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No.36 洋服ダンスの中に広がる驚くべき光景・タンスに飲み込まれた少女キャロン



1967年8月21日。イギリスのドーセットシャーのプーレルという街に、ウォールという一家が住んでいた。ウォール家ではこの日、一人娘のキャロンが7歳の誕生日を迎えたので、家でパーティを開いていた。

キャロンは、お母さんからフランス人形と、真珠の指輪をプレゼントしてもらって、大はしゃぎであった。だがちょっと、はしゃぎ過ぎてしまい、キャロンはテーブルに置いてあった、赤いブドウ酒の入ったグラスをひっくり返してしまい、着ていた白いレースのドレスにこぼしてしまった。

キャロンは、汚れた服を着替えようとして、洋服ダンスの扉を開けた。だが、その洋服ダンスの中を見たとたん、そこにいた者達は全員驚きの悲鳴を上げた。

洋服ダンスの中には、いつも入っているような服など何もない。代わりに奇妙な空間が広がっている。何か古ぼけたビルのある光景がそのタンスの中には映っていたのだ。

次の瞬間、キャロンの身体はそのタンスの中に引き込まれるようにして消えていった。全員あっけにとられて、わけが分からない。だがキャロンは、この家から、今、目の前で消滅してしまったのだ。


そしてこの同じ日の8月21日。場所は変わってカナダのトロント市の、ある場所で奇怪な出来事が起こった。建設会社の人たちが、古くなったビルを取り壊すために現場にやってきて、そのビルの一室のドアを開いた瞬間、見知らぬ少女がいきなり飛び出してきたのだ。

誰もいないはずのビルからいきなり飛び出してきた少女・・。建設会社の人たちは、迷子か行方不明者ではないかと思い、すぐに警察に連絡して少女を引き取ってもらった。警察が駆けつけて来て少女の名前を聞くと、それはイギリスで、タンスの中に吸い込まれていったキャロン・ウォールであった。

すぐにイギリスに国際電話をかけて、キャロンの両親に問い合わせたところ、
「その少女は、フランス人形と真珠の指輪を持っていますか?そして服装は、白いレースの洋服を着て、その服が赤いブドウ酒で汚れていませんか?」

と聞かれて、まさしくイギリスで消えたキャロンであることが確認された。この事件は1967年にイギリスのBBCテレビで放送され、大変な反響を巻き起こした事件である。



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