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                新米日本語教師の日記(2009年11月2日〜)hh2010年

  《7月18日(日)》
  16日帰国への旅立ちの朝。8時前、校門を出る。守衛から「旅行ですか」と聞かれる。 「日本へ帰る」と答えると守衛の顔が曇った。「戻るのか」と聞かれる「8月下旬ごろ」とこたえると、 守衛から笑顔が戻って来た。・・・ありがとう。
  8時40分発蘇州行きのバスに乗る。14時ごろ蘇州南駅へ到着、小雨が降っていた。タクシー で東呉飯店5号楼へ(1泊80元)。夜は酔話会の仲間SさんTさんMさんと飲みつばきをとばす。
  17日午前中は蘇州大学内やクリーク沿いの平江路を散策する。 午後上海へ移動。1泊350元のホテルへ(EXPOのためホテル代は高騰している) その後友達の女の子が彼氏と住んでいる部屋を拝見、愕然とする。
  一つの家園を訪れました。ある2階のドアを開けると部屋が大小合わせて八つあるのだが、 そこに住んでいる住人はなんと8世帯20人、彼女は四畳半に満たないような部屋でした。ある 家族は一部屋8人で住んでいるとか、トイレは共同で二つ、シャワーは一つあるそうです。
  外から見る家園は一見きれいに見えますが、内部は人の集積場のようで、 都会の底辺にいる人たちの生活を垣間見たような気がしました。いえいえ、もっと底辺はホテルから見えた、 アスファルトの上にゴザを敷いて寝ていた人達なのであろうか。
  少し風邪気味、熱はないが少し咳き込む。早めにベッドに入る万一熱がでたら 空港でひっかっかる恐れがある。夜は大汗をかく。
  18日上海浦東空港11時発福岡行きの飛行機に乗る。夕方5時ごろ我が家へ。 4ヶ月半ぶりの我が家である。母は予想以上に元気であった。
  いつも思うのだが、日本のきれいなこと。空港、町並み、道路、駅、商店街、トイレ・・・・ インフラ設備もさることながら、利用する人のモラルの高さに敬服する。ここまで築き上げた日本の文化を誇りに思って良いと思う。日本ってすばらし!

  《7月21日(水)》
  小倉で2009年ともに日本語教師養成の学習をした仲間と同窓会をする。約10人が集まって 飲み会を行なった。退職後の私の大事な友である。現在はそのうち3人が海外(中国) であるが、秋からは1人がオーストラリア、1人がベトナムと5人が海外組となる。素敵な仲間たちと 8月にもう一度集うことを約束する。




  平江路にて

  素敵な仲間たち