脳のこやし

ここでは、読んだり、見たりした当時、面白く感じた
本やアニメ、映画などをご紹介します

まずは、小説から

もご参照のあれ

小説 / 児童書 / 書物 / マンガ / アニメ / 映画 / ドラマ

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.あらすじしか書いてないようなのは、
記憶が薄れているものです

だいたい、読んだ順番で並んでいます

また思い出したら、追加していきます

海底二万里
ジュール・ベルヌ
 古典海洋冒険SF小説。
 海が好きだった事もあって、すぐに惚れ込んでしまいました。
 小学2年の時に「十五少年漂流記」「八十日間世界一周」と一緒に収録されたこの本を読んでしまったことが、私が人生を踏み誤った(?)全ての始まりでした。
 この本が面白かったために、図書館に入り浸るようになってしまって・・・
失われた世界
コナン・ドイル
 ギアナ高地をモデルにしたという、恐竜の出てくる古典SF。
 探検+恐竜という組み合わせにワクワクしない男の子はいないはず!
タイムパトロール
ポール・アンダーソン
 この頃、図書館で「レンズマン」とかのジュブナイルSFを、いろいろ読んだ気がしますが、あまりタイトルを覚えていません。

椋鳩十 作品

椋鳩十
 題名は忘れましたが、犬とか、熊とか、猪とか、色んな動物の話を読みました。
 野生動物の習性や、動物、自然とのつき合い方も教えられた作品。
魔郡惑星シリーズ
スイート・マジック

他 全5巻

渡邊由自

角川(スニーカー)文庫

 ジュニアノベルというジャンルが確立する頃の、剣と魔法のファンタジー小説。
 国と王子さまを助けるため、心優しい少女剣士ストーン・リップが、小人の老魔術師マテ・ラウ、斑模様のユニコーンと共に旅に出るというお話。
 主人公の心の優しさに惚れました。
魔獣戦士ルナヴァルガー
秋津透

角川(スニーカー)文庫

 王女さまが、怪獣に変身してしまうという、ドタバタ ファンタジー小説。
 最初は、独特のふりがなのセンスにひかれていたのですが、だんだんと鼻につくようになってしまって、6巻ぐらいで読まなくなってしまいました。
デジタルデビルストーリー
女神転生
魔都の戦士
転生の終焉
西谷史

徳間アニメージュ文庫

 コンピューターゲーム「女神転生」の原作となった小説。
 天才高校生プログラマー中島朱実が、悪魔召喚プログラムを完成させるが、召喚した悪魔ロキによって、恋人 白鷺弓子を失い、中島はロキとの戦いを決意する、というような話。
 ゲームの「真・女神転生」とは、全く別モノ。
 というか、1作目のファミコンの「女神転生」も、設定だけを借りた別モノの話ですね。
ガルフォース
富田祐弘

角川(スニーカー)文庫

 同名アニメの小説化ですが、1巻以降は、ルフィが主人公のオリジナルストーリー。
 女性だけしかいない種族と異星人との宇宙戦争の中、異星人がもたらした因子により、女性種族の中に異性が生まれ――というような話。
ガルフォース<地球章>
デトネイターオーガン
柿沼秀樹

角川スニーカー文庫

 これも上と同じく、アニメの小説化。
 ガルフォースの方は、ロボット兵器に支配されたオーストラリア大陸を取り戻そうと、人間たちの最後の戦いが繰り広げられるお話。

 デトネイターオーガンは、宇宙からの侵略者に対し、宇宙から送られてきた謎の信号を解読して作られた人型機械オーガンと青年がひとつになって戦う、というようなお話だったと思います。
 ただ、アニメは両方とも見たことありませんけど。

バンパイアハンターD
菊地秀行

ソノラマ文庫

 今も新作が出て(ますよね?)る人気シリーズ。
 題名の通り、バンパイアものですが、文明の崩壊した未来を舞台にした、超絶人間達のバトルアクションと言った方がいいですね。
 最初は、1年に1冊出てたんですが、間が開くようになって読まなくってしまいました。
悪夢喰らい
夢枕獏

角川文庫

 全9編のホラー短編集。
 「世にも奇妙な物語」で映像化された「ことろの首」も収録されています。
 「ことろの首」もそうですが、登山とか、山に関係する話が多いです。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか
フィリップ・K・ディック

