トップ    前項    次項
                新米日本語教師の日記(2009年11月2日〜)hh2011年

  《4月26日(火)》
  26日徐州から夜行列車に乗り旅にでよう。「ぶらり!」と、そんな気持ちで行き先は「武漢」、ホテルの予約はしておいた。気持ちは 「ぶらり」である。徐州から武漢へは硬座である。座席指定で約11時間(19:19発車)、さてどうなることか。
  今月は日本からのお客さんが多かった。お客さんと言っても当校で入学試験をするために来るもので、要は学生集めである。最初が西日本工業大学、次からは 福岡国際学院、福岡コミニケーション専門学校そしてしんがりは今日の西日本短期大学であった。順番も決まっているようである。それにしてもこんなにもの日本の学校が 当校へ学生集めにやって来る、たいしたものである。
  武漢は長江中流域の大都市である。河口から上海、南京、武漢そして重慶へと長江流域を代表する大都市である。列車は明日の朝5時半 「漢口駅」に到着、明日は自由行動とし、明後日一日の旅行団に入ろう!もう直ぐ改札が始まる。

  《4月27日(水)》深夜警察に踏み込まれる!
  それにしても約11時間の座席はきつかった。前のお兄ちゃんがミカンを1個くれた。マクドナルドでコーヒーと薄いホットケーキをいただく。その後地図を便りに長江を めざし歩く、ぶらぶらと途中「中山公園」で一休み。木陰のベンチで休んでいると何処からともなく靴磨きのオバハンが私の前に来て「磨きましょう!」と言う。「いくら?」 「2元」「好!」
  買った地図をいくら探してもホテルのある青島路が見つからないやむを得ずタクシーに乗りホテルヘ。ホテルで明日の一日旅遊を申し込む。 ホテルから長江の武漢港は直ぐ近くであった。川沿いの「漢口江淮」へ、ここらはかっての租界地区である。食後一旦部屋へ戻り一休み、3時ごろ起きて ・・・そうだ長江を舟で渡ってみようと港へ。片道10分、1.5元、渡った港の近く長江大橋のたもとで数人の人が河泳ぎをしていた。流れはけっこうきつそうである。
  夜中1時ごろコンコンとドアのノックで起こされる。何かの間違いであろうとほっておいたら、なんと合鍵でドアを開けてきた、チェーンをかけていたので 中に入ることはできない。外から警察だと手帳を見せて開けろと言う。ズボンを穿いてドアを開けると6〜7人の強そうな男に囲まれる。小生は上半身は裸。 「日本人だ、旅行だ」と言うと彼らは何するともなく帰って行った。部屋のテレビに「民警提示:客房内厳禁・毒・賭・黄」と貼ってある。俺はそんなこと これっぽっちもしていないぞ!!・・・誰かがここに怪しい変な男が泊まっていると垂れ込んだのであろう。彼らが帰った後、寝付くまで少し後味の悪い ひと時であった。でもしょっ引かれなくて良かったなあ!(黄色は日本で言うピンクに相等する)


  漢口駅

  長江の二つの橋と古い建物、武漢港
  橋は現在4本あり、さらに2本が建築中、また隧道が一本