バックナンバー室(6)No.16〜No.18
 
No.16

では、前回のマガジンでだした問題です。

●問題
1.「あなたは高校生ですか」は英語でなんと言うのでしょうか
2.それに対する答え、Yes、No の場合は、どう答えるのでしょう

1.あなたは高校生です、は  You are a high school student.  ですから、be動詞 の are を前に出せばいいんですね。

  Are you a high school student?      これは簡単ですね。

2.は気を付けないと間違う可能性があります。
Yes, you are. No, you are not (=aren't).としたら、おかしいんです。

「あなたは高校生ですか」とたずねてられた時、「はい、あなたは高校生です」などと、答えることはまずありませんね、日本語で考えても、状況的におかしな問答になってしまいますから、英語でも同じです、ここは当然、「私は」で答えるのが普通でしょう。

ですから、「あなたは」と聞かれたら、「私は」で答えて、

  Yes なら  Yes, I am.
  No なら   No, I am (=I'm) not.   と答えればいいんです。

今回はこのようなことをもう少し練習していきましょう。
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<今回のテーマ>
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                                                       be動詞 の疑問文(2)
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前回で、疑問文の作り方、答え方は一通り、理解できたと思います。
今回は、始めに取り上げた問題のように、すこーし考えて、もう一度見ていきましょう。

you には、「あなた」と一人をさす場合と、「あなた達・方」と二人以上(複数)をいう場合があります。
「あなた」の場合は、

  Are you a basketball player?      と、聞かれたら、

  Yes, I am. または、No, I am not (=I'm not). です

basketball [バ’(ス)・キッ(ト)・ボー(ル)](バスケットボール)  player [(プ)レ’ィ・アー](選手)

「あなた達」の場合だと、

  Are you basketball players?     「あなた達」はバスケットの選手ですか

あなた達、という問いかけですから、答えは「私たち」になるはずです。ですから、

  Yes, we are.
  No, we are not (aren't).    と、なります。

前回、Is Ryuichi Sakamoto a musician? の答え方は、Ryuichi Sakamoto を he に置き換えて、
  Yes, he is.  No, he is not (=isn't).にするといいました、(女性なら、もちろん she となります)

これと同じように、

  Is this a guidebook?       これはガイドブックですか
  Is that a guidebook?       あれは〜

guidebook [ガ’ィ(ド)・ブッ(ク)](ガイドブック)

と尋ねられたら、答え方は、this や that を繰り返すのをさけて、これを it に置き換え、

  Yes, it is.
  No, it is not(isn't).            こうなります。

「人」ならば、2回目以降は she や he に、「物」ならば it に置き換えるのが普通です。
(日本語でもそうしますから)

では、this や that の複数形、these、those はというと、

  Are these shortcakes?      これらはショートケーキですか
  Are those shortcakes?      あれらは〜

shortcake [シ’ョー(ト)・ケィ(ク)](ショートケーキ)

(私は甘いものは、そんなに好きでもないです、ケーキならモンブランかな、余談)

と聞かれたら、these、those は複数形ですから、
  they  「彼ら、彼女ら、それら」(人・物の複数形)に変えて

  Yes, they are.
  No, they are not(aren't).   としてやればいいんです。
 

ややこしいと、感じる方もいるでしょうが、ゆっくり考えれば分かることですね。いずれは、慣れてくるので大丈夫です。

では、最後に、 I am a Japanese.  わたしは日本人です

Japanese [ジャ・パ・ニ’ー(ズ)](日本人)

これの、疑問文はというと、
  Am I a Japanese?

そして答え方は、
  Yes, you are.
  No, you are not(aren't).

これで、確かに間違いではないですが、何か変ですよね。

そう、自分は○○ですか、なんて尋ねるなんて、それじゃあ、「ここはドコ、わたしはダレ」状態ですから、そんなに使う場面はないですね。

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◎ちょっとだけ英会話 〜あいさつ編〜

毎回、すこしずつ会話表現を紹介していきます。ここでは、文法はそんなに考えずすすめましょう。

自分の名前は言えるようになりました、では、隣に誰かがいたら、
その人のことも相手に紹介してあげましょう。

  This is Mr.Been.   こちらは、ミスター・ビーンさんです

Been の綴りは、あっているかどうかは知りません。(見たことないんで)

