ジャックケッチャムBBS過去ログ  2001年3月

2000.10
2000.11
2000.12
2001.1
2001.2
KETCHUM TOP


なにはともあれ万歳!  go_mad  

完全なる組織票といった感がありますが(笑)
ともあれハリーポッターやキングを抜いた!?快挙ですね。

出版サイドの方々が、この結果に注目してくださいますように!

2001/03/28(水) 17:29:47


SFオンライン賞  金子浩  http://www.so-net.ne.jp/SF-Online/no49_20010326/special1_02.html 

SFオンライン賞が発表されました(↑)。結果は5票で5位(翻訳ホラーでは
トップ)。投票者のコメントも採用されています。投票していただいた方、
どうもありがとうございました。

2001/03/28(水) 16:59:29


有難うございました  go_mad  

>tkrさん
感想、楽しく読ませていただきました!

作品中のマージーの変化していく様子は面白く読みましたが、
確かに、それもひとつの軸として考えると
いろんなことの辻褄があいますね!

あと、確かにケッチャムの文章は、
キャラクターや情景についての書込みなどが
明らかに少ないですよね。
しつこすぎと言われるキングを読みつけてるだけに
「こんなもんかな」とも思っていたんですが、
個人的には、その少ない描写にも関わらず
人物像にかなり迫った、という印象を持てるので
逆に評価したいと思います。

オフシーズンの残虐描写、かなりインパクトあったんですが
スプラッタ慣れしてない所為かな(笑)。

2001/03/28(水) 12:17:43


「オフシーズン」の感想(ネタバレ)3  tkr  

あと、気になったのは、あと書きにも書かれているが、これはロメロの「ナイト
・オブ・ザ・リビング・デッド」や「ゾンビ」なのである。私はもう少し、違っ
た展開を予想していたのであるが、物語は直情的に、ジェットコースターのよう
に突き進む点には、若干の失望を感じた。
また、一般に言われているように、残酷描写はそれほど酷くなく、そんなに嫌悪
感を与えられるような事はなかった。スプラッタ・ムービーに親しんでいる人た
ちにとっては、残酷描写は非常に面白く、興味深く読むことができた。
ホラーのモンスターは、実際の出来事や犯罪者のメタファーなのであるが、この
小説は、その暗喩を解いて、人間本来の姿を描いているのである。

2001/03/25(日) 21:54:40


「オフシーズン」の感想(ネタバレ)2  tkr  

とは言うものの、物語の本質が損なわれている訳ではない。この物語の本質は
「マージーの自立」であるから、全ての物語はそのために存在するのである。こ
の辺の話は、襲撃直前の皿洗いのシークエンスが重要である。妹のマージーは姉
のカーラに対してコンプレックスを持っていて、姉の影響下から脱出したいので
ある。カーラとそのボーイフレンドが最初の犠牲者になるのも実は必然的なので
ある。そして、カーラの庇護者たる、カーラの元ボーイフレンドが最後まで残り、
マージー救出にかけるのも、そしてラストのシークエンスについても、マージー
の物語としては必然で、ラストの死もマージーの自立にとっては、絶対的に必要
な事なのである。
従って、ラストのシークエンスから感じる印象から、この物語はバッド・エンド
である。というように言われているようであるが、この物語の本質を理解した上
で考えると、この小説はある種のハッピー・エンドなのである。ラストの救急隊
員とのシークエンスも、希望に満ちた、感動的な素晴らしいエンディングではな
いだろうか。

2001/03/25(日) 21:53:08


「オフシーズン」の感想(ネタバレ)1  tkr  

ご期待にそえるかどうかわかりませんが、ちょっと長いけど、「オフシーズン」
の感想書きます。当然ネタバレですが、ここに来る人たちは、読んでると思うの
でそのまま書きます。(長いと、言われたので分割します。)

この小説のカテゴリーはホラー小説ということだが、読後の感想としてはホラー
小説と犯罪小説の微妙なボーターライン上に存在する小説であった。元来、私は
小説のジャンル分けなど無意味だ。と思っている方なのだが、この小説に関して
は、「ホラー小説の傑作!」だと思って読み始めた分、途中から犯罪小説(半分
冒険小説)になってしまったのが非常に残念なのである。
小説自体はよく出来ており、無駄も無く、華美な修飾もなく、抑制されていて、
良い印象を受けたのではあるが、その反面、よく読んでみると、これは小説とい
うより、映画やテレビ・ムービーのよくできた脚本を元に書かれたノベライズの
ような印象を受けた。物語のテンポもよく、時系列的にも短く、まるでジェット
コースターに乗っているような、一気に読ませるような手法は良いのだが、語弊
はあるが、キャラクターの掘り下げ等、本来の物語の進行については無駄な描写
が少なく、急ぎすぎの感は否めない。これも、2時間にまとめようとする感じを
受け取ってしまった。

