2003年 12/1日 完成
尻尾
尻尾の接地面からトサカの先まで、12cmほど
高い木の上で花に擬態して、近づいてきた虫を捕って食べるランモドキです。
トビハナアルキの親戚で、脚は完全に退化していて、手と尻尾を使って枝の上を移動するそうです。
実際には尻尾の先で枝をつかんで立ったりしているのですが、自立させたかったので、ちょいと形状を変えてあります。
頭も大き目ですが、まぁ、まだ子供ということで。
鼻腔にそった分泌腺で、バニラのような甘い香の分泌物が作られ、それを手で鼻に塗って、虫をおびき寄せるのだとか。
ランモドキの仲間には、ユリの花のようなユリモドキや、夜行性で分泌物がバクテリアで光る奇跡ハナアルキというのがいるそうです。
鼻の色は、図鑑で見たオンシジュウムという蘭の花が、ランモドキの鼻に似ていたので、黄色にしたかったんですが、なかなかいい色が出なかったのと、縞模様を斑点状にしたかったののが、うまくいかずに断念してしまいました。
ネット上でカラーのランモドキを見つけてしまったのも、この色になった原因です。
この色も、もっと紫っぽくしたかったですが、タミヤのクリアレッドとクリアブルーを混ぜても、クリアパープルにならないという事実が発覚し、「ま、いっか」ってことで、ピンクっぽい色になりました。
それはそれとして、緑色の毛をした哺乳類っていましたかね?
鳥ならたくさんいるに、なんで哺乳類とかはいないんですかね?
オーストラリアかどっかに、緑っぽい毛の動物がいるとかいうのを見たような気もするのですが・・・
ところで、これ作ってて思ったんですけど、もし鼻が幾つもあってそれが自由に動く人間ような生き物がいたとしたら、それはタコのような頭をした人間という風には見えないでしょうか?
するってぇと、クトゥルー(の落とし子)とかマインドフレイヤーなんてのは、鼻行類の進化した姿だったりして――あるいは、鼻行類が他の星の生物――などと勝手に妄想して楽しんでしまいました。
今回も本の絵にそっくりというより、イメージの方が先行してしまいしたが、まぁ自立すことを目的に作ったんで(安定してるとはいえまんせが)、それで満足です。
想像力を働かせて、ユリモドキなんかも作ってみたいですね。
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