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No.65 出没するリンカーンの霊・幽霊列車とホワイトハウスでの出来事



アメリカのリンカーン大統領は1865年4月14日の夜、フォード劇場で観劇(かんげき)中に暗殺された。リンカーンといえば、自分の死を夢で予知していたという話が有名であるが、リンカーンにまつわる霊的な話はまだ他にも存在する。

まずその代表的なものが幽霊列車と呼ばれるものである。
リンカーンは暗殺されてから葬儀が行われた後、その遺体はワシントンからイリノイ州の墓地に特別列車に乗せられて送られた。その際、列車は各駅に8分間ずつ停車し、それぞれの駅で人々がリンカーンに別れを告げることが出来るように配慮された。

そしてそれから何年も経った、ある年の4月27日の夜。ニューヨーク中央鉄道のある駅に、突然暗闇の中から列車が出現し、音もなく駅に近づいてきた。リンカーンの遺体を運んだ、あの葬送列車である。


列車が駅に到着すると、どこからともなく葬送曲が聞こえ、線路の両端には黒い吹流しがたなびいている。
突然構内に軍服を着た兵士たちの亡霊が現れ、リンカーンの遺体の入った柩(ひつぎ)をかつぎ上げて列車の中に運び込む。

列車の一両には、ガイコツで編成された演奏家の一団も乗っていたという。そしてしばらくしてから列車は音も立てずにスーッと駅を発車していった。

この列車の到着と発車は多くの駅員が目撃しており、いちがいに幻覚と片付けることも出来ない。この幽霊列車は、この一度だけではなく、何度も目撃されたという報告も上がっている。


また幽霊列車だけでなく、ホワイトハウスにもリンカーンの幽霊は出現している。

オランダのウィルヘルミナ女王がホワイトハウスの「バラの間」に宿泊した時、夜中、誰かがドアをノックするので起きてドアを開けてみると、そこにはリンカーンの幽霊が立っていたのでショックで気を失ったという話もある。

また、32代大統領ルーズベルトの時代、その職員のエバンズ嬢が二階の寝室に入ると、その部屋のベッドには男が腰掛けていた。男は、型の古い黒いコートを着て長靴を履いているところだった。

男の姿を見た瞬間エバンズ嬢は金縛りにあい、しばらくして男がスーッと消えるまで身動き出来なかったという。後で思い出してみると男の顔はリンカーンそのものだったことに気づき、背筋がぞっとしたという。



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