2001/03/25(日) 21:52:38


注文します  go_mad  http://home.att.ne.jp/blue/yamasita/cinemaindex/2001hacinemaindex.html 

私も早速取り寄せます>完璧な犠牲者

>金子さん
ネタバレなしとのこと、ほっとしました。
ほんとに哀しかったんですよ(笑)。

>赤太郎さん
そのようです>小沼勝
ネタバレないとのことなので、↑上にその映画の内容を
紹介しているページへのリンクを貼っておきました。

>「隣の家の少女」に次ぐ不快な作品になりそうですね。
個人的にはこれ以上不快な作品は勘弁してほしいのだけれども(笑)。

>tkrさん
刑事コロンボ??

2001/03/24(土) 14:00:36


箱の中の女  赤太郎  

RIGHT TO LIFEのモトネタって、あの事件だったんですか。
「隣の家の少女」に次ぐ不快な作品になりそうですね。
「完璧な犠牲者」は持ってます。たしかBOOKOFFで100円だったような。
でも、あの本は安い実録物という感じで、あんまり面白くなかったので
このケッチャム作品には大期待ですね。

この事件をモデルにした映画ってたしか小沼勝か誰かでしたっけ?

2001/03/23(金) 17:29:15


「オフシーズン」読了で、「ロード・キル」に突入  tkr  

「オフシーズン」読了で、現在「ロード・キル」に突入中です。
go_madさんは、私の感想に期待されているようなので、近日中にまじめに書きま
すが、軽く2言、3言。

軽いネタバレです。

1.暴力描写に、嫌悪感は無し、というより、それほど酷い描写は無い。
  むしろ、面白い。という感じ。
2.重要だと思ったのは、姉妹の会話で、妹がセラピーに行ってる話。
3.ラストは、ひっかかれりはあるものの、バッドエンディングだとは思わない。
4.「刑事コロンボ」を読んでいる感じがした。

2001/03/22(木) 23:25:36


Re:わ〜い!  金子浩  

Beさんへ

> あ。そういえば「オフシーズン」の売れ行きどうなんでしょうね?
> 「オフスプリング」は出るのかしら?
いまだに重版がかかりません(嘆)。「オフスプリング」 は、出ると
してもたぶんつぎのつぎ以降ですね。っていうか、"Right to Life"の
つぎがまだ正式に決まっていないので、ちょっと心配です。

2001/03/21(水) 10:15:13


Re:RIGHT TO LIFEの元ネタ  金子浩  

go_madさんへ

> さて、RIGHT TO LIFEにも元ネタがある、とのことでしたが
> アメリカで起こったらしい、とある事件ではなかろうか
> という情報を得ました。
ぼくも、たぶん同じ情報を読みました。まずまちがいなくそれです。
で、調べてみると、元ネタになった事件を描いたドキュメンタリーが訳されて
いるのがわかりました。『完璧な犠牲者』(1992 中央アート出版)という
本ですが、去年、角川で文庫化されています(新潟の監禁事件がらみで
しょうか)。BOLに在庫があったので、注文しました。

> この事件を結末までなぞったら
> 衝撃の作品になるのは間違いなしなんですが、
> そうなると、私はもう結末を知ってしまったことになるのではないかと
> ちょっと悲しいです(涙)。
ご安心ください。ケッチャムが、どこかで読んだ話を元にしたけどどこで
読んだか忘れてしまったと語っているくらいだから、借りているのはおお
まかな設定だけです。『隣の家の少女』や『オフシーズン』と同じパターン
ですね。

2001/03/21(水) 10:07:40


わ〜い!  Be  

5月ですね!
「オフシーズン」から一年は待たないといけないかも、と覚悟してただけに
嬉しいです。
このペースでさくさく邦訳されて欲しいです。
あ。そういえば「オフシーズン」の売れ行きどうなんでしょうね?
「オフスプリング」は出るのかしら?

