ジャックケッチャムBBS過去ログ  2001年7月

2000.10
2000.11
2000.12
2001.1
2001.2
2001.3
2001.4
2001.5
2001.6
KETCHUM TOP


ウェインは  jacky  
「ロードキル」読みました。「オンリーチャイルド」「オフシーズン」は、強烈な内容のため数日間パニックでしたが、「ロード・・」は読み終わって冷静にウェインのこと、キャロルのこと、ルール警部補のことを考えることが出来ました。
ルール警部補が「人間は誰でもまわりを傷つけずにはいられない。その存在自体がなにかを傷つける。それが生き物の宿命なんだ」とセラピストのマーティにいいます。「人に迷惑をかけずに出来ることなら(自分が責任をとれるなら)やりたいことをやりなさい」と両親に教えられてきた私は、この言葉に自分の存在自体も誰かに影響を与えてしまっているのではないか・・・しかも悪い方向に・・・そうするとどうやって生活してけばいいの?存在するなってこと?と怖くなりました。が、
すぐにマーティが「自分が自分であるためにただ奪い取るだけではなく、返すためにできる限りの努力をするでしょう」と言います。救われました。人間だけじゃなくって、動物も昆虫もバクテリアも害を与えるけどそれ以上にお返しをしているはず。人間の私は加えて「努力」することが出来る。目盛りが逆になったら正常な状態に戻す「努力」が出来る。そして、ウェインやアーサーのような人間を育てない母親になろう・・・。ケッチャムを読み始めて「母親」が学べることが本当にたくさんあって、勉強になります。
2001/07/30(月) 00:14:40


コード  go_mad  
>社長さん

クレジットとかは全然なかったです。
ヴィンセント・ギャロ、出てましたよ。彼は唯一なんかいい雰囲気出してたんですけど
雰囲気出してるだけで終わっちゃったような(笑)。

「地下室の箱」とは同じ事件をモデルにしたんじゃないでしょうか。
筋はホントによく似てますもんね。

2001/07/28(土) 18:41:19


ひさびさにのぞいてみれば…  社長  http://www5c.biglobe.ne.jp/~shachoo/ 
あいかわらず盛り上がってますね。まだ6冊しか翻訳が出ていないというのに
みなさん深く掘り下げて語っているので読んでいて楽しいです。ケッチャム本人
にも読んでもらいたいですよねぇ(笑)。

>go_madさん
「コード」って映画、じつは私もあらすじだけ読んで「これって『地下室の箱』
が原作じゃないの?」って思ってたのですが、実際どうなのでしょう?
クレジットにケッチャムの名前とか出てきました?  たしかオシャレ系(?)
のヴィンセント・ギャロが出てません?
ところで読了すぐの感想には書いてなかったかもしれないですが、正直「地下室」
にはちょっと拍子抜けでした。サラには「オフ・シーズン」の後半みたいな壮絶
なる反撃を期待してたので。でも考えてみれば臨月間近だったからムリか(笑)。

>katikatiさん
私も「隣の家〜」では一番ルースに興味があります。なんでああいう心境にいたっ
たのか、書かれていないだけに逆に気になるのです。でもたぶんメグの放つ輝きに
対する嫉妬であることは間違いないですよね。

2001/07/26(木) 23:17:43


でもやめない  go_mad  
お母さんが読まれたのは「隣・・・」でしょうか。
ついつい読んでしまうのではない、といいつつ、
最後まで読み通してしまうあたり・・・!

でも一度読みはじめたら
どうしても見届けずにはいられないのですよね。
デイヴィットの良心と、メグの結末を!

>ところで、ここの掲示板にカキコしている金子浩さんってケッチャムの翻訳をしてる金子浩さんなんですか???

そ・の・と・お・り
 

2001/07/18(水) 12:19:26


母の感想  マイルフィック  
どうも、初めての試験で緊張して吐き気をもよおし気味の今日この頃です。(笑)

僕に続いて母もケッチャムを読んでいました。母も同じく胸くそ悪いと言っていました。
でもガンガン読んでいたので、「ついつい読んでしまうやろ!?」と聞いたら、
「違う!この小説、次の日まで持ち越したくない!!」と言っていました。(笑)
その気持ちも判る。って感じでした。
ところで、ここの掲示板にカキコしている金子浩さんってケッチャムの翻訳をしてる金子浩さんなんですか???