  This is 〜 は「これは〜です」という意味でした、

このように、人の紹介にも使えます、

もっとも人のことを言うので、これは、より「こちらが」とした方がいいですね。

  Mr. の 反対、女性を表すのは、Ms. [ミ(ス)] です。

ちなみに、未婚の女性を Miss [ミ(ス)] 、既婚の女性を Mrs. [ミ・シ(ズ)]と言い分けることもあります。                                                                                                                                (END)
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No.17

では、前回の復習問題です。

●問題  (  )の中に適切な語をいれ文を完成させよう
1. Are you a student?  Yes, (   ) (   ).
2. Is this a money box?  No, (   ) (   ) (   ).
3. Are you baseball players?  No, (   ) (   ).
4. Are those my handkerchieves?  Yes, (   ) (   ).
5. Is Ms.machiko a teacher?  No, (   ) (   ).
 

※ money box [マ・ニ  バッ(クス)] money は「お金」box は「箱」ですから、money box で「貯金箱」です
  handkerchief [ハ(ン)・カー・チー(フ)](名)(ハンカチ)

名詞を複数形にする時、
語尾がf 、fe ならば、f を v にかえて es を付ける  (No.11)

ですから、handkerchief → handkerchieves となります

答えは最後に
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まあ、be動詞はとりあえず、ここらへんで置いといて、今回からはいよいよ「一般動詞」を取り上げていこうと思います。

<今回のテーマ>
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                                                      一般動詞
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まず、「動詞」とは、状態や動作をあらわす語です。
そしてこれは、今までやってきた be動詞と、これからやる「一般動詞」に別れます。

  「一般動詞」とは、「状態そのもの・動作」をあらわす動詞です。
 

  be動詞とは、「存在・状態」をあらわす動詞、であると以前説明しました。(No.5)ここで言う、「状態」は、まあ例文をあげると、

  I am happy.    I am fine. これらのように、(楽しい、元気な)「状態です」、というように、be動詞のあとは                                  その状態が「どんな状態」なのかを表す言葉がきます。

しかし、一般動詞はその語だけで、どういう状態なのかがわかるわけです。

例えば、「持っている」という状態は、have の一語で表せますし、「愛してる」なら love、「好き」なら like 、これらは一語で、どんな状態なのかが分かるんです。

また「動作」は動きがあることですから、例えば「走る」なら run、「行く」なら go、「止まる」なら stop などです。
 

と、まあ一通りは説明しましたが、別に覚えなくてもいいです、
学習を進めていけば、何を考えなくても自然に be動詞、一般動詞の使い分けは出来るようになりますから。

では、本格的な「一般動詞」の説明等は次回からにして、今回は「人称(にんしょう)」について、説明します。
(動詞の説明には、これをやっておいた方が説明しやすい項目もあるので)

まず、結論からまとめておくと、
今まで出てきた代名詞(I,she,they などなど)は以下のように分けることが出来ます。

              単数            複数
  一人称     I               we
  二人称    you            you

               he
  三人称   she             they(彼ら、彼女ら、それら)
               it

では、説明していきます。
「人称」を考える時(そのうち考えなくても分かるようになりますが)は、まず「登場人物」を考えて下さい。

一人称 ( I ) ・・・「私は」という場合、その場面での登場人物の最低登場数は一人です。
        (通常は、話す時には相手がいるじゃないかと、つっこまないように、日記やエッセイを書いたりす        る時は一人ですから)
             だから、一人称、と考えてください。

二人称 (you) ・・・「あなたは」という場合は、「あなた」を指す「相手」と、その発言をする「私」、が最低登                  場数です。ですから、二人称です。

三人称 (he,she,it)・・・ he を例にとって言うと、「彼は」という場合、登場人物は話題になっている「彼」と、
                発言をする「私」そして、それを聞く「相手」の3人が、最低登場数となります。
                ですから、3人称です。

そして、これらはすべて「ひとり」のことを言っていますから、「単数」です。

ですから、それぞれを一人称単数( I )、二人称単数(you)、三人称単数(he,she,it)といいます。

◎特に、三人称単数(he,she,it)だけは覚えておいて下さい。

複数については、すでにやっていますから、同様に、
一人称複数(we)、二人称複数(you)、三人称複数(they)となります。

これも、先ほどのように説明することもできます。

一人称複数(we)・・・「私たち」と複数なので、登場人物はひとりではないですが、「私たち」を1グループと                    考え、グループ単位で数えると、最低登場数は1グループ、
                    ですから一人称、グループなので、複数。

