平成17年8月15日(月)青海省の省都「西寧」へ降り立つ
  15時15分、西寧飛行場へ到着、朝8時15分上海を飛び立ってやっとの 到着である。小雨の中、降り立った飛行場は山々に囲まれた寂しいものであ った。それにしても、ずいぶん遠くへ来たもんだ。荷物を受け取り飛行場前 よりバスに乗る(16元)、乗客は5名。他の多くの人たちは迎えの車で行 ってしまったようである。
  約20分で西寧市内へ、さて宿を決めなくては、バスを降り駅に向かって 歩きはじめる。途中の龍源賓館へ飛び込む。「有房間?」1泊100元、2泊 をお願いする。そして16日の「青海湖1日旅遊」を申し込む(60元)。宿 は中庭があり、それを囲むように1楼から3楼まで、部屋は3楼の408号室 となった。荷物をとき17日の西寧から蘭州への列車のキップを買いに行く。 軟座(グリーン車)で50元、簡単に買うことができた。それにしても少し寒い、 小雨が降っているし、明日も雨であろうか。駅前で地図を買う。
  西寧は青藏高原の東部、黄河支流の河「湟水」に沿っている。海抜は約2300m、 大陸性高原乾燥気候で年平均気温は6.1℃、冬に厳寒なく夏に酷暑なく、天然の 避暑地と言われている。市の人口は約200万、青海省の省都である。
  まずは、イスラム寺院「東関清真大寺」へ、入口で入場料10元を支払う。 注意書きが中国語、英語そしてミミズに這ったようなイスラムの文字で書かれてある。 この寺院は青海省では一番大きなイスラム教の寺で約600年の歴史を持って いる。丸い柿を載せたような屋根を持った建物を抱えているイスラム寺院を訪 れるのは初めてである。人影もまばらな中庭はひっそりと静まり返っていた。 時間になれば、コーランを詠う声が響き渡るのであろうか!
  その後は小雨の中、少し寒さを感じながら町をうろつく。白いキャップを 頭にのせたイスラム系の人たちを多くみかける。さすがにここまで来ると雰囲気 が少し違う。

  16日朝7時まだ小雨が残っている中、青海湖へのツアーのバスに乗る。この天候 だと、今日の観光はどうなることか!

      ⇒⇒⇒「青海湖1日旅遊ツアー」をクリックしてください。

  夜は西寧の夜市を楽しむ。魚、肉、麺類、果物、アクセサリー、日用品・・・ 様々な物が屋台で売られている。串焼きでビールを楽しむ、その隣でデザートをいただく。 そうだ!お土産を探そう、今お世話になっている女性達へのお土産を買おう!ひととき屋台 ショッピングを楽しむ。
  冬虫夏草、変わった名前である。漢方薬のようだと思って見ていた。駅近くの路地 で白いキャップをかぶった男たちが冬虫夏草を取り引きしていた。蘭州の売店でその 売り場を見たが値段はピンキリである。帰国後調べたら、冬虫夏草は強壮剤として非常 に珍重されている。極上ものは、この青海省産のものらしい。キノコの一種で昆虫に寄生して育つようである。
  17日はいよいよ甘粛省の省都蘭州である。友達(5年前小学5年生だった男の子) に会えるであろうか、12時の発車まで西寧広場へ行く。青海民族文化展を見学する。
  12時12分私を乗せたT654次特別快速は定刻どおり西寧駅を発車した。再びこの地 を訪れることがあるだろうか!

  今年の行程を簡単にまとめてみました。

    14日:福岡→(中国東方航空)→上海浦東  上海1泊
              (魯迅公園そばの上海外語大学のホテル)
    15日:上海浦東→(中国東方航空)→西寧  西寧2泊
              (龍源賓館)
    16日:青海湖ツアーに参加  
    17日:西寧→(列車)→蘭州  蘭州3泊
              (華聯賓館)
    20日:蘭州→(中国東方航空)→上海
    20日:上海→(中国東方航空)→福岡

  次は「甘粛省の省都蘭州」です