんど半額!→ http://www.syatyu.com/shop/172/h20464
=======================================================[ ▲PR ]=====
では最後に、
○
[ ∂ ]
力を入れないで口を少し開いて、弱い「ア」の音を出す
今回の中で一番弱く発音する「ア」がこれです。口を少し開いて「弱く短く」 「ア」と言ってみて下さい。
では、次の単語の[
∂ ]の部分は弱く言ってみて下さい。
autumn [オ'ー・タ(ム)][⊃':t∂m](秋), ago
[ア・ゴ'(ゥ)][∂go'u](前に),
about [ア・バ'(ゥト)][∂ba'ut](〜について、約),
around
[ア・ラ(ゥンド)][∂ra'und](〜の周りに),
breakfast
[(ブ)レ'(ク)・ファ(スト)][bre'kf∂st](朝食),
famous [フ'ェ(ィ)・マ(ス)][fe'im∂s](有名な), God
[g∂d](神),
hundred [ハ'(ンド)・ラ(ド)][h∧'ndr∂d](100),
melon
[me'l∂n](メロン), woman [ウ'・マ(ン)][wu'm∂n](女性),
police
[パ・リ'ー(ス)][p∂li':s](警察),
octopus
[ア'(ク)・タ・パ(ス)][α'kt∂p∂s](蛸・タコ) ~
~ possible [パ'・サ・(ブル)][pα's∂bl](可能な),
~
(ちなみに about や around の [ au ][ア(ゥ)]というのも母音ですが、これ はまた次回に)
[ ∂
]の部分を弱く発音してもらえましたか? こうやって[ ∂ ]を弱く発音してみると、当たり前のことですが次のことが分 かります。
※ [
∂ ]は単語のアクセントのないところにある
今日紹介した family [fae'm∂li], animal
[ae'n∂m∂l], trouble [tr∧'bl], wonderful [w∧'nd∂f∂l], dollar
[dα'l∂r] holiday [hα'l∂di]を見てみてもアクセントは[ ∂
]の上にはないですね。
つまり逆に言えば、アクセントのない「ア」の音は[ ∂
]の場合が多い傾向に ある、とも言えます。 (すべてがそうではないですけど)
(ちなみに綴りに関しては[ ∂ ]の音には a, e,
i, o, u, ou
などいろいろ ありますから、覚える必要はないでしょう。)
<続く>
※ メルマガ上の発音記号は当マガジンでのオリジナルの記号になります。
http://ww5.tiki.ne.jp/~karz/sym/symbol2.htm こちらをご確認になって、実際の発音記号と比較しておいてください。
====[ ▼PR ]========================================================
■@■.■■
話題沸騰! 噛む化粧品 「リンクルガム」 ■@■.■■ ただいまプレゼント実施中!→ http://www.syatyu.com/shop/155/h20464
=======================================================[ ▲PR ]=====
◎今日のまとめ
○
[ ae ] 「ア」の口をして「エ」の音 綴りは a が多い
○ [ ∧
] 「あっ、そうか」の「アッ」の音 綴りは u, o, ou が多い
○ [ α
] 口を大きく開いてのどの奥で「ア」の音 綴りは o が多い
○ [ ∂
] 弱く短い「ア」の音
単語のアクセントのないところにある
---------------------------------------------------------------------
◎問題の答え
1.
He said to me, "Light travels (much) faster (than) sound." → He (told) me
light (travels) (much) faster (than) sound.
彼には私に光は音よりもかなり速く伝わると言った
2. He said to her, "I (used) to play tag in the
park." → He (told) her (he) (used) to (play) tag in the park.
彼は彼女にその公園でよく鬼ごっこをしていた言った
3. She said to him, "What do you want?" → She
(asked) him what (he) (wanted). 彼女は彼に何が欲しいのか尋ねた
4. She
said to us, "I jog around the castle for (an) hour every morning." → She
(told) us (she) (jogs) around the castle for (an, one) hour every
morning. 彼女は私たちに毎朝城の周りでジョギングを1時間していると言った
5. Yesterday's NHK said,
"The Tokugawa shogunate (closed) the country except Holland in the Edo
period."
→ Yesterday's NHK said (that) The Tokugawa shogunate (closed)
the country except Holland in the Edo
period. 昨日のNHKで徳川幕府は江戸時代にはオランダを除いて鎖国をしていたと言っ ていた ※ 1. 比較級を強めるのには much
を用います。 「不変の真理」なので時制の一致は起こらないので現在形の travels のまま です。 2. used to do
で「よく〜したものだ」の意味です。used to は時制の一致の 影響を受けません。 3. 話の内容が疑問文なので、間接話法では say を ask
に変えます。 4.「日々の習慣」ですから時制の一致が起こらないので現在形の jog のまま です。(主語は she ですから3単現の -s
を付けます) 1時間は an hour または one hour です。 5. that
は接続詞です。歴史的事実なので時制の一致は起こらないので「過去
形」のままでよいのです。
|