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                新米日本語教師の日記(2009年11月2日〜)hh2010年


  《3月6日(土)》
  3月春と言えど、まだまだ寒くここ数日の寒さは格別である。
  今週は3年生は「北国の春」で授業を行なった。冬休み前、この歌を私が歌って授業を終えている。ラジカセを持ち込みCDを聞かせ解説する。 「スーホンの春は?」と問えば白楊、藍天、軽風、青草、燕子、柳楊、 广玉蘭、迎春花、油菜、牽牛花など8組ではなかなか出てこなかったが、9組ではすっとでてきた。
  2年生は「むすんで・ひらいて」を歌い聴き取りをさせた後、て形の文型を使った文の作成を行なう。 歌詞を黒板に書かせると「むすんで ひらいて てを うって・・・」が「むすんで ひらいで てをうで・・・」となり、濁音、促音の 聴き取りが苦手である。文作りは、書かせると教科書と全く同じ文が出てくる。これはまずい!締めくくりは全員で、この歌を歌う。
  1年生は日本のお正月の紹介と、年月日の学習をする。日本の年月日は少しややこしい。これは毎回 少しづつ練習するしかなかろう。インターネットから正月の行事をプリントして黒板に貼り付け紹介する。 クラスによって反応が異なるが盛り上がる。
  2年7組でジャンケンゲームをやってみたが、クラスが大騒ぎになってしまった。ジャンケンポンは中国では 石頭・剪刀・布(シートウ・ジエンダオ・ブウ)意味は石・はさみ・布で日本のグウ・チョキ・パーに相当する。 いずれにしてもジャンケンポンの紹介はいいが、ゲームまではやりすぎであった。
  来週、3年生テーマは「て形」、歌は「少しは私に愛をください」、2年生テーマも「て形」、歌は「お寺の和尚さん」、 1年生テーマは「日本の行事の紹介」でいってみよう。   

  《3月7日(日)》
  徐州の兵馬俑へ行ってみた。朝8時のバスに乗る。2時間15分で南駅へ。南駅から汽車の駅へ行き、そこから「58附」のバスに乗り目的地へ。
  漢の祖「劉邦」の故郷は江蘇省徐州市沛県である。「項羽と劉邦」で有名な 劉邦である。項羽は楚の国(今の徐州)の将軍である。二人は時に協力し合い 時に反目しながらも、秦を倒すが、どちらかというと項羽に助けられたようである。最後は漢楚の戦いで劉邦が勝利し漢の 国を建てた(紀元前約200の話し)。そんな訳で徐州には漢文化の名所旧跡がたくさある。今回は楚王の墓と兵馬俑を見学した。 兵馬俑の像は約20cm程度の人形であったが、一見の価値はある。また楚王の墓は迫力あるものであった。
  徐州は古くは「彭城」と呼ばれ、重要な拠点であったようである。見所多く、もうしばらく通う必要がありそうだ。

  獅子山より徐州の街を見わたす   第三代楚王「劉戊」

  兵馬俑