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                新米日本語教師の日記(2009年11月2日〜)hh2011年

  《4月5日(火)》
  今日は清明節祝日である。昨日の午後から明日の午後6時まで学校はお休みである。生徒たちは親元へ返り学校はひっそりと静まり返る。 そしてインターネットも使えなくなる。
  今日は宿遷市へAさんを尋ねた。Aさんとは昨年知り合いになった。彼女は若くして江蘇省連雲港で日本語教師にたずさわり、その後教え子と結婚し今は 宿遷市にマンションを買い青華中学校で日本語を教えている。なかな活発で前向きな女性である。一日彼女の車(プジョー)で案内してもらった。 行ったところは今勤めている青華中学、2ヶ月前まで勤めていた宿遷学院、入居してまだ2ヶ月の彼女の住まい、森林公園そして一番大きいスーパーであった。
  一番興味深かったのは彼女のマンションであった。今年の1月18日に入居したとのこと。中国ではマンションを買っても内装は別途自分で やらなければならない。材料は自分たちで調達し業者を呼んで施工したそうで、業者とは喧嘩の毎日であったそうである。業者は言われたことしかやらない ので依頼されたことがおかしくてもそのままやってしまうそうで、二度と開かない引き出しだできてしまったり・・・・いずれにしても綺麗な部屋であった。 彼女の部屋は5階であるが、当然エレベータは付いていない。

  《4月8日(金)》
  今週は中ニ三年生には右の教材を使った。@は四択、ABCは一文字の挿入。 学生たちには一文字の挿入の方が難しいようである。また読ませると「本」や「円」の発音が苦手である。さて合計はいくらでしょう?夕飯はなんでしょう?
合計610円がスット出てくる生徒はやはり優秀な生徒、でもやはりまずは中国語で610が出てきてしまう。出来については二年も三年も同じようなものであった。

  《4月10日(日)》
  今日は昼夜と食事会があった。昼は学校近くの日系企業「摩騰運動器材有限公司(モルテン)」の工場の責任者の方(日本人)と「四県」の双語中学で日本語を教えている先生 (日本人男性)の方と当方日本人三人そして日本語が上手な工場長の王さん(女性)の6人であった。スーホン唯一の日系企業、前から聞いてはいたが その工場の場所は毎朝しているジョギングルートの圏内で学校の直ぐ近くであった。責任者の彼は若い40前後であろうか家族は蘇州住まい、月2回は自宅へ帰るそうである。スーホン日本人会をしましょう。 などの話題で盛り上がった。工場ではサッカーボールとバレーボルを作っており従業員は約400人、今度工場見学をさせてもらえるとのこと楽しみである。
  夜は西日本工業大学の一行4人を迎え、またスーホンの教育長やスーホン県人民政府党書記の方を入れての夕食会であった。明日は大学の入学試験がおこなわれる。 約40名近くが受けるそうである。お世話になった周教授とは1年ぶりの再会であった。

  今週の教材(小杉君の宿題)