2001/07/18(水) 11:24:00


地下室の箱再読  go_mad  
次の翻訳とは気が早い?(笑)
こっちが追い付かないくらい出てくれたら嬉しいですね。

地下室の箱を再読しました。
残念ながら再読後も新たなる感想が浮かばなかった。
「人間」は肉体か、それとも精神か、ってことくらいです。
ケッチャムがここでも獣性を描いているという感想を
どこかで拝見しましたが、
他の作品で描いている獣性とは方向性が違うような気がします。
そういう場合も獣性っていうのかな?
意外と繊細な作品なのかもしれませんね。

2001/07/17(火) 13:05:10


オフシーズン読了  寿  
休日を利用し、クーラー全開の部屋で読了。しばし呆然としてまし
た。昼ご飯も忘れて読んだもんなぁ・・・
狩る者も狩られる者も必死に攻防戦を繰り広げる、このシチュエー
ションだけでも十分に楽しめる内容となっております。
残すは、「地下室の箱」「オンリーチャイルド」の二つとなりまし
た。次の翻訳、まだ?
2001/07/16(月) 01:53:35


コード  go_mad  
昨日、「コード」という映画のビデオを観ました。
このストーリー、「地下室の箱」の映画化と言っても違和感ないような気がします。

映画自体はつまんなかった。
登場人物がどいつもこいつもバカ過ぎてイライラするし、
主役の女がアニー・ウィルクスを意識しまくってる感じで
(でもアニーみたいに怖くないし)鼻につきました。

2001/07/12(木) 11:07:36


katikatiさんに同意!  go_mad  
私が「隣の家の少女」を読んだのはケッチャム作品で二番目でしたが、
「隣・・・」を読んだ後で、最初に読んだ「ロードキル」に対する評価が変わりました。

誕生日に二冊も読むのは、最悪の選択?!
(それはそうと誕生日おめでとう!マイルフィックさん)
ケッチャムの小説の場合、不快なのは「何か」という点に留意して読めば
単なる悪趣味とは一線を画したものであると感じていただけるのではないかと思います。

2001/07/12(木) 11:01:50


ケッチャム作品  katikati  
ケッチャムの作品は読む順番によって感じ方が違うと思いますが、「隣の家の少女」を読むと、ケッチャムの正体がわかったというか、他の作品の評価が変わってしまいます。
2001/07/11(水) 23:58:47


来ちゃいました☆  マイルフィック  
こちらでは初めましてのマイルフィックです。
2時間近く古本屋やら本屋やらを放浪していた時にふと目に止まった「隣の家の少女」。そういえばgo_madさんがケッチャムのファンでもあることを思い出して買ってみました。序盤を読んでいて、どんどん先が気になっていきました。「アナザヘブン」以来のキング以外の小説でヒットかな?と思っていたのですが・・・。
はっきり言って、初めて胸が不快になる小説を読みました。読み終わった後は気分が悪くなりました。でも学校の帰りに買った「オフシーズン」を続けて読まずにはいられませんでした。読み終わるとさらに気分が悪くなりました。(笑)その日は僕の誕生日だったのですが、ご馳走をあまり食べることができませんでした。読むのを止めればよかったと思いました。でも次の日に「オンリーチャイルド」を古本屋で見つけてしまいました。買って、速攻で読みました。これは読んでも大丈夫でした。(笑)
正直、ケッチャムの小説は読んでいて不快です。でも手に取ると一気に読んでしまいます。これはもうハマってしまったということなのでしょうか・・・。
2001/07/11(水) 12:25:00


(無題)  go_mad  
こんにちは、jackyさん。
書込みありがとうございます!

「オンリーチャイルド」、お子さんいらっしゃると全然違うでしょうね。
皆さんの中には、「隣・・・」よりこっちの方が辛かったという声もあります。
私は「隣・・・」のほうが辛かったですが、少なくとも息抜きにはなりませんね(笑)。

すごい無力感というかどうしようもなさを感じさせられる本だと思います。

他のも読んだら、また感想聞かせてくださいね!

2001/07/06(金) 17:14:35


・・・  jacky  
はじめまして。go_madさんのホームページをみてケッチャムを読んでみようと思い、たった今「オンリーチャイルド」読み終わりました。覚悟はしていたのですが
相当つらかったです。2児の母としては胸が張り裂けそう・・・。いや、張り裂けるどころじゃないです。手元には「オフシーズン」もあります。これは(食人族)の話のようなのでわりと楽に読めるかと。でも「隣の家の少女」はどうなんでしょう?読めるでしょうか。興味本位とか、そういう次元の本ではないですね。
2001/07/06(金) 01:12:38


ルース  go_mad  
katikatiさんは「隣・・・」みたいな作品は駄目かな、と思ってたので意外でした。

両親を事故で失い、腕には醜い傷を負っても、
それが逆に輝きをひきたてる道具となってしまうほど魅力を放つメグ。
若さ、強さ、身軽さ、そしてこれからの人生、
全てを奪い去りたいほどの嫉妬がルースを駆り立てたのでは。
それなのに、虐待を受け、ボロボロになっても気丈さを失わない。
より一層その感情に火を注ぎ、気がつけば狂気に踏み込んでしまったんだと思います。

この作品でルースについて描かれない、というのは
ケッチャム作品の特徴をよく表しているように思います。
要するにケッチャムはデヴィットに興味津々、ということで。

気に入っていただけて嬉しいです。

2001/07/01(日) 16:56:15