ジャックケッチャムBBS過去ログ
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KETCHUM
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隣の家の少女
katikati
「隣の家の少女」読了。
「老人と犬」、「ロードキル」、「オフシーズン」と読んできましたが、「隣の家の少女」が一番すらすらと読めました。前半1/3ぐらいまでは牧歌的とも言えるぐらいで、メグとの初対面あたりで私を虜にしました。
デイヴィッドにはあっというまに同化しました。言われるほど読後感も悪くなかったです。
金子浩さんが以前、「隣の家の少女」レベルの傑作はめったに書けるものではないとおっしゃってましたが、納得の作品でした。
主人公は子供たちですが、私はルースに一番興味を持ちました。
ルースがこれだけの事をするからには、作者は彼女の動機を明らかにする義務があると思うのですが、相変わらずヒントしかありませんね。
ルースの指にはめられていたメグの指輪に注目しました。ルースには手に入れることが適わなかった幸せをメグの将来から奪いたかったということでしょうか。
何よりも恐いのは、自分が少年時代誰かに背中を押されればあっち側に行った可能性もあるということです。
2001/06/30(土) 23:46:39
Pinkさん、読了おめでとうございます。
無差別な殺人、という点では、ウェインと池田小の事件は共通していますね。
そういう点でタイムリーな読書だったのかもしれません。
本というのは読む時期によって見方が全く変わるから面白いですね!
2001/06/30(土) 14:22:24
お久しぶりです。
ケッチャム前期3作(ロード〜・オンリー〜・老人〜)を少し前に読み終えました。
何ともいえない気分というか、不思議な作品(作家)ですね。
一番印象に残ったのは、−意外なことに推薦いただいていた2冊ではなく−「ロードキル」でした。
異常な心理状態がよく表現されており、大阪・池田小事件を始めとする様々な凶悪犯罪者の心に少し触れたような気がしました。
いつも主な登場人物に感情移入してしまう私としては、またタクマにやばい状態に陥りましたが・・・。
2001/06/30(土) 09:19:06
ケッチャム掲示板(本家)を覗いてみると
投稿数が飛躍的に増えている!!
なんでしょうね、なにかで紹介でもされたんでしょうか。
いよいよ読むのが大変・・・というか
ずらりとならんだ英語のスレッドを見るだけで
萎えてしまいました(涙)。
2001/06/29(金) 18:10:11
そうかもしれませんね>模索
ちょっと実験的な感じもします。
直後に完璧な犠牲者を読んでしまったので、
内容が頭の中でこんがらがっています。
近いうちに再読します。
ケッチャム作品と実話のページもアップしなきゃいけないですね。
2001/06/24(日) 16:44:09
地下室の箱 確かに短いし ケッチャムらしくないと言える所も
有るように思いましたが,もしかしてケッチャム自身が或る程度
やっていける自信を持ちだしてきて(いろんな意味で),
社会(読書好きの)との接点を模索しているのかも知れませんね。
読んでスッキリしたのは,これと(あくまでも読後感 笑)
老人と犬ぐらいでしたから,
何は,ともあれ気になる作家ですしこれからも続々と作品が
日本でも紹介される事を願ってやみません。
金子さん頑張って下さい。 読みやすい所から
友達に読ましてみようかなと思っていますので。
2001/06/23(土) 21:36:35
ksbstrさんへ
はじめまして。
ケッチャムの短編集も出したいものです。ブラム・ストーカー賞受賞作は
両方とも入ってないわけですが。
2001/06/18(月) 06:34:47
レスありがとうございます。
こちらにお邪魔するまで、いくつか他の書評サイトを閲覧た限りでは
不快、書評不能等の感想が多く感じられ、ファンとして書き込みするなら
少し捻ったものにしたいと考えての感想だったのですが、冷静に見直してみると
我ながら捻りすぎた気もします。
嘘を書いたつもりはありませんが、話半分程度にに取っていただければ幸いです。
ブラム・ストーカー賞受賞は、良いニュースですね。
私も一編でも多く訳出されることを望んでいます。
2001/06/15(金) 18:51:44
go_madさん、社長さんアドバイスありがとうございました。
残りの2冊も買ってきましたよ。でも続けてケッチャムばかり読むと精神的にやばそうなので、あいだに1冊(久しぶりに筒井康隆氏、「恐怖」)をはさんで昨日、とりあえず「ロード・キル」から読み始めました。
読み終わったらまた遊びに来ます。
2001/06/15(金) 14:31:07
金子浩 さま
はじめまして。
ブラム・ストーカー賞の情報、ありがとうございます。
ケッチャムは2度目の受賞だったのですね。
初めてだと記憶違いしてました。
"The Box" が載っている本を持っていたのに(涙)。
2001/06/13(水) 21:30:33
面白いご意見を有難うございました。
ファン同士が集まる場所って
作品を色んな観点でみるいいきっかけづくりになりますね。
やっててよかったなぁ、と思います。
皆様、今後とも宜しくお願いします。
みんなでケッチャムを盛り上げていきましょうね!
