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                新米日本語教師の日記(2009年11月2日〜)hh2011年

  《3月12日(土)》
  日本で大きな地震があったようだ。昨日の夜10時ごろかけていたラジオから気になる言葉が聞こえてきた。ちょっとおかしい 何か地震といっているようだ。日本に電話を入れてみると、東北地方の三陸沖でかなりでかい地震があったとのこと。東京もかなり揺れたらしい。 東京の娘へ電話を入れるが関東方面へは繋がらない。昨日の午後からインターネットが使えなくなったので詳しい情報がわからない。 学校は金曜日の午後から月一回の里帰り休暇に入った。そうすると学校はひっそりと静まり返る。その時ルーターが設置してある場所の電気も 落とされてしまっているようである。なんともはがゆい!
  暇なので霊璧(リン・ビイ)へ行ってみた。ここは「四面楚歌」の諺で有名な「垓下の戦い(2000年以上もまえのこと)」があったところで古戦場とその時亡くなった 虞美人の墓(虞姫墓)がある。スーホンから西へ約1時間半で霊璧へ到着。場所を聞いてみると古戦場は今は畑になっており何もないとのこと。 しかたなく虞姫墓にいくことにした。トロトロと三輪車で行ってみると、修復中で中に入いれなかった。なんともついていない! ここは「奇石」の有名なところと言うので、奇石の販売店が集まっている所を見学し早々に引き上げることに。

  《3月13日(日)》
  午後、三々五々子供たちが学校へ帰ってきた。インターネットが使えるようになった。むさぼるように地震情報をみる。 被災地は惨憺たる有様である。三陸海岸の町々は津波に飲み込まれて跡形もなく。もし、我が家が被災していたらと思うとぞっとする。 外地にいて何もできない自分にあぜんとする。

  《3月14日(月)》
  今日もついていない一日であった。チョットうっかりして鍵を持たずに外に出てドアを閉めてしまった。外に置いていた合鍵を 使って開けようとしたが、ついていないことに合鍵が「ポキン」と折れてしまった。それも折れた部分が鍵穴につまったまま。中に入れない! こまった!・・・主任の先生に電話し車で鍵屋さんへ。鍵屋さんが一緒に来てくれて修復に取り掛かったが、なかなかうまく行かない。 そうこうするうちに午前4時間目の時間が来てしまった。資料、教材など何も持たずに手ぶらで教室へ。なんとか一コマをこなす。
  部屋に帰ってみるを修復されていた。「やれやれ」である。結局、詰まったものは取り出せず、鍵の装置ごとの取替えになったようである。 しめてかかった費用は135元であった。

  霊璧(リン・ビイ)の奇石(チー・シ)

  霊璧(リン・ビイ)の奇石(チー・シ)