土蜘蛛続き 
 土蜘蛛の部族は、一般、戦士、シャーマンの家系の者にわかれる。 
 族長はシャーマンの家系から選ばれ、シャーマンの家系の中には、シャーマン系の呪文ではなくウォーカン系の呪文を操る者もいる。 
 シャーマンの家系の者は2HD以上(hpは、1HDにつき1d6+2)を持ち、蜘蛛の姿に変身する能力を有して、日光の下でもペナルティを課せられることはない。 
 蜘蛛の姿に変身しても、呪文は普通に唱えることができる。 
 戦士の家系の者は、2HD(hpは2D6)を持ち、ダメージに+1の得点を持つ。 
 戦士の家系の者も、日光によるペナルティは受けない。 
 戦士の中には、シーフのムーブサイレントリー(忍び足)、ハイドインシャドー(影潜み)、バックスッタブの能力を持つ者もいる。 
 
 
| アーマークラス | 
8 |  
| ヒットダイス | 
2 |  
| 移動 | 
120’(40’) |  
| 攻撃 | 
噛みつき |  
| ダメージ | 
1d6 |  
| 出現数 | 
1D4(2d6) |  
| セーブ | 
F2 |  
| 士気 | 
7(野生)、8(飼育) |  
| 宝のタイプ | 
U |  
| 知力 | 
0 |  
| 性格 | 
ニュートラル |  
| XP値 | 
20 |  
 
 大飛蜘蛛は、大型の犬ほどの大きさをしたハエトリグモで、全身を短い毛で覆われている。 
 土蜘蛛などの特定の種族に飼いならされて、狩猟に使われる事がある。 
 野生では森や洞窟に棲み、巣は張らずに獲物に跳びかかって、毒のないアゴで攻撃する。  | 
あとがき: 
 今回のお題は、土蜘蛛でした。 
 基本は、典型的なゴブリン退治なんですが、日本が舞台と言うことで、ちょっぴり呪い風味をプラスしてみました。 
 でも村人がいっぱい死んでるし、後味悪くて嫌だな〜って人は、村人は全員捕まってるだけで無事、出てくるゾンビも村人じゃなくて、土蜘蛛ということにすれば、まぁ、めでたしめでたしなお話になるかとは思います。 
 今回、土蜘蛛をゴブリンの一種にしましたが、もし土蜘蛛を人間として登場させたいなら、ゴブリンと同類と見られている、古代の伝統を重んじる人間たちという感じにすれば、より一層悲壮感が出るかと思います。 
 侍が仕官した権力者に、土蜘蛛を退治して来いと命じられて行ってみれば、それは人間で、政府はただ邪魔な一族を排除したかっただけ。 
 PCは政府の命令のままに土蜘蛛と戦うのか、それとも土蜘蛛と一緒に権力者と戦うのか・・・というようなシナリオも作れると思います。 
 それはそれとして―― 
 前回(盲井守)の笑いどころは、ワンダリングでPCがコケるところと、足のつく池でおぼれるところでしたが、今回は、大蟹です。 
 できれば、まともに戦わせないで、PCが大蟹から逃げ回りながらダンジョンを探索した方が楽しいと思います。 
 他にも、戦闘でPCがピンチの時に乱入して、PCに逃げる機会を与えるということにも使えますので、面白おかしく使ってください。 
 次は「狐(仮)」ですが、今度は今回と違って笑える内容になる・・・予定です。 
 でも、もしかすると、「お化け屋敷(仮)」が先になるかもしれません。  |