2001/06/13(水) 19:40:27
扶桑社から刊行されている本は、全部読みました。
好きな作家なのですが、語り合える人間が周囲に
いないので、この掲示板の存在は嬉しいです。よろしくお願いします。
暴力描写や、描かれる事件の異様さがクローズアップされがち
ですが、ケッチャム作品の特徴は、苦痛から逃れるために他者
へとそれを押し付けることしか知らない人間と、押し付けられ
た苦痛を理解できず翻弄される人間とが、傷つけあう苦痛以外
は共有できず、なにも理解しあうことが無い。
程度の差はあっても普遍的な、人間相互の他者への無理解と愚
かしさを描いている点にあると思っています。
2001/06/13(水) 18:52:32
二度目の受賞、しかもまたも短編!
おめでとうございます。ダラス。
遠い空の下からお祝い申上げます。
(って書いてこようかな・・・笑)
一日も早く、短編の訳出が実現されますように。
2001/06/13(水) 18:18:25
ケッチャムの短編"Gone"(オリジナルアンソロジー"October
Dreams"所収)が
ブラム・ストーカー賞短編賞を受賞しました。ちなみに、95年にも同賞短編賞
を受賞しています(↑)。
長編賞の"The Traveling Vampire Show" (Richard Laymon)も気になりますねえ。
2001/06/13(水) 07:21:40
Pinkさん、はじめまして、よろしくです。
ところで「隣」「オフシーズン」「地下室」と読んだのならば
あとは「老人と犬」「オンリー・チャイルド」「ロード・キル」だけ(?)
ですよ(笑)。制覇はもうすぐそこ(笑)。
個人的には「隣の家の少女」よりも「オンリー・チャイルド」の方がなんか
絶望的な気分になりました(笑)。Pinkさんにもぜひ読んでいただいて
感想を聞きたいですね(勧めてるのか?コレって…)
2001/06/12(火) 23:27:57
隣→オフシーズン→地下室、ってキツイのを立て続けに読んじゃいましたね。
もう読みたくない、といいつつまた買ってきてしまった、とは
嬉しいコメントですね(笑)。
このままPinkさんがハマってくださるともっと嬉しいのですが(笑)。
「老人と犬」は、私の大好きな一冊です。
気に入ってくださることを祈ります。
よろしければ感想など聞かせてくださると嬉しいです!
2001/06/12(火) 20:25:44
tkrさんのところから飛んできました。go_madさんはじめまして。「隣の家の少女」から入って、「オフシーズン」、そして今日「地下室の箱」終わりました。「地下室の箱」のラストには驚きましたけど・・。tkrさんのところでも書き込みましたが、私にはケッチャムはきついです。もう2度と読みたくない!なんて思いながら実はさっき「老人と犬」を買ってきた私です。少しはまりそうな予感?