ハヤカワ文庫SF

 映画「ブレードランナー」の原作ですが、当事はそれと知らなくて読みました。
 核戦争後、放射能に汚染された地球で、火星から逃げてきたアンドロイドを追う刑事のお話。
 「ブレードランナー」にはなかった、もしかすると自分もアンドロイドなのではないのかと、自分さえも信じられなくなってしまうところなど、やはり小説の方が奥が深いです。
MOTHER
久美沙織

新潮文庫

 同名のファミコンRPGの小説化です。
 変になってしまった世界を元に戻すために、子供たちが宇宙人を退治しに行くお話。
 ゲーム中では、ギーグについて説明不足の感じがありましたが、これを読めば、その辺もよくわかります。
指輪物語
J・R・R・トールキン

評論社

 今のRPGの基礎を築いたとも言うべき、剣と魔法のファンタジー小説。
 読もう読もうとは思ってるんですが、同作者の「ホビットの冒険」や「シルマリル」は読んでいません。
 映画化もされたことですし、「ホビットの冒険」の方は読んでみなければなりませんね。
宇宙の戦士
人形使い
ロバート・A・ハインライン

ハヤカワ文庫SF

 文体というか台詞回しというか、そのへんがスマートでひき込まれてしまいました。
 さすがSF界の巨匠。

 「宇宙の戦士」は、1人の青年が、兵士として成長していく姿を描いた作品で、ガンダムの元にもなった、パワードスーツが出てくる戦争もの。
 原題通り「スターシップトルーパーズ」の名で映画化されましたが、パワードスーツ出てないんですよね。
 とか言って見てないんですんけど・・・(苦笑)

 「人形使い」は、人間に寄生する宇宙生物との戦いを描いた作品。
 これって「パペットマスター」とかいう映画だかドラマにもなってたんですね。これも結構 楽しかったです。

ハード・ワイヤード
ウォルター・ジョン・ウィリアムズ

ハヤカワ文庫SF

 ハードボイルドな運び屋サイバーパンク小説。
 ですが、運び屋の話だけでは終わらず、世界を支配する巨大企業との戦いもあり 燃えます。
 私的には、「ニューロマンサー」や「スキズマトリクス」よりも、こっちの方が好きです。
地獄のハイウェイ
ロジャー・ゼラズニィ

ハヤカワ文庫SF

 「ハード・ワイヤード」の元ネタということで、読んでみました。
 略奪集団の頭が、その刑の特赦と引き換えに、地獄の如き放射能汚染区域を横切り、ボストンへ血清を届けに行く――というようなお話。
 これはこれで、西部劇の駅馬車のSF版なんだとか。
 さすがに道具立ては古いですが、これもなかなか。

 映画「世界が燃え尽きる日」の原作ですが、映画は全くの別モノ。
 映画の方では、でっかい装甲車を駆って人類の生き残りを探す――というような話だったと記憶してます。

われはロボット
アイザック・アシモフ

ハヤカワ文庫SF

 アシモフのロボット三原則をメインに、ロボットと人間の交流を描いた作品。
 「うそつき」は、ロボット三原則の矛盾にロボットが苦しむ興味深い作品。
たったひとつの冴えたやりかた
J・ティプトリー・ジュニア

ハヤカワ文庫SF

 解説に、「これを読んでハンカチを使わなかった人は人間じゃない」みたいな事が書かれていましたが、どうやら私も人間だったようです。
 長年の夢であった宇宙の旅に出た少女が、コールドスリープからさめてみると、頭に精神生命体が棲みついていて――という表題作を含む中短編集。
 挿絵も少女マンガっぽいので、女性のSF入門によいかと。
未来放浪ガルディーン シリーズ
大熱血
大暴力
大豪快 他
火浦功

角川文庫

トリガーマン
火浦功

ソノラマ文庫

みのりちゃん シリーズ
日曜日には宇宙人とお茶を
大冒険はおべんと持って
高飛びレイク シリーズ
宇宙カジノ略奪作戦
ファントムレディ
99%のトラブル
火浦功

ハヤカワ文庫SF

 最初に読んだ火浦さんの小説は何だったのか忘れましたが、ハマりました。
 どれも、ノリだけで書かれているような気もするんですが、今 読んでも、それだけでないような・・・ツボをきちんと押さえてるからなんでしょうか?

