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                新米日本語教師の日記(2009年11月2日〜)hh2011年

  《5月14日(土)》
  中国歴史(初中二年級(下)第6課「文化大革命」の冒頭を訳してみた。
  1956年以降、社会主義建設は紆余曲折をへながらも進展し経済状況も少しづつ好転してきた。そんななか毛沢東は国内外階級闘争を厳しくひきしめた。 党内に資本主義派が台頭してきたのである。毛沢東は大規模な民衆運動「防修」「反修」をよりどころに1966年5月「文化大革命」を発動した。 しかしこの運動は反革命分子に利用され中国は十年に及ぶ「全面内乱」に陥いるとともに全人民を最悪な災難に導いたのである。その上中国の発展を遅らせ、 他の発展国との格差が広がったのである。
hh《1966年から3年間の農工業総生産と国家財政総収入の推移》


  《5月17日(火)》
  暑くなった!体が水分をたくさん要求して来るし、エネルギーの消耗が激しいようだ。すぐお腹がすく。今日は反省談を一つ。
  今期、2・3年はちびまる子の四コマ漫画を使い授業を展開している。1週間に1回各クラスの子供たちと顔を合わせるので、1週間ごと2年用と3年用の 2種類を使ってやっていたが、3年生の場合、月曜日4組と1組でやった内容が他のクラス(2・3・5組)に筒抜けなのである。同じフロアーで隣あわせなので、 やむを得ないと言えばそうなのだが。そんな訳で最近は一つの題材は1週間に2回しか使わないでやろうと、新たな教材作りにいそしんでいる。
  そんな中、今日3年2組で使った受身形を取り上げた教材(右の写真)の中に「デブ」という言葉が入っていた。当校には体格のいい子はいるが、太った子はほとんどみかけない。田舎のせいであろうか。 しかし今日の2組には明らかに「でぶ」と言える子が一人いた。『私なんか昨日お母さんにデブって言って叱られたよ』の部分をその子の前に座っている子に 読ませた。その時彼女のことに気がついた。「あっ!まずいな!」と思ったが時すでに遅し!反省!反省! 日本では、差別用語として教育の場面では使わないような言葉になっているのと思う。
  教材についてもう少し。右のカラー印刷の漫画はクラス約50人全員に配っています。学校にも印刷室(油印室)があるのだが、印字の質が良くないし、 紙質も良くない。当然カラーではない。そんな訳で私は当地で買ったエプソンのインクジェットでギーコンギーコンと印刷している。 A4のコピー用紙に4枚取りして印刷しています。月1回はトナーを と紙を買いに行きます。月の費用がトナーと紙代を合わせて約100元といったところです。トナーカートリッジは1個15元(純正ではない、純正だと1個 60元ぐらいする)そのカートリッジは黒とカラーの2週類で消費の激しい時は月に3個づつ使います。紙は500枚セットで20元のものを使っています。

  《5月20日(金)》
  午後5時ごろから卒業記念の写真を撮る。中学3年1・2・3・4・5各組の写真に収まりました。

  《5月22日(日)》
  土日は南京へ、男性日本語教師3人で情報交換(飲み会)をする。夜遅くまで熱く語り合う。日曜日、ユニクロへ行って買い物をする。 値段は日本とほぼ同じ、従って中国の感覚では少し高い。中国では一般的に食べ物に比べて衣料品の価格は高いように感じる。しかし衣料品の価格は それこそピンキリである。ユニクロで買った物、夏物のポロシャツ:149元、靴下4足セット:69元。

  問題の教材