初めてウエイトトレーニングを行う人が最初に疑問に思うのが、数ある種目の中で「どの種目をするのか」ということになります。

基本的には全身の筋肉群を行うのが理想ですから、身体をそれぞれの部分に分けて考えていきます。人間の筋肉は大半が身体の前後についており、それぞれが反対の動きをするようになっています。

押す動作の時に稼動する「胸」と引っ張る時に稼動する「背中」などは、その拮抗(きっこう)関係の最たるもので、「胸と上背」「腹筋と下背」「上腕二頭筋と上腕三頭筋」「大腿四頭筋と大腿二頭筋」といった形で身体が構成されています。

胸と腹筋だけを行って背中は全くしないとか、上半身だけを行って下半身は全くしないなどというトレーニングを行っていると、筋肉が発達してきた場合、カッコイイ体型というよりも異様な体型へと変化していきます。

ただ、それらは個人の美観の問題ということもあり、「下半身が細くて肩と胸が異常にでかい身体」を美しいと感じる人や、「腕だけを太くしたい」という人もいるわけですから、美しいか異様かは一概には言えませんが、基本的には身体のほぼ全ての部分をバランスよく行っていくというのが、トレーニングの理想です。

初めてトレーニングを行う人が最初に取り組む種目として推奨されているのが以下の8種目です。胸・肩・背中・大腿四頭筋・下腿三頭筋(カーフ)・上腕二頭筋・上腕三頭筋・腹筋の運動となります。

最初のうちは力の入れ方も要領もよく分からず、フォームも不安定となりがちですが、何日か何ヶ月か続けていけば段々とフォームも安定してきて力が入るようになります。ある程度慣れたと思う段階に入ったら、同じ部位でも違う種目に変えたり、更に新しい種目を加えてみたりしましょう。

肩・上腕三頭筋

背中上部

背中下部

大腿四頭筋・大腿二頭筋

下腿三頭筋(カーフ)

上腕二頭筋

腹筋

このページの先頭へ