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                新米日本語教師の日記(2009年11月2日〜)hh2010年


  《2月17日(水)》
  ひさびさに山歩きをした。日本にいるあいだ一度山歩きをしておきたかった。 山口県の名峰「東鳳翩山」に登った。今回は尾根歩きの長い板堂峠からのルートにした。
  2月の中旬、あと半月で3月であるが、かすかに雪がへばり付いた木々の登山道に春の気配はまだ感じることはできなかった。 しかし土の中に、木々の幹の中に春への鼓動を暖めているのであろう。素敵な冬の小道は、春には、初夏には、盛夏には、 秋には、晩秋にはどんな空間をみせてくれるのであろうか。いずれにしても春はすぐそこ!もうすぐ来る。
  頂上からの展望は素晴らしかった。こんなに見通しが良いのは、この季節ならではであろう。 東に雪を抱いた十種ケ峰、北に形のよい桂木山、西に下関の華山、南に大平山、右田ケ岳など360度 余すところなく山口県の山々が稜線を広げていた。
  帰国して20日間が過ぎ、そろそろスーホン(泗洪)の町が恋しくなってきた。張さん、黄さん元気してる? 来週、私は仕事場(居場所)スーホンへ発つ。3月1日から下学期の開始である。 自分のスタンスを見直し、気持ちを新たに情熱を込めて取り組んでみよう。 泗洪にも春は来る。春にはどんな色を見せてくれるのであろう。春から夏に向かって町並みは、 人々は、学生はどんな光景を見せてくれるのか楽しみである。   

  春を待つ小道