2001/03/21(水) 03:40:39


5月♪  kal  

5月に〜ケッチャムの新刊でるんですね。
 あっという間にきそうだな 5月なら。
 邦題って〜難しいですね。映画とかでも全然ちがうイメージの
 題だと、なんかがっかりするし。
 楽しみに待ってよ。題も含めて♪ 
 

2001/03/21(水) 00:39:42


RIGHT TO LIFEの元ネタ  go_mad  

金子さんのレスを踏まえ、少し考えてみましたが
なかなかいいタイトルが出てきませんね。難しいです。
私が考えても仕方ないけども(笑)。

さて、RIGHT TO LIFEにも元ネタがある、とのことでしたが
アメリカで起こったらしい、とある事件ではなかろうか
という情報を得ました。
日本では、その事件を元につくったポルノ映画があるそうです。
でもですね、もし、ほんとにこれだとしたら
思いっきりネタバレっぽいんです・・・。

この事件を結末までなぞったら
衝撃の作品になるのは間違いなしなんですが、
そうなると、私はもう結末を知ってしまったことになるのではないかと
ちょっと悲しいです(涙)。
「隣」と「オフ」に関しては、事件の内容はそのままながら
独自の結末を用意してきたケッチャム、
今回もそうであることを祈ります。

2001/03/20(火) 18:50:50


Re:遂に!  金子浩  

go_madさま

> 邦題って、訳者の方と出版社の方で相談して決めるんでしょうか。

訳者も提案したり仮題をつけたりしますが、決めるのは編集部です。ちなみに、
『隣の家の少女』と『老人と犬』は編集部が考えた題名で、『オフシーズン』
は仮題がそのまま採用されました。といってもそのまんまですけど。
"Right to Life"は『ライト・トゥ・ライフ』にはならないと思います。
それじゃイメージが湧きませんから。直訳すれば『生存権』ですけど、これも
「妊娠中絶反対派が胎児にも生きる権利があると主張するときに使う言葉」
というニュアンスが日本では伝わらないし。難しいところです。

2001/03/20(火) 10:23:34


遂に!  go_mad  

金子さん、情報ありがとうございます。

5月、まだまだ先だ、と思ってたら、
もう結構すぐですよね。遂に決まったか・・・ワクワクします!
邦題・・・「ライト・トゥ・ライフ」はないですよね。
何故かって、邦題に「トゥ」ってあんまり使わないような
気がするんですけど気の所為でしょうか。
邦題って、訳者の方と出版社の方で相談して決めるんでしょうか。
カッコイイタイトルを期待しております。

2001/03/19(月) 18:40:19

感想楽しみにしております  go_mad  

>tkrさん

ついに、ですね。
多分tkrさんは気に入るんじゃないかと思いますがどうでしょう。
tkrさんの感想は面白いので、読了が楽しみです。

2001/03/19(月) 18:36:17


Right to Life  金子浩  

"Right to Life"の発売はやはり五月末になりました。邦題はまだ未定。
今回はあとがきを書くことになったので、「オフシーズン」と「隣の家の少女」
の元ネタも紹介するつもりでいます。

2001/03/19(月) 16:57:27


「オフ・シーズン」読み始めました。  tkr  http://village.infoweb.ne.jp/~tkr/king/kingtop.htm 

そんなに凄いのなら、と言う訳でケッチャムを読み始めました。
今まで、完全に未読でしたので、処女作の「オフ・シーズン」を読む事にしまし
た。ケッチャムについては、特に何も知らないので、ほぼ白紙の状態で読んでい
ます。

基本的には、ホラー小説や、ホラー映画に出てくるモンスターというのは、自然
災害や、事件をおこした人間、フリークス、病気の人等々のメタファーだと思い
ます。
昔のホラーは、人間が悪い事をした。というより、その汚名をモンスターに着せ
て、人間対モンスターという図式を基に、物語を編んでいたケースが多いと思い
ますが、現在のホラーは、その暗喩を解いて、その人間に焦点を当てたものが多
いと思います。

2001/03/19(月) 15:58:29


yahoo  go_mad  

このページ(ジャック・ケッチャムの世界)が
ようやく単独でyahoo検索に採用されました。

本体(格調高き・・・)のアクセス解析みても、
やっぱりyahooからのアクセスが多いんで、
沢山人が迷い込むことを期待したいです。

そ、その前に検索してくれる人が
いないと意味ないんですけど(笑)。

2001/03/15(木) 18:05:58


(無題)  go_mad  

すみません、あとから思ったんですが、
別に事件当時に住んでいた、って言ってるわけではないので
インディアナ><マサチューセッツ説は意味ないですね。
今度、BBSで真相を訊ねてみましょうか?!

