基礎です。これは築窯の場所によりますが私の窯はわりと湿気が多いように感じたものですから、ユンボで築窯場所を掘って、湿気、水気を逃がすために石などを埋めました。昔から築窯場所は山の北側、つまり窯は南側を向いているわけなので日当たりの良く、風が山の下方から吹いて来る場所(窯焚きの時、風が窯の下から吹くと薪がよく燃え窯が焚きやすい)です。基本的に窯はよく乾燥した場所がいいのですが、青磁など還元を強くかける物を作りたい場合は少し湿気があった方が調子がよいようです。還元は普通炭酸ガスでかけますが炭素より水素の方が還元が掛かりやすいためです。
まずグリ石(直径20cm位の縦長の石)を立ててならべていきます。
次にグリ石の上にバラスを15cmくらいの厚さになるようまきます。
バラスの上に15cmくらいの厚さになるよう砂をまきます。
最後に砂の上に土をのせます。そして、このあと土をよく締めるため、大きな木の切り株などで土を何度もたたきます(私はユンボを使いました)。出来れば何ヶ月か野ざらしにして土が自然に締まるように出来ればベストだと思います・
窯が築けるよう窯の構造に合わせて土を削ります。それぞれの部屋の床の段差に合わせます。屋根も自分で作りました。