1959年、ゴビ砂漠。中国とソ連の合同チームで組織された生物学の探検隊が、砂岩に刻まれたクツ跡の化石(岩についた足跡のへこみ)を発見した。

その化石は何百万年も前のもので、クツ跡を横切るように、何列も刻み目があった。その刻み目(ギザギザ)は、一列あたり7つ。また、縦方向にも何本か筋が走っており、まるで登山靴の底のようだった。

人類が地球上に現れたのが約150万年前と言われているから、明かに人類の足跡ではない。

また、同様のものとして、1968年にアメリカのユタ州で発見された化石は、カンブリア紀(約5億7000万年前~5億年前)のものだったが、この地層から発見された、三葉虫の化石を含んだ石にもクツ跡のようなものがついていた。

このクツ跡の長さは約25cmで、つま先の部分は約8cm、かかとの部分で約7.5cm。かかとの厚さは約1cmあった。そして、まるで履き古したクツのように外側が浅くなっているのが確認出来た。5億年前といえば人類はおろか哺乳類さえいない時期である。

三葉虫は、クツに踏まれてつぶれたまま化石になっていたのだから、明かに自然に出来たものではない。

また「世界奇現象大百科」によると、このような、時代にそぐわない足跡は世界の各地で発見されているという。

イギリスのウィンダーミア湖の近くではオルドビス紀(5億年前~4億4000万年前)の地層から、同じく足跡の化石が発見されているし、アメリカ、ネバダ州のオパール鉱山では長さ3.8cmという、超小型の足跡が発見されている。

この足跡は、大きさこそ異常に小さいものの、はっきりとその形を保ったまま化石化しており、どう見てもクツの跡にしか見えないという。

また、クツの跡だけでなく、素足の足跡も各地で発見されている。

・アメリカのニューハーモニーとセントルイスの間で、中生代の石灰石の中から発見。
・アメリカのウェストバージニア州のパーカースバーグ近郊で発見。これは長さ36cmの完全なる足跡。

・アメリカ、カンザス州バクスタースプリングスの砂岩から出た足跡。特にかかとの部分がはっきりと残っており、ギザギザ模様もついている。
・アメリカ、テキサス州のパルクシー川の中生代の石灰層で発見された、長さ52cmの足跡。

何億年もの昔には、人類はおろか、同じくらいの大きさの足を持つ動物さえ存在していない。その時代に、サンダルか、かかとのついたクツで踏んだとしか考えられない足跡がいくつも見つかっているのは、宇宙から知的生命体が降り立ったとしか考えられないだろう。


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