>それほど売れているわけでもなさそうなのに、
ケッチャム、絶対売れてないですよ。
だって、海外にもファンサイトが見つからない(笑)。
作家になる前に、蓄えができそうな職についてたわけでもないし、
ほんと不思議な人ですね。

>赤太郎さん
有難うございました。またなにかあったら教えてください!

2001/03/13(火) 11:32:32


Re:ケッチャムの謎  金子浩  

「隣の家に住んでいた」発言、go_madさんの解釈のほうが可能性が高いように
思います。確証はありませんが。

掲示板での発言によると、ケッチャムは4/10から5/9までギリシャにヴァケーション
に行くんだそうです。最近はホラー専門の小出版社から限定1500部とかの本しか
出してないのに(もうすぐ出る新作"The Lost"はひさしぶりにマスマーケット・
ペーパーバックでも出版されるようですが)、どうしてそんな余裕が? やっぱり
謎の人物ですね。

2001/03/13(火) 04:11:56


ケッチャムの謎  さとし  http://www.ne.jp/asahi/mangaichi/home/kingdow_index.htm 

私はケッチャムの経歴については全然知らないので、
別になんとも思わなかったのですが、インタビューと
矛盾があるのはいったい何故なんでしょう?

それほど売れているわけでもなさそうなのに、高級
コンドミニアムに住んでいることといい、なかなか
謎の多い人物のようですね。

2001/03/12(月) 22:02:57


Re:皆様、感想有難うございました。  赤太郎  


> >赤太郎さん
> あのあと、うちにある本を色々見てみましたが、
> バニシェフスキーの事件は載っていませんでした。
> 「女性殺人紳士録」ですか。変わったタイトルですね。
> 詳しく載っていましたか?
> 「ケッチャム作品と実話」のページに載っている以外の情報が
> なにか載ってたら、お聞かせ頂ければ有難いです。
>
 go madさんが紹介していたのほど詳しくはでていませんでした。
 著者の主観的な感想のほうが強くでていたような感じの文です。
 例えばバニシェフスキーのことを「人間の皮をかぶった邪悪」とかそんな感じの
 文章が続きます。
 あと加害者の子供たちが短期間で釈放されたということが書いてありました。

 もう一冊この事件を紹介していた本あると思うんですが、ちょっと見つからない です

2001/03/12(月) 15:33:25


フィクション  go_mad  

私がフィクションを好むのは、
実話の最も知りたい部分を満たしてくれるからです。
最も知りたい部分とは、結局、事件の内容や残虐な所業ではなく、
それに至った経緯や心の動きですよね。

本人以外の誰も知り得ない部分、
フィクションではそれを知ることが出来ます。
所詮フィクション、といってしまえばそれまでですが、
「知り得ない」ことである以上、そこに近づいていく様は
作家の芸術性による作業であって、
それを私は、楽しんでいるのだと思っています。

「隣・・・」は、いわば「借り物」の話かもしれませんが、
ディヴィットの視点が私たちに与えるものは
実話の概要だけでは、決して得なかったものであると思います。

>さとしさん
スタジオボイスでの「隣の家に住んでいた」発言は、
どうも捉え方がわからなくて迷ってるんですけど
「自分の家をモデルに創作した」とも取れなくもないですよね?
住んでいたということは事件当時19歳のケッチャムは
インディアナ州在住ということになりますが、
彼はボストン大学出身ですので、順当に行くなら
その頃はマサチューセッツ州に住んでいたのでは・・・。

2001/03/11(日) 16:11:42


続き  さとし  http://www.ne.jp/asahi/mangaichi/home/kingdow_index.htm 

『隣の家の少女』は、バニシェフスキー事件と「そのままやんけ!」
とツッコミをいれたくなるほど、同じ内容です。しかしケッチャムは
ディヴィッドを語り手とし、彼にに感情移入させることによって、
読者を単なる傍観者ではなく、事件の当事者になったような気分に
させることに成功しています。
『隣の家の少女』を読んで感じる不快感は、ただその内容のせいだけで
なく、ケッチャムの作家としてのテクニックによってもたらされている
のだと思います。そして我々読者はこの事件を、ノンフィクション以上に
心に深く刻んでしまうことになるのです。

『隣の家の少女』は、実話を元にしながらも、ケッチャムの作家としての
実力のおかげで、優れた文学作品となり、ノンフィクションで読んだだけでは
得られなかったであろう感情を、我々に感じさせてくれます。
私はフィクションとノンフィクションの境界は、実際にはかなりあいまいだと
思っているのですが、どちらにしても優れた作家の手によるものでなければ、
単に悪趣味な三面記事的なもので終わってしまうのではないでしょうか?