2001/06/12(火) 17:45:02
食人族が必要以上に野卑で残虐なだけに、
修羅場が訪れてからの、善も悪もない
生き残りをかけた凄まじい戦いで、
都会族の理性を失った傾きぶりが際立って衝撃的に見えました。
週刊文春、売ってなかった(涙)。
2001/06/10(日) 17:40:59
食人族という設定はOKです。元々、奇想天外な設定が大好きな人間なのです。
もう一寸知性があった方がいいような。それと、あそこまで残酷な性格にする必要はないと思います。しかし色々なパターンの小説があって、色々なファンがいるわけですから、「オフシーズン」を否定するわけではありません。
2001/06/09(土) 23:21:06
食人族という設定自体に乗れなかったという方は多いようですね。
私は納得出来ました。
katikatiさんは、どんな食人族だったらリアリティを感じましたか?
mitsuru1さん、情報ありがとうございます。
立ち読みしてみよっと。
2001/06/09(土) 16:01:55
6月14日号のミステリーレビューで 池上冬樹さんが
地下室の箱を紹介しています話はそれに留まらず進み
キングからウィンターへとなり『撃て、そして叫べ』
も紹介されています。評価はいずれも★四つだそうです
皆さんの読後の意見を見る限りでは箱の四つは少し甘いか。 笑
2001/06/09(土) 10:41:35
オフシーズン
katikati
「オフシーズン」読み終わりました。
食人族のキャラクターに?
これは設定上、始めにキャラクターありきですね。食人族の起源から合理的に想像力を働かせればもっと違うキャラクターになると思うのです。
中盤ついに始まった双方の戦いには思わず身を乗り出してしまいました(映画じゃないっての)。「老人と犬」、「ロードキル」と読んできて、ケッチャムがだいぶ解ってきました。というより、〈作者あとがき〉に心境が書いてありますよね。6人の内一人だけ助かれば良しとすべきでしょうか。でも本当に助かったといえるかどうか?
作品の評価ですけどよく解らないです。半年ぐらいたった時、どんな印象として残っているか?それを待ちたいと思います。
2001/06/08(金) 23:05:32
完璧な犠牲者読了
go_mad
「完璧な犠牲者」読了しました。
ちょっと読みにくかったので、編集した方には悪いが
事件は事件、裁判は裁判で別々に読んでしまいました。
興味深い事件でした。
「地下室の箱」では、「組織」や聖書、キャサリンの扱いがちょっと曖昧で
完璧な犠牲者を読むまで、見えてこなかったのですが、
スティーヴンの影響力を読者にまで及ぼす狙いがあったのかな?
それとも、そのへんは些末な事だということでしょうか。
「完璧な犠牲者」は、「地下室の箱」の副読本として必需かも?
>金子さん
"Hey!"ですか。そーかなー、と思いました。有難うございました。
「撃て、そして叫べ」が見当たりません・・・。
2001/06/07(木) 13:30:28
Re:短いぞ
金子浩
さとしさんへ
> ケッチャムの前に、同じく金子さんが訳されたダグラス・E・ウィンターの
> 『撃て、そして叫べ』も読みました。ホラーでないのを以外に思いましたが、
> 期待以上に面白い作品でした。デリーの名前がさりげなく出てくるところでは
> ニヤリとさせられました。
表面的にはまったくホラーじゃないんですけど、根本的なところではキングや
ケッチャムと共通する部分があるように思います。ウィンターのホラー短編は
ちょっとテクニカルすぎる感じがあったのですが、こんどはこういう”熱い”
ホラー長編を書いてほしいものです。
2001/06/07(木) 10:39:21
Re:なんとか読了
金子浩
社長さんへ
> 原著の表紙強烈ですね(笑)(←裏表紙参照)
小さくてわかりにくいんですけど、おなかには骸骨になった赤ちゃんが
透けて見えています……。
2001/06/07(木) 10:33:33
Re[2]:私も読みました
金子浩
> 「地下室の箱」は途中経過報告みたいな感じかもしれません。たぶんまた
> そのうちにまたこのテーマに再挑戦して、こんどはきっちりと落とし前を
「たぶんまた」を消し忘れちゃいました。
2001/06/07(木) 10:08:44
Re:私も読みました
金子浩
go_madさんへ
> さとしさんと同じく、短くて欲求不満気味。
「隣の家の少女」と比べたら、出来もかなり落ちますよね。でもまあ、
「隣の家の少女」レベルの傑作はそうめったに書けるものではないのでは。
「地下室の箱」は途中経過報告みたいな感じかもしれません。たぶんまた
そのうちにまたこのテーマに再挑戦して、こんどはきっちりと落とし前を
つけてくれるのではないかと思います。
> 最初あたりに、サラが、つい「ねえ!」と口に出す場面がありますが、
> それをきっかけに閉塞感を意識して息苦しくなってしまいました。
> あれは原文ではなんとなってるんでしょうね?