二人称複数(you)・・・同様に、最低2グループです。

三人称複数(they)・・・同様に、最低3グループです。

まあ、今日のところはすべて覚える必要もないんですが、「三人称単数(he,she,it)」この言葉は知っておいて下さい。
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◎ちょっとだけ英会話 〜あいさつ編〜

毎回、すこしずつ会話表現を紹介していきます。
ここでは、文法はそんなに考えずすすめましょう。

今回は、相手の名前をたずねる表現です。

  May I have your name, (please)? あなたの名前を聞かせていただけますか

may [メィ](助動)(〜してもよいですか、許可を求める時に使います)
have [ハ(ヴ)](動)(持つ)
your [ユ(ァ)](代)(あなたの)     my は(私の)を表します
name [ネィ(ム)](名)(名前)
please [(プ)リー(ズ)](動)(どうか、どうぞ)  これを付けると丁寧な表現になります

  What's your name, (please)?   あなたのお名前は

what's [(ホ)ワッ(ツ)]= what is [(ホ)ワッ(ト)  イ(ズ)]
what は「何?」と尋ねる時に使う語です。

もし、こう聞かれたら、自分の名前を言えばいいんです。
  I am ○○.
  My name is ○○.  (No.15)

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◎問題の答え 1. I am  2. it is not  3. we aren't 4. they are  5. she isn't

※1.「あなたは?」と尋ねられたら、答え方は当然・・・
  3. players と複数形ですから、「あなた達は」と尋ねています
  2.4.5. 同じ言葉を使うのを避けて、代名詞に置き換えます 「人・物の複数形」は they です。

全部正解したでしょうか?                                                            (END)
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No.18

では、前回の復習問題です。

●問題
1. 3人称単数の代名詞と言えば?(3つ)
2. 3人称複数の代名詞と言えば?

今回はこれだけ、今回は答えはナシです
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<今回のテーマ>
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                                                 一般動詞の文
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では、今回は、一般動詞を使った文を作っていきましょう。

英語の基本は、主語の次は動詞、です、この前までやっていたbe動詞のところが、一般動詞に変わっただけですから、

  I study English.    私は英語を勉強します

このような語順になります。主語 I の次に動詞 study がありますね。「主語の次は動詞」です。
そして、何を勉強するかというと、それが後の English 英語、なんですね。これが英語の順番になります。
日本語は「私は英語を勉強します」と、動詞は最後に来ることが多いですが英語は始めに、動詞を持ってきます。

では、like を使って、別の文を作っていきましょう。

  We like music.    私たちは音楽が好きです

主語 We の次に、動詞の like が来ています。そして何が好きかというと、music が好きなんです。
 

  You have eight watches. あなたは八つの時計を持っている
 

これも同じですね、主語の次に、動詞です。何を持っているかというと、watches、時計(複数)です。

have [ハ(ヴ)](動)(持つ)
watch  最後が ch で終わっていますから複数形には es を付けます。

you は単数も複数も同じですから、文に使われている語句、前後の文との関係、その時の状況などから、どちらなのかを、考えます。
(この場合はどちらともとれますが、単数として訳しています)

では、これらの文の主語を I、you、 we、 they、いろいろと変えて自分で文を作っていきましょう。
(簡単すぎますけど)

まずは、主語の次に動詞が来るこの感覚を身に付けることが大事です。

出来れば、English、music、watches もいろんな単語に変えていけるといいですね。

さあ、今回は、he、she、it、三人称単数の代名詞が登場しません
でした、それは、なぜかと言うと・・・(次回へ)
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◎ちょっとだけ英会話〜あいさつ編〜

毎回、すこしずつ会話表現を紹介していきます。
ここでは、文法はそんなに考えずすすめましょう。

英語で話していて、相手が何を言ったかわからないことも、あるで
しょう、そんな時、相手にこう言って聞き返せばいいのです。

  Pardon?     えっ、(もう一度言ってください)

pardon [パ’ー・ダ(ン)](許し)

丁寧にいう時は、I beg your pardon.  といいます。

beg [ベッ(グ)](動)(請う、求める)

また、Excuse me.[イ(クス)・キュー(ズ)  ミー]  すいません、(もう一度言ってください)

このようにも、言えます。  excuse (動)(許す)

Pardon? や Excuse me. は覚えやすい表現だと思います。                       (END)

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