 「ガルディーン」は、帝国によって滅ぼされた国を再興するために、<筋肉娘>コロナが、意思を持ったロボット兵器ガルディーンと、まともじゃない仲間たちと旅をする話。
 まさか平成になって3巻が出るとは思いませんでした。
 でも、ちゃんと完結するのでしょうか?

 「トリガーマン」は、SF版「必殺!仕事人」な お話。
 主人公はハードボイルドで行きたいのに、お気楽な仲間たちがそうはさせてくれないというのが、笑えます。
 「I」ってついてますが、やっぱり「II」は出てません。

 「みのりちゃん」シリーズは、仮免のマッドサイエンティスト 豪田みのり(18歳)が巻き起こすドタバタコメディ。
 みのりちゃんを勝手にライバル視している、普段はОLで、世界意征服を企むマイティ・マサコこと、祝雅子(26歳)さんが笑えます。

 「高飛びレイク」は、テレポート能力を持つ泥棒 レイクの宇宙版「ルパン3世」な お話。
 これも例によって、完結していません。

ロードス島戦記
水野良

角川スニーカー文庫

 日本のテーブルトークRPGの火つけ役とも言えるリプレイの小説化。
 呪われた島ロードスを舞台に繰り広げられる、正統派 剣と魔法のファンタジー小説。
 日本のエルフの耳がロバ耳になったのは、みんな、このロードス島――特に出渕裕さんのせいです。
聖エルザ・クルセイダーズ

全4巻

松枝蔵人

角川(スニーカー)文庫

 ロードス島リプレイと同じく、「コンプティーク」に連載されていた、学園ものミステリー小説。
 連載当時、小説の後に、その回の謎の状況や証言がまとめてあって、その謎が次回の小説で明かされるというゲーム形式になってました。
 文庫本も、章ごとにそのようになっていますので、他の小説とは、一風変わった感じになっています。
 これは今見ても、なかなか面白い趣向なのでは?
フィン・マックールの冒険
B・エヴスリン

教養文庫

 アイルランドの英雄フィン・マックールの成長を描いた神話的小説。

 おお、大人になりかけの少年よ、人間のすることには何ひとつ『必然性』などないのだよ。あれはヴィルマークのもくろみなのさ。鉱物の悪魔どもは、人間に、自分の未来は冷たい計算ずくめの占星術で読み取れると信じこませたがっている。そして人間は希望も喜びも失って、産業や技術や秩序の悪魔神どもに身をゆだねる。自分の生きて温かい肉体を冷たい頭脳と交換するのです。鍛冶の悪魔に自分自信を売り渡し、石におのれをくくりつけ、鍛冶場の火をどんどんおこして、疲れ果ててか鞭で打たれて死ぬまで、働き続けるのです

 という台詞や、女神が主人公に見せた未来世界の描写が、心に残っています。

双星記シリーズ
ムーンライト・ビューティ
ムーンライト・ウォーリァ
鷹見陸

角川スニーカー文庫

 基本的には、剣と魔法の世界で、国を滅ばされた2人の青年が、復讐の旅に出る話なのですが、その舞台が、異星人との戦いで、文明が滅んでしまった地球で、そこへ、異星人との戦いの後、地球を離れ月に退避していた人類の初の地球調査隊の少女が、その一行に加わわって――と、SFとファンタジーが同居する設定が魅力的だったのに、2巻以降は出ず未完。
中世騎士物語
ブルフィンチ

岩波文庫

アーサー王と円卓の騎士たちの物語。
騎士について知るにも、よい本です。
ラプラスの魔
安田均 原案
山本弘 著

角川(スニーカー)文庫

サイバーナイト
ドキュメント戦士たちの肖像
漂流・銀河中心星域

上・下巻

サイバーナイトII
地球帝国の野望
山本弘とグループSNE

角川スニーカー文庫

 「ラプラス―」は、パソコンで発売され、後にスーパーファミコンにも移植された同名のホラーRPGの小説化。
 猟奇事件を追って幽霊屋敷探検から始まって、異世界でラプラスを相手に戦うお話。
 霊体に対抗するために、真空管なんかを使ったレトロな機械で戦ったりするところがおもしろいです。
 クトゥルー神話も入っていて、後の「ゴーストハンターRPG」の基になった作品でもあります。

 PCエンジンとスーパーファミコンで出た、SFパワードスーツRPG「サイバーナイト」の小説化。
 1巻目の「ドキュメント―」は、世界設定やプレストーリーをドキュメンタリータッチで描いたもの。
 続く、「漂流・銀河中心星域(上・下)」は、ゲームそのものの小説化で、銀河中心辺りに跳ばされたソードフィッシュの乗組員達が、なんとか地球に帰ろうと、他の星の生き物たちと取引したり、殺戮を繰り返す戦闘生物と戦ったりするお話。
 続編「サイバーナイトII」は、地球に帰ったソードフィッシュの乗組員達が、一緒に持ちかえったオーバーテクノロジーのために、人類の恒星間戦争に巻き込まれる話。

 山本弘さんの小説の魅力は、多くの資料に裏打ちされたリアルな世界観と、物語のための虚構がうまく融合してる点ですね。

鏡の国のアリス
ルイス・キャロル

角川文庫

 不思議の国のアリスの方が一般的ですが、なぜかこっちを読んでしまいました。
 あ、そうそう、ファンタジー繋がりで、ジャバウォックとバンダースナッチが出てるっていうんで、こっちを読んだんでした。
 「鏡の国の―」も読まなければ・・・と思いつつ、未だ読んでません。
星を継ぐもの
J・P・ホーガン

SF創元推理文庫

 月と木星の衛星ガニメデで現在の地球文明のものではない痕跡が発見され・・・と、地球文明の起源は宇宙から――というような感じのSF小説。
 最後は、ニヤリとさせられますが、海外の小説って、序盤の世界設定とか、人物設定とかの描写がダラダラし長いのが多いですよねぇ。
プール・オブ・レイディアンス
J・M・ウォード
J・C・ホング

富士見ドラゴン文庫

 AD&Dを基にした同名のコンピューターゲームの小説化。
 元は見習い魔術師だったのに、その力を奪われ屈強な女戦士になってしまったという設定や、テレパシーで喋る馬がパーティに加わっているのがユニーク。

 ゲームの方は、ファミコン版をプレイしました。
 続編もやりたかったんですけど、パソコン版しか出ませんでしたから・・・
 続編の「プール・オブ・ダークネス」の小説もアリ。

闇狩り師
夢枕獏

徳間文庫

 筋骨隆々の いかつい仙人 九十九乱蔵が主人公の退魔もの伝奇アクション。
 「ミスター仙人」っていうキヤッチコピーは、ちょいウケ。
 退魔モノの主人公って、美形が多いですけど、その常識を打ち破った(?)画期的作品
地底旅行
ジュール・ベルヌ

SF創元推理文庫

 久々に読んだ感のある、地底世界を扱った古典SF。
 表紙の主人公たちを襲う首長竜にひかれて買ってしまいました。
 改めてベルヌの良さを感じた作品。
戦闘マシーン ソロ
ロバート・メイスン

新潮文庫

 軍を脱走した戦闘ロボット「ソロ」と、それを追う米軍、CIAとの戦いを描いたテクノスリラー。
 ソロが、最初から完全なる殺人マシーンとして造られたのではなく、人間と同じように、知覚する事から始まり、言語を学習し、立って歩くことなどを訓練で覚えていったという設定や、逃げた先で出会った村人達と打ち解け、助け合う姿が面白いです。
 ソロは、ロボットでありながら、非常に人間臭く、自分が何者であるかも知っていて、殺人マシーンでありながら、人間に好意を持つ事にも目覚め――と、非常に好奇心をそそられる存在です。

 人間と機械と生命と人工知能と・・・最近のロボット技術の発展ぶりなどを見ていると、そう遠い未来の話ではないような気がします。
 「さんまのからくりテレビ」のビデオであった、アイボがイグアナに擦り寄っていく(ような)姿を見ていると、すでにアイボは、意識や心を持ち始めているのかも・・・と、思えなくもなかったり。

 他にも面白いところは、ソロが村の神父に「あなたは私を傷付けますか?」と聞かれ「いいえ」と答えると、神父は嬉しそうにアシモフのロボット三原則を褒め称えるんですけど、それを聞いたソロは「アシモフという人物が何者かは知らないが、私はこの2日で30人の男を殺害した」と、そっけなく告げるところなど、神父との心や魂について問答も、読んでいて楽しいです。

 解説に映画化権をどっかが取ったって書いてありましたけど、映画化されたんでしょうか?

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