> (金子さん、もし覚えているようだったらそのうち教えてもらえると嬉しいです)
"Hey!"ですね。
> ラストなどひっくるめて、もう一度ゆっくり読みたいと思います。
ラスト一行は、***が象徴するものをたんなる異常として切り捨て
るわけにはいかないのだ、だれの心のなかにも***はいるのだ、
ということなのでしょうか。
2001/06/07(木) 10:06:14
なんとか読了
社長
http://www5c.biglobe.ne.jp/~shachoo/
朝から読むまいと思っていたのにどうにも止まらず通勤電車で
読んでいたら気分が悪くなってしまった(笑)。ひさびさの不快感(笑)。
ホント帯の通り、「隣の家の少女」以来の悪夢ものの拷問シーン。
それにしても「聖書」を3回も通読したというのにあんな人間になってしまう
というのはケッチャムは何か意味を込めたかったのでしょうか。単純に「こう
いうのもいるだろ」って書いたのでしょうか。スティーブンのキャラには首を
ひねりっぱなしでした……信仰って…。
原著の表紙強烈ですね(笑)(←裏表紙参照)
あれを買うのはかなり勇気がいる(笑)。よかった、少女の写真で。なんか
サラが子猫をおいかけるシーンを思い出しました。
2001/06/07(木) 00:27:05
私も読みました
go_mad
ちょっと忙しいのでバタバタと書込みます。
一昨日、読みました。
さとしさんと同じく、短くて欲求不満気味。
最初あたりに、サラが、つい「ねえ!」と口に出す場面がありますが、
それをきっかけに閉塞感を意識して息苦しくなってしまいました。
あれは原文ではなんとなってるんでしょうね?
(金子さん、もし覚えているようだったらそのうち教えてもらえると嬉しいです)
ラストなどひっくるめて、もう一度ゆっくり読みたいと思います。
2001/06/02(土) 20:26:20
短いぞ
さとし
http://www.ne.jp/asahi/mangaichi/home/kingdow_index.htm
『地下室の箱』読了しました。内容にはふれませんが、やはり中篇なので
あっという間に読み終わってしまいます。かえって欲求不満になりそうです。
ケッチャムの前に、同じく金子さんが訳されたダグラス・E・ウィンターの
『撃て、そして叫べ』も読みました。ホラーでないのを以外に思いましたが、
期待以上に面白い作品でした。デリーの名前がさりげなく出てくるところでは
ニヤリとさせられました。
2001/06/01(金) 21:45:29
やば…!
社長
http://www5c.biglobe.ne.jp/~shachoo/
ひさびさにおじゃましてみれば、「地下室の箱」
発売! おマヌケです! 井上陽水のアルバム
なんか買ってる場合じゃなかった(←でもこれも
よかった 笑)。
明日(今日?)は金曜だし、さっそく買います!
2001/06/01(金) 01:20:09
おひさしぶりです
kal
おひさしぶりです〜ついにケッチャムの新作でましたね。
さっそく読みました〜感想は〜ぼくも〜もうちょっとして
からで〜ネタバレするし(笑)
今回のは〜帯がついてましたね〜照れ屋な〜ぼくは〜
買うのやめようかと〜(笑)帯びに〜おもいっきり〜
監禁とか〜書いてあるし〜でも〜がんばって買いました(笑)
2001/06/01(金) 00:03:54