盲井守 ページ4/6

13.の続き

 この空洞は、下へ続く縦穴「a」「c」が地面に、上へと続く縦穴「c」が天井に口を空けている。

13a.
 三角形の垂直な縦穴が下へと続いている。
 灯かりで照らしてみても底は見えず、ただ闇の中へと続いている。

 この縦穴は40尺続いて、16a’へ出る。

13b.
 60度近い岸壁の上の天井に楕円形の穴が口を空けている。

 天井までは10尺。
 そこから穴に入って、さらに20尺登ると、上の空洞の15b’に出る。
 この穴は手掛かりも多く、盗人ならば、+20%の修正をつけて登ることかできる。
 その他の職業のPCは、鎧を着ていなければ10尺につき1d20して、18以下、鎧を着ているなら11以下を出せば登れる。

13c.
 細長い亀裂のような穴が口を空けている。
 中を照らしても底は見えず、5寸ほどの百足が3匹ほど這いあがってくるのが見えるだけである。

 ここは縄を使わなくても、腕や身体を突っ張ることで降りていくことができる。
 ただ、下の空洞14の天井から地面までは18尺ほどある。
 不注意に飛び降りると、ダメージ1d6に加え百足の群れの中に着地することになる。

14.百足の巣
 亀裂を伝って20尺ほど降りると、足がかりがなくなる。
 地面まではまだあるようだが、よくは見えない。
 ぼんやりと見えるのは、何かが流れているような床面で、同時にざわざわと水の流れるような音が聞こえてくる。

 14の天井から地面までは18尺あり、これ以降はロープを使って降りるしかない。
 ロープを伝って降りると、下に流れているように見えたのは、水などではなく、黒光りする百足の大群だと気づく。
 この空洞の床一面が百足群に覆われている。
 もし降りるとするなら、あるいは不注意に飛び降りた場合、そのPCはあったという間に百足の群れに飲みこまれることになる。

 百足の群れ(25) インセクト・スウォームを使用
AC7;HD2(S)**;MV30(10);#AT1;D2か4;SaveNM;ML!!;INT0;ALN;XP30
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 百足の群れは25あり、ここに降りて殺そうとするのは明かに自殺行為である。
 また百足の毒により、毎ラウンド対毒STを行い、失敗するとG・センティピートの毒と同じ影響を受けることになる。

 油をまいて松明などを落とすと、ある程度の範囲の百足を殺すことができるが、同時に悪臭を放つ煙も発生する。
 縦穴にいるPCは、その煙に包まれ急いで逃げない限り窒息する。

 この部屋には、百足と餌食になった動物の骨以外には何もない。

15.めくらいもりの棲む池 2
 縦穴を登り終えると、そこには高い天井の空洞が広がっていた。
 空洞の半分は、澄んだ静かな池になっている。

 ここにもめくらいもりが1匹いる。
 水辺の深さは膝までだが、奥では肩が浸かるまで深くなっている。

 ここも「12」と同じチェックで捕まえられるかどうかを判定する。

16.巨大空洞へ続く空洞
 縦穴を登り終えると、立って歩ける程度の空洞が広がっており、遠くから、ざぁざぁと滝のような音が聞こえてくる。
 そして空洞の奥の地面辺りに、黄緑色の光が3つ、ゆらゆらとただよっている。

 登ってきた時点では池は見えないが、ここの池の中にも、大蛍の幼虫が3匹棲んでいる。
 PCが池に入ると例外なく襲ってくる。

 大蛍の幼虫(3)
AC8;HD1;MV60(20);#AT1;D1d6;SaveF1;ML7;INT0;ALN;XP10
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17.水の流れ落ちる巨大空洞
 通路を抜けると巨大な空洞が広がっており、あちらこちらから、ざぁざぁと水の流れ落ちる音がしている。
 天井は高くて確認できないが、下は入り口辺りの壁沿いを除いて、すべて水で満たされている。
 灯かりをかざすと、水面の向こうにぼんやりと岸が見える。

 ここは巨大なホールで、壁のあちらこちら水が小さな滝となって流れ落ちている。
 水の出口の穴のほとんどは1尺ほどしかないが、6から流されてきたB'の穴だけは3尺程度ある。

 ホールの中央には、天井が崩れ落ちた瓦礫でできた島があり、PCがここに渡ろうとする場合、途中で急に深くなっており足場を失う。
 実際には首までの深さしかないが、WISチェックを行って、失敗するとパニックに陥って溺れることになる。
 6から流されてB'から投げ出されたPCは、−4の修正をつけてこのチェックを行う。

 全員(もしくはある程度のPC)が中央の島につくと、どっぱーんと大きなモノが水を打つような音が、流れ落ちる水の音を掻き消してホールにこだまする。


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