「スタジオ・ボイス」のインタビューによれば、ケッチャムはこの事件の
あった家に住んでいたそうです。


2001/03/11(日) 11:00:37


すごいですね  さとし  http://www.ne.jp/asahi/mangaichi/home/kingdow_index.htm 

遅ればせながら、「ケッチャム作品と実話」のコーナー拝見しました。
ケッチャムの世界に対する理解をより深めることができる、
すばらしいコーナーですね。
go_madさん、ご苦労様&ありがとうございます。
それにしても恐るべしソニー・ビーン一家!
こんな事件が実際にあったとは・・・。

私の友人にフィクションは一切読まないという奴がいます。
理由は現実に起こる事件の方が、小説などよりずっと面白く、
恐ろしく、かつ奇妙だからとのこと。
確かに私もホラー小説を読んでも、恐怖を感じることはあまり
ありませんが、『サイコ』や『悪魔のいけにえ』のモデルに
なった、エド・ゲインの事件を描いたノンフィクション
『オリジナル・サイコ』には、心底ゾッとさせられました。

フィクションは実話には勝てないのか?
いや、そんなことはありません!
(以下続く)

2001/03/11(日) 09:56:43


ソニー・ビーン  go_mad  

金子さんの情報により、
ソニー・ビーン情報を強化しました。
長いけど、よかったら読んでやってくださいね。

2001/03/08(木) 19:20:40


実話...  kal  

最近パソ調子悪くて、つないでなかったんですけど、ケッチャムの作品って
実話も元にして書かれてたんですね...全然そんなの考えた事なかったので
かなりびっくりしました。
 う〜ん 「隣の」も実話があったんですね。 仮釈放って...。
 なんかケッチャムの作品の印象が、またちょっと変わった様な気がします。
 なぜ ああいうラストにしたのか とか
 う〜ん 恐い 

2001/03/08(木) 01:25:20


有り難うございます  go_mad  

金子さん、またまた有り難うございます。

内容からして間違いないとは思ってたんですが、
これで自信がつきました。

しかも、ソニー・ビーンのスペルもこれで判明したので
もう少し調べられるかもしれません。
sonny sony bean been くらいしか思い付かなくて(笑)。

2001/03/08(木) 00:46:35


ビーン一家事件  金子浩  

go_madさま

ケッチャム自身が旧BBSで1999/11/18に

"OFF SEASON is based on the depredations of Sawney Beane & Co. off
the coast of Scotland hundreds of years ago"

と発言していますので、まちがいなく、ビーン一家事件が『オフシーズン』
の元ネタです。

2001/03/07(水) 19:04:30


ありがとう>くまさん  go_mad  

ごぶさたです。

>忙しくてなかなかカキコする時間がなかったもので・・・。
いいんですよー、気にしないで!
新作が出た時とか、そういう時は是非よろしくお願いします(笑)。

ガートルードの事件は、ホント衝撃ですよね。

ビーン×オフシーズンもアップしました。

ごちゅさんにもよろしく!

2001/03/07(水) 10:53:02


・・・絶句・・・  くま  

こんにちわ。ご無沙汰してます。くまです。
いつも、ここの掲示板は見ていたのですが、忙しくてなかなかカキコする時間がなかったもので・・・。
あまりにも久しぶりすぎるので、go_madさん・・・忘れちゃた・・・??(@_@;)

新コーナーの「ケッチャム作品と実話」見ました。
あまりの衝撃に鳥肌がたってしまい、仕事中ですがカキコしてます。
あんなことが、実際にあったとは。。。
しかも、ガートルードが仮釈放されてしまったことにも驚きです。
ホントに恐ろしい事件ですね。。
私の周りで「隣〜」を読んだことのある人に、この事件のことを話したら、驚いています。

私は、英語はめちゃくちゃ苦手で、さっぱりわかりません。
それを翻訳してこのようなページを作ってしまったgo_madさん、スゴすぎです!!
そして、ホントにありがとうございます。
「オフシーズン」のほうも今日UPできるとのことなので、楽しみにしています。
仕事の合間にチェックしに来ます!!

