プロレスラーの入門テスト
現在日本にはいくつものプロレス団体が存在し、そのそれぞれに入門テストが設けられています。その合格基準は、各団体によって若干の違いがありますが、これからレスラーを目指そうとする者への最初の登竜門となります。
以下の項目は、1998年の資料を元に書いたものであって、現在は多少違っているかも知れませんが、ご参考までに。
まず最初が書類選考です。履歴書と共に、年齢・身長・体重が基準にかけられますが、これはほとんどの応募者が通過します。
そして次に体力テスト。団体によっては「基礎体力のある者」という基準のところもありますが、ほとんどの団体では、「ヒンズースクワット」「腕立て」「腹筋」の回数をもって基準としています。具体的な回数としては、
● 団体A
スクワット 1000回
腕立て 1000回
腹筋 1000回
● 団体B
スクワット 500回
腕立て 限界まで
腹筋 限界まで
● 団体C
スクワット 300回
腕立て 300回
腹筋 300回
これらの基準は完全にクリアできなくても、それに取り組む姿勢次第で合格になることもあるということです。
また、更に別のD団体では、入門テストは二つの部門に分けられています。一つは18歳未満の部、もう一つは25歳未満の部です。
書類選考の時点では、18歳未満の部は身長175㎝以上で体重70kg以上、25歳未満の部では、身長180㎝以上で体重80kg以上が合格基準となります。そして書類選考を通過した者が体力テストに入ります。そしてその体力テストとは、
ヒンズースクワット 500回
ジャンピングスクワット 50回×5セット
腕立て伏せ 30回×5セット
シットアップ(腹筋) 100回
ブリッジ 3分
スパーリング 応募者同士で3分×1ラウンド
100m走のタイム
縄跳び 3分
ロープクライミング 1往復
となっています。
しかし、アマチュア格闘技界で優れた実績を残している者については必ずしもこのテストを受けるというわけではなく、いつでも門戸は開かれているということです。