盲井守 ページ1/6

バックグラウンド

 江戸時代、江戸では物価も安く、月の半分も働けば、妻と子供を養うに困らないだけの収入を得ることができた。
 そのため一年中 店を開いていた大きな店の主人は、下手な武家などよりも裕福で、有り余る金を道楽につぎ込むものが多かった。
 墨絵、浮世絵、仏像、陶器、焼き物などの美術品から、珍しい犬、猫、金魚、鳥などのペット、古銭、地図、刀剣、甲冑、鍔、時計、カラクリ人形等など、ありとあらゆるものの収集家が存在した。

 このシナリオは、そんな好事家の1人、山椒魚を集めることを趣味とする人間からの依頼となる。

導入:

 PCは、口入屋か、裕福な商人、隠居生活の人間などからから、鹿鳴山の洞窟に棲むという、目のない山椒魚(めくらいもり)を捕まえてきてくれと依頼される。

 口入屋で依頼を受ける場合は、呉服問屋の高島屋惣十郎からの依頼と伝えられ、めくらいもりを生きて持って帰れば、1匹につき500両の報酬が与えられる。
 もしPCにあまりお金を与えたくない場合は、1匹につき200両とし、ミッションクリアボーナスとして全員に、300xpを与えるようにしてもよい。

 また、めくらいもりを生きて持ちかえるには、清水丸という水を浄化する丸薬が必要で、1錠につき1両を出して買わなければならない。
 この清水丸1錠で、1升の水を「ピュリファイ・ウォーター」の呪文のように浄化でき、そのまま1日の間 清潔に保つことができる。

一般的に入手できる情報は、

 ●鹿鳴山までは、安全な街道を徒歩で1日半ほどで、妖怪や危険と遭遇することはまずない。

 ●鹿鳴山は、鹿が棲んでいる程度で、危険な動物はいないらしい。

 ●洞窟の中は水が流れているところがあるらしい。

 ●洞窟の中には、毒虫が棲んでいる可能性もある。

DM用注意事項:

 洞窟の幅は一定していないが、天井は、ほとんどのところで立って歩くのに支障のない程度の高さがある。

 戦闘で10尺の幅の通路で武器を使って戦う場合、「M」以上の武器では、2人が並んで戦うのが限度である。

ワンダリングモンスター:

 この洞窟では、百足蝙蝠恙虫大螢(水に入っている時は、幼虫)、蓑虫火、が現れる。

 DMはあらかじめ出現するモンスターの能力値とhpを、別紙に用意しておくとプレイが中断しなくてすむ。

 洞窟内ではエサが少ないため、蝙蝠蓑虫火 以外は常に飢えており、反応をチェックでは、2d6して、2〜10なら攻撃、11〜12の時は逃亡する。

 新しいモンスターに関しては、「ニューモンスター」を参照。

 1d12してどのモンスターが現れるかチェック。

1〜3
百足:G・センティピートを使用

4〜6

蝙蝠:ノーマル・バットを使用

 蝙蝠は光に弱く、強い光を持ったPCと遭遇すると常に逃げ出す。
 天井が高ければ頭の上を飛んでいくだけだが、通路が狭い場合はそれに巻き込まれて混乱状態に陥る。
 この時に足場が悪いと、転倒したり、場所によっては転落する可能性がある。

7〜8
恙虫:スタージを使用

大螢:ファイア・ビートルを使用

 PCの足が水に浸かっている時は、大螢の幼虫が攻撃してくることにする。

 大蛍の幼虫
 AC8;HD1;hp:MV60(20);#AT1;D1d6;SaveNM;ML11;INT0;ALN;XP10

10
蓑虫火「モンスター」を参照

11〜12
 PCの誰かが転ぶ。
 場所によっては転落することもある。

洞窟までの道のり:

 鹿鳴山までは、のどかな街道を1日半ほど歩き、街道を横切る小川をさかのぼって山に入ると、1時間ほどで岩壁に口をあけた洞窟の入り口にたどりつく。

マップ:

 ⇒盲井守 ダンジョンマップ(42.0KB)
 ヘッダー、フッターをなくして、余白を最小(0mm)に設定すれば、ブラウザからそのままB5用紙に印刷できます。

 高低差については特に書いてないので、自由に設定してもよい。
 また、パーティのレベルが高かったり人数が多い場合は、天井を低くしたり、通路を狭くしたりするなどして、戦闘に参加できる人数を制限することもできる。

 地図の右下にある目盛りは、斜めの通路を測るものさしで、円は各種の照明で見える範囲を調べるためのもので、必要ならば切り取って使うこと。

 直径60’の円は「コンティニュアル・ライト」
 直径30’は「ライト」、松明、強盗提灯(ランタン)
 直径20’は提灯(蝋燭)
 直径10’は大螢(ファイアビートル)の発光器官

 円の中を切り抜いてDMが使うか、地図の他の部分が見えないよう紙を継ぎ足して、この地図の上で冒険を進めてもよい。


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