2001/03/06(火) 13:29:09


皆様、感想有難うございました。  go_mad  

頑張ってつくった甲斐がありました。

the INDIANA TORTURE SLAYING、是非読みたいですよねぇ!
Beさん曰くの、
>ガードルードは自分のしたことをどう思っていたのでしょう。
>そして、この虐待に加担した子供たちはどういう大人になったのでしょう。
等を、もう少し詳しく知りたい気がします。

大量殺人や猟奇殺人の実話、いくつもの事件を知るうちに
(恐ろしいことに)結構馴れてしまったりしますが、
この事件の概要は、久々に衝撃でした。
実話は恐ろしい・・・ケッチャムのおかげでしょうね。

>赤太郎さん
あのあと、うちにある本を色々見てみましたが、
バニシェフスキーの事件は載っていませんでした。
「女性殺人紳士録」ですか。変わったタイトルですね。
詳しく載っていましたか?
「ケッチャム作品と実話」のページに載っている以外の情報が
なにか載ってたら、お聞かせ頂ければ有難いです。

ソニー・ビーン×オフシーズンも、
今日アップできると思います。

2001/03/06(火) 12:25:46


ケッチャム作品と実話  金子浩  

go_madさま

読みました。これだけのページをあっというまにつくってしまうなんて、
ものすごいヴァイタリティですね。

犯罪実話の生なましい恐ろしさと文学的な深みの両方を持ちあわせている
ところがケッチャムの最大の特徴だ、とあらためて実感しました。

2001/03/06(火) 09:49:58


ガードルード  Be  

・・・・恐い・・・恐すぎ・・・。(汗)
実際にそんな恐ろしい事件があったなんて・・・・。
「隣の家の少女」を読んでいるときは、心のどこかで(これはフィクションだから)って
安心している部分があったのですが、
私が甘かったです。(^^;)
そして、社長さんの言うとおり、なんでこんな奴が仮釈放〜?
ガードルードは自分のしたことをどう思っていたのでしょう。
そして、この虐待に加担した子供たちはどういう大人になったのでしょう。

go_madさん、翻訳ありがとうございました。
そして、この事件を安っぽい実話小説にせず、
質の高い、そして恐ろしいホラー小説に仕上げたケッチャムにやっぱり脱帽です。

2001/03/05(月) 23:00:32


女性殺人紳士録  赤太郎  

 ありました。女性殺人紳士録っていう本にでてました。
 恐ろしい女性がいっぱいでてます。特にメキシコの
 ゴンザレス姉妹は怖い。

 あとamazon.comで見たら”the INDIANA TORTURE SLAYING”
 16ドルくらいで売ってますね。買おうかな。

2001/03/05(月) 14:58:13


読みました  社長  

「ケッチャム作品と実話」のガードルード・バニシェフスキー。
なんて恐ろしい女なんでしょう。まさにルースそのもの!
そして哀れな被害者シルヴィアもメグにそっくりの美少女。
でもなんと実話のガードルードは仮釈放されたそうじゃないですか!
許せない。許せないです。

それにしてもgo_madさん、翻訳ありがとうございました。
大変かと思いますが、ぜひとも「オフ・シーズン」の実話紹介も
待ってます。

2001/03/04(日) 22:32:12


追記  go_mad  

もうひとつ、この事件を元にしているらしき
作品がありました。

Mendal W Johnson / Let's Go Play at the Adams'

という作品で、こちらは小説のようです。

2001/03/04(日) 19:22:05


ガートルード  go_mad  

色々調べてみました。

ケッチャムはこの事件にインスピレーションを得た、というよりも、
この事件にデイヴィットの視線を加えてフィクション化した、という感じですね。
メグの身の上に起こった事件自体は、実話といってもいいくらいです。
あれが実話なんて、本当に恐ろしい。
英語を一行訳す毎に寒気が走りました。

ちなみに、ケリー・ミレットというフェミニスト関係の本を書いている人も、
この事件に12年間取り憑かれた上に
「THE BASEMENT」という本を書いているようです。
これは小説ではない・・・と思います、多分。
すみません、読解力が限界(笑)。

このガートルードの事件の詳細は、近々アップするつもりです。
ホント衝撃です。

2001/03/04(日) 18:01:09


監禁もの  赤太郎  

 すごいですねえ、色々わかってきましたね。
 自分のほうはその本が本棚にあるはずなのに 
 全然見つかりません。

 いままで読んだ本の中でトラウマになっているのは
 「隣…」と「うちの子がなぜ! 女子高生コンクリート殺人事件」
 なんですが本当に監禁ものっていやですね。
 あまり幽霊とかは怖くないんですが、これには恐怖を感じます。
 これらの話で唯一の救いはある意味、被害者が死んだって
 ことだと思うんですけど。トラウマになっている映画に
 「壁のなかに誰かがいる」っていうのがあって、これも
 監禁ものなんですけどこれはその被害者が生かされている
 という点でとても怖かった憶えがあります。昔に一回
 しか観ていないので今観るとどうかわかりませんが、
 うなされる程怖かったです。当時は。
 

2001/03/04(日) 15:18:42


元ネタのコーナー  go_mad  

金子さん、バニシェフスキーの件、有難うございました。
少し調べてみましたが、かなり有名みたいですね。

十分に情報が得られそうなので(しかし英語・涙)、
これを機に、元ネタ実話紹介コーナーを作ろうかと思ってます。

但し、「隣・・・」と「オフシーズン」しか、わからないけど。
もしその他、なにか情報があれば、小さなことでもかまいませんので
皆様、よろしくお願いします。

2001/03/04(日) 14:21:36


実話モノ  社長  

「隣…」が実話を元にした話だったとは…(愕然)。
でもgo_madさんの言うように女子高生コンクリ殺人を
私も思い出します。「FBI心理分析官」が流行った頃、
実話ものにはまりました。「撫で肩の男」(←チカチロ)
とか「フィレンツエ連続殺人」(未解決なんですよね)
とか…。実話で驚愕するのは被害者になってしまった人
って「たまたま鍵をかけてなかった」とか「たまたま
そこを歩いていた」とか、そういう理不尽な理由で選ばれ
てしまったわけなんですよね。私がケッチャムに強烈に
ひかれるのは、そういう理不尽さが描かれているからかな
と思ったりもしました。

oriby'さん
「ゴーサム・カフェ…」ってめちゃめちゃレベルの高い
短編集ですよね。もうおもしろい話がいっぱい。
キングの「ゴーサム…」もひさびさに気に入ったし、
ジョン・ラッツ(「同居人求む」の作者)の「ハンソンの
ラジオ」もよかった。…でもごめんなさい。「湖の乙女」
は覚えてない(苦笑)。じつは図書館で借りて読んだため、
今読み返そうにもできないのです。今度本屋で見かけたら、
絶対ゲットします

2001/03/04(日) 11:52:52


Gertrude Baniszewski  金子浩  http://www.mjq.net/books/bookpix/classic/johndean.jpg 

go_madさま

ルースのモデルは"Gertrude Baniszewski"(ガートルード・バニシェフスキー)
だそうです。1929年生まれだそうだから、スタジオボイスの写真は年をとってから
のものでしょう。事件当時の写真とSilvia Likens(シルヴィア・ライケンズ、
それともリケンズかな?)の写真は↑。

2001/03/03(土) 03:29:56


ソニー・ビーン  go_mad  

コリン・ウィルソン「殺人百科」に載ってました。
まさしく「オフ・シーズン」!

Sylvia Likensの事件のほうは、発見しきれませんでした。
スタジオ・ボイスのインタビューに
ルースのモデルになった女性の写真が載ってましたよね。
彼女の名前がわかれば、探しやすいんですが。

2001/03/03(土) 00:10:48


赤太郎さん、ようこそ  go_mad  

人食い一家の話、私は読んだ覚えないんですけど
コリン・ウィルソンの殺人関係の本は大概あると思うので、
帰って調べてみたらわかるかもしれません(今職場)。

ケッチャムに限らず、現代を舞台にしたホラー小説は
実話にインスピレーションを得たものが多いですよね。
そういえば、「隣・・・」から女子高生コンクリ殺人を連想する人は
かなり多いみたいですね。

「湖の乙女」は読みました。
さっきまでどんな話だったか思い出せなかったんですが、
たった今突然思い出しました。
あれですよね、いじめっ子みたいなのにそそのかされて湖を・・・。
なかなか面白かったような記憶があります。
またじっくり読んでみます。


2001/03/02(金) 16:48:03


Re[2]:はじめまして  赤太郎  

金子浩さんへ
>
> 1965年にインディアナ州でSylvia Likensという少女が殺害された
> 事件がモデルになっているようです。ケッチャムは"J. R. Nash's
> BLOODLETTERS AND BADMEN"という本をあげていますが、有名な事件の
> ようなので赤太郎さんはべつの本でお読みになったのかもしれませんね。
> 中編"Rite to Life"も実話がモデルになっているようですが、ケッチャム
> いわく、どこで読んだか忘れてしまったとのことです。

 60年代でしたか、どうもありがとうございました。
 わたし、ケッチャム作品は「老人と犬」から読みはじめたんですけど、
その題名に惹かれて書店で手にとってみると解説が中原昌也氏だったので
即買いました。内容もとんでもなく面白くて一気によんでしまいました。
名訳だったと思います。楽しみにしていますので、これからもお仕事を
がんばってください。

2001/03/02(金) 16:39:56


  oriby'  

とんちんかんでした。
申し訳ないです。

で、「ゴーサム・カフェで朝食を」は扶桑社ミステリから。
こちらは別に絶版というわけではないと思いますので入手
可能かと。
不可能ならば、ご一報を。

2001/03/01(木) 23:56:06


人食い一家  oriby'  

わたしも実話系の本で読んだことがあるような…
と、記憶を探ってみたところ、コリン・ウィルソンの
「異常快楽殺人」だったか「殺人の哲学」かに書かれ
てあったような。(題名の記憶違いの可能性高し)
確か、15世紀くらいのイギリスで起こった事件だと。
「オフシーズン」を読んだときに思い出しました。


「秘密基地の夜」
訳文のリズムにはまればかなりいけてる作品になると
思います。そうでなければ、それまで。
嫌系の描写とオチの捻りはさすがレイモンといったと
ころ。同じようなテイストでは、「ゴーサム・カフェ
で朝食を」に収録されている「湖の乙女」もいい感じ。
どっちも笑える鬼畜系でしょう。

「秘密基地の夜」はホラーウェイヴ03に収録されて
いたと記憶してます。この作品が読みたくて、もし、
入手が不可でしたらご一報ください。
レイモン普及委員としてなんとかいたしましょう。

2001/03/01(木) 23:47:11


Re:はじめまして  金子浩  

赤太郎さま

> 人食い一家ソニー・ビーン一族、隣の家の少女とそっくりな
> 事件もたしかアメリカで50年代に起きてたと思うんですけど。
> なんの本だったか忘れましたがたしかにありました。
> それで今その本を探しているんですけど、どなたか知りませんか?

1965年にインディアナ州でSylvia Likensという少女が殺害された
事件がモデルになっているようです。ケッチャムは"J. R. Nash's
BLOODLETTERS AND BADMEN"という本をあげていますが、有名な事件の
ようなので赤太郎さんはべつの本でお読みになったのかもしれませんね。
中編"Rite to Life"も実話がモデルになっているようですが、ケッチャム
いわく、どこで読んだか忘れてしまったとのことです。

2001/03/01(木) 22:47:43


Re:私も・・・  金子浩  

go_madさま、mamao_tさま

ひとりのケッチャム・ファンとしてここにお邪魔させてもらってます。
これからもよろしくお願いします。

2001/03/01(木) 22:38:02


はじめまして  赤太郎  

 はじめまして。以前から拝見していたのですが書き込むのは
初めてです。

 ちょっと気になったことがあるのでお聞きしたいのですが、
ケッチャムの作品てけっこう実話をもとにしているような気が
するのですが。ロードキルとかオンリーチャイルドはアメリカ
ではありそうな事件だし、オフシーズンはスコットランドの
人食い一家ソニー・ビーン一族、隣の家の少女とそっくりな
事件もたしかアメリカで50年代に起きてたと思うんですけど。
なんの本だったか忘れましたがたしかにありました。
それで今その本を探しているんですけど、どなたか知りませんか?

2001/03/01(木) 18:22:09


読んでみます。  go_mad  

角川ですね。今度注意してみてみます。>クラヴァン
ありがとう!社長さん。

2001/03/01(木) 12:45:18


クラヴァン  社長