ジャックケッチャムBBS過去ログ  2001年8月

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KETCHUM TOP


(無題)  YUK  
はじめまして。
まさかジャック・ケッチャムの掲示板があるなんてっっ。
びっくりしました。
彼の作品は邦訳分は全部読みましたが、順番がめちゃくちゃでした。
一番始めに読んだのは「老人と犬」。私が一番好きな作品です。
最後は「隣の家の少女」。
・・・この差はなにっっ??
「隣の・・」は一週間くらい前に読んだばかりですが、いまだに
とってもイヤな気分です。こんなに怖い本は始めてです。
容赦ないですね。

2001/08/31(金) 15:16:28


!!!!  go_mad  
!!金子さん、お知らせありがとうございました!
全く気付いていなかったです。
(しかし、普通管理人宛にメールで知らせますよね・・・)

って、あと2日しかないではないですか。

今月のログが消えてしまうところでした。本当にお気遣い感謝します。

(この掲示板、ちょっと気に入ってたのにな・・・)

2001/08/30(木) 20:52:16


マキャモン&老人と犬  go_mad  
katikatiさん、
>マキャモンもそんな感じがしますよ。「スワンソング」なんか、
>「どうだ感激しろ」と強制されてる感じもあります。

げげ、マキャモンの長編、一冊も読んだことないんですが、
大量に借りる約束を交したばかり。なんとタイムリーなコメント(笑)。

>「老人と犬」
うちの実家にもレッドのような(?)犬がいます。
彼をあんなふうに殺されたら、私も飛び掛かっていくと思う(笑)。
しかもふたりっきりで生活してるんですから、
ラドロウじいさんの傷心はいかほどかと。
そんなことを思うと、「老人と犬」は冒頭から痛い作品ですね。

2001/08/30(木) 20:49:25


掲示板終了  金子浩  
go_madさま

仕事が忙しかったり、ネタがなかったりで、ROMさせていただいてました。

せっかくこのところ盛り上がっていたのに、上の「【重要】掲示板、
リンク集レンタルサービス終了のお知らせ」によると、この掲示板、
レンタルサーバ会社とのトラブルのために8月いっぱいでサービス停止
という事態におちいってしまったそうです。ご面倒でしょうが、新しい
掲示板を用意していただけるとうれしいです。

2001/08/30(木) 17:26:29


うんうん  kal  
 人と犬とか動物とか〜差なんてないですよね。
 家族として生活してたら、いなくなったときのさみしさは〜
 もう言葉にも〜あらわせないですよね。
 ケッチャムの中では、唯一「老人と犬」は〜なんか
 スカッとする作品です。
 でも最近のニュースは動物だけでなく、子供にもひどいことする
 事件が多い...ケッチャムの作品は好きというか はまってる
 けど、現実的には悲惨なことおきて欲しくないと思う〜
 今日このごろでした。

2001/08/30(木) 01:57:02


老人と犬  sirokuro  
「老人と犬」読了しました。
私なら、犬が殺された時点でブチ切れて殴りかかってるだろーと思います。
何度も歯痒さを感じ私が老人だったら・・・っと考えつつ、その度無謀な行動に出て返り討ちにあい、きっと私は死んでたな、っと思うのです。
人と犬の命にホントどれほどの差があるのか?と思う今日このごろです。

2001/08/28(火) 17:59:27


Re:(無題)  katikati  

> そうそう、クーンツも面白くなくはないですが、
> 読了後、どうも「小説読まされてる」気がしてしまいます。

マキャモンもそんな感じがしますよ。「スワンソング」なんか、「どうだ感激しろ」と強制されてる感じもあります。でも感激しちゃいました。

2001/08/26(日) 23:25:38


(無題)  go_mad  
>さとしさん

そうそう、クーンツも面白くなくはないですが、
読了後、どうも「小説読まされてる」気がしてしまいます。

>sirokuroさん

確かに、一気に読むのは勿体無い気がしますよね。
私は「ロードキル」の後、「隣・・・」を読んで痔
その後、気を落ち着かせるのに結構時間がかかりました。

>モードさん
なにかのついでで結構ですよ!すみません、お手数かけます。
ハーバートの霧は積ん読になってます。機会見つけて読みたいな。

>Pinkさん
「隣・・・」を再読するのって勇気いりますよね。
私、嫌で嫌でしょうがなかったです(笑)。
でも、ここでみなさんとお話してると、どうしても読みたくなって
かなりジレンマに陥りました。
キングだったら・・・はよくやります。というかいつもやってしまいます。
しかし、それが作家に対しての不満につながりやすいので自粛したい今日この頃。

>kalさん
ごぶさたです。はやく次のが読みたいですよね。
今みたいに、予期せず盛り上がりを見せたりするので
たまに覗いて見てください(笑)。

2001/08/26(日) 14:29:09


おひさしぶりです  kal  
 かなり〜ごぶたさしてます。「地下鉄の箱」びみょうに〜ものたりない
 ぅって感想多いですよね。
 なんか〜飽きてますよね〜最初の緊張感から〜後半に入ると
 う〜ん〜どんな事態も〜大人になると〜飽きるのか?(^^;
 最近〜いろんな人の〜かきこ増えてますよね
 楽しく?よまさしてもらいました。

2001/08/26(日) 00:52:26


私も・・・  Pink  
お久しぶりです。
キングが「クージョ」でタッドを死なせてしまったのを後悔しているという話、私もどこかで読みました。ク〜ンツものだったかな(笑)。ちなみに映画では死んでいなかったと思いますが・・・。
そろそろ「老人と犬」「ロード・キル」あたりを再読しようと思っています(他は私にはきつすぎてちょっと・・・)。
いろいろ比較して読んでみるとおもしろいですね。キングだったらここをもう少し膨らませるだろうとか、クーンツだったらこんな結末になるんだろうなとか。マキャモンだったら・・・。こんな遊びみなさんはしませんか?
じゃ、また。

2001/08/25(土) 09:07:16


BUCKETFUL OF BRAIN  モ-ド  
家の本をひっくり返して探してるのですが、誰かの文庫本?の解説で確かに読んだ記憶はあるのですが、ク〜ンツだったか?う〜ん。すいません。判明しだい、報告いたします。

僕も「10月は〜」は好きですよ。「華氏451度」も。

後、「オフシ-ズン」の解説のケッチャムと風間氏の対談にも書かれている
J・ハ-バ-トの「鼠」(1974)「霧」(1975)はおもしろいですよ!どちら
も古本屋を丹念に探すか、図書館で借りるかしかないですが、特に「霧」。
地震とともに吹き出した人間を狂わす黄色い霧。どんどんと膨れ上がった
霧は様々な都市を飲み込み、大都市ロンドンまでもその犠牲に。殺しあったり、自殺したり、人間が人間(動物も)でなくなった狂った街にその霧の正体を探るべく主人公が潜入するっていう内容なんですが、どう?そそられるでしょう?。

2001/08/24(金) 19:45:36


残りの4冊  sirokuro  
昨日、残りの4冊「ロード・・・」「オフ・・・」「オンリー・・」「老人・・・」まとめて4冊購入しました。早速「老人と犬」を読み始めています。また、仕事をしながら合間をみては読んでます。ホントは仕事が終わってからじっくり読みたいんですが、どうしても我慢することができず・・・。4冊を続けざまに読むのは心にあまり良い気がしないので合間に他の本を読んで心を休ませてから残りを読もうと思います。それにまとめて読んじゃうと、もったいない気もするので・・・。

2001/08/24(金) 18:35:40


灰色  さとし  http://www.ne.jp/asahi/mangaichi/home/kingdow_index.htm 
こちらではおひさしぶりです。
私もキングやケッチャムの世界は灰色だと感じています。
同じ灰色でもキングは比較的明るい感じがするのに対し、
ケッチャムの場合は、限りなく黒に近いが黒一色ではない
というところでしょうか。
どちらにしても、クーンツのように白黒のはっきりした単純な
世界でないところが両者の魅力だと思います。

ちなみに「キング堂」もそれを意識して、バックグラウンドの色を
黒から白への、グレーを中心としたグラデーションでまとめています。

2001/08/23(木) 23:45:12


ロード・キル  go_mad  
SMITHさん、ロード・キル読了おめでとうございます。

私は、この作品がケッチャム初体験だったのですが
同じく妙なリアリティを感じました。
現実的過ぎてまとまりを欠いているような感じがしないでもないですが
ケッチャムらしい、ですよね。

jackyさん、キングはなにを読むのかな〜
読了の際には、あっちにも是非顔出して下さい(笑)。

2001/08/23(木) 23:24:41


(無題)  jacky  
ネットで注文すると2,3日で届くんですね。知らなかった・・・。
今回は書店にたのんでいるので次回からは(もうケッチャムは最後だったけども)利用してみます。go_madさんSMITHさんありがとうございました。

「隣・・」までの間に未読のキングが3冊手元にあるのでそちらを読みます。

ブラッドベリの「華氏・・」もおもしろそうですね。小学生、中学生のとき図書室にあったSF本は読破しました。久しぶりにSF読んでみようかