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                新米日本語教師の日記(2009年11月2日〜)hh2010年

  《6月10日(木)》
  銭さんへ
  メールありがとう。貴女からのメールを心待ちにしていました。忘れられたかと 思いましたよ。お元気そうでなにより、日本での生活、2ヶ月が経過しましたね。 いかがですか。江蘇省泗洪から日本の横須賀、異文化の中、珍しいことだらけ でしょう。5月に山本校長が当地へ来られた時、あなた方の様子を聞きましたが、 「今度の4人はすごく積極的で、時間があるとどこかへ出かけている」とのことで した。好奇心の強い積極的な貴女のことだから楽しくやっていると思います。 思い浮かびます。
  小生、最近は自炊しています。どうもこちらの料理の味つけに馴染めません。 味噌汁は毎日作っています。まだまだメニューは少ないですが、料理の腕前も チョットチョット上達しているようです。昨日の夕食はカレーライスでした。銭さんは 日々の食事はどうしていますか?
  昨日、高考が終わりました。そろそろ下学期も終わりです。私も一区切り、夏休 みには帰国します。山口県と横須賀ではちょっと遠いですね。もしそちらへ行く機 会があったなら連絡しましょう(たぶんないと思う)。
  外国語の習得には時間がかかります。あせらないで、いっぱい間違えをしてくだ さい。間違えることが仕事と思っててください。
  また会えることを楽しみにしています!孫さん、江さん、潘さんにもよろしくお伝え ください。ではまた!・・・   2010.6.10   ^!^

  《6月12日(土)》
  今日明日(12、13日)は土・日であるが、中学校は火・水曜日の授業を適用することになった。そして 月・火曜日と通常の授業を行い水・木・金・土・日と5連休である。16日(水)は端午節、木曜日から 3日間は中考(高校入試)である。ところが職業学校は明日13日(日)〜16日(水)までお休みとのこと、 休みの重なりが一日しかないことになった。職業学校は毎日あるが一日に1コマ(45分)しかない、授業 以外の時間の使いように困るのである。そろそろ何か別に自分のルーチンワークを考えたいが!
  高三生が出て行って、人がだいぶ減ったようである。聞くと約900人がいなくなったそうである。来週の 中考が終わるとまた900人ぐらいが減っていくのであろう。1学年15クラス、1クラス約60人、約50年前 の母校(神原中学校)を思い出す。日本では、すでに学生数が減って教育産業も縮小傾向であるが、中国 ではまだ伸びていくと思う。豊になればなるほど教育レベルがあがっていく。先日クラスの生徒に聞きました。 「高考の成績がよかったら?悪かったら?」、「よかったら大学へ、悪かったら家へ帰って百姓」とのこと。
  ところで、中国は一人っ子政策なので一人っ子の家庭がほとんどであろうと思っていたが違った、 教室で生徒に兄弟の数を聞くと、一人っ子よりも、そうでない家庭方が多いのである。以前から耳にしていたが、 田舎ではほとんど守られていないということが良くわかりました。余談だが、先日中一のクラスで、 「お幾つですか」のあいさつ言葉のついでに、数人の子に「お幾つですか?」と聞いてみた。ほとんどが14,15 なのだが、おっさん面の子に聞くと「19歳」と帰ってきた。
  私もそろそろ夏休みの計画を立てなくては、できれば早めに帰って「親孝行したい」と思っているのだが、 でも帰国の前に1週間程度の小旅行をしたいと考えている。

  《6月14日(月)》
  小学校の時の友達が総理大臣になった。すごいと思う。彼との一番の想い出は小学4年の時何人かで宇部市の真締川の探検をしたことである。 4次ぐらいまで行なったと思うが、あの時も彼がリーダー格だったように記憶する。数年前彼が厚生大臣の時、同窓会で彼と話した話題も探検のことであった。 短くてもいい存在感のある記憶に残る総理大臣に なって欲しい、燃え尽きて欲しい。彼ならやってくれそうな気がする。草の根から伸びてきたやつだから。
  最近は振り回されている。教室に行くと授業が中止になってたりして。いずれにしても今月いっぱいがめどだ。今日で私の中三の授業も終わり。 皆さんお疲れのようだし、松たか子の「夢のしずく」をみんなで聞いておしまいにした。明日、あさってはお休み、どう過ごそう!

  刈り取りが始まった麦畑

  麦打ちは道路にひろげ、打って跳ね上げて。当然車は通ります。

  上の藁を掃きとって、徐々にモミだけに