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不思議な絵本を手に入れた主人公(ぼく)が、絵本の世界に飛び込んで、おかしくなった絵本の世界を救おうと、祭りの国・地底の国など様々な国を冒険していく。 一体、どうして絵本の世界はおかしくなってしまったのか? |
全編を彩る美しいファンタジック・グラフィックと、不思議な世界を体感できる素晴らしいミュージックが織り成す、“愛と勇気のファンタジック・ストーリー” |
システム
2Dマップ上で移動し、要所要所の3Dポリゴンシーンで、冒険をしていきます。 ポリゴンシーンで、ときどきアクションを要求されますが、落ち着いて行動すれば、決して難しいと言うほどのものではないと思います。 (といいがら、幻想の国のバケモノには、かなりてこずった私) |
レビュー(セガ サターン版)
絵本の世界は、いろんな国に分かれていて、特定の条件を満たせば、行き来することとが出来るようになります。
ただ、一方通行の場合もありますのでご注意を。(セーブが1つしか出来ないのと、エンディングを見ると、そのセーブデータが使えなくなるのは、つらいところですね)
お話の方は、「お使い式」ですが、何も考えずに人の言うことを聞くと、間違った選択をしてしまうことがありますので、自分の行動には、自覚と信念を持って行動してください。
この行動により、絵本の世界は決定してしまって、良くも悪くもなっていくわけです。
絵本は、後で読み返すことが出来ますので、ぜひすべての世界をハッピーエンドで終わらせましょう。
グラフィックに関していいますと、2D部分は、パステルカラーで非常にほのぼのした感じでいいです。
ポリゴンシーンでも背景なんかは、がんばってていいのですが、人物になるとこれが、イマイチ(サターン版)。主人公はよいのですが、トゥームレイダースのレイラも「まっつぁお」の女性キャラもいます。
違った意味で、夢に出てくるかもしれません。
ウサギなんて「なんじゃコリャ〜っ!?」って感じで、かわいくもクソもありませんが、それはご愛嬌と言うことで、自分の頭の中でテクスチャーを貼って、お好みに仕上げてください。
(といいながら、お好みに仕上げられなかった私)
個人的に1番の見所は、最終決戦です。
今まで一人で戦ってきた主人公でしたが、ラスボスの力の前には自分の無力さを思い知るだけ。ラスボスの弱点はわかっているのに、一人ではどうすることも出来ない。そこに現れた、たった1つの希望とは・・・。
これは、プレイしてみてのお楽しみです。ナイツのラスボス空間のような異次元な感じが、とってもいいです。
童話や児童小説には、青少年、少女育成のために、寓話的な部分がありますが、このファンタステップにも、そういったところがふんだんに盛り込まれています。
花や花の絵などがあったら、そこを調べてみましょう。
花の妖精が、あなたに大切なことを教えてくれます。
本当の愛とは?
本当の勇気とは?
そういったものを教えてくれるこのゲームは、名作であるといえるでしょう。
このゲーム、ほのぼのしてて簡単そうに見えますが、完全クリアするには、意外な落とし穴があります。
ヒントは、絵本になった時の「暗黒の国」の絵です。
ここで一句 「慌てる乞食はもらいが少ない」
「新・鬼ヶ島」(ファミリーコンピューター/スーパーファミコン)
「ナイツ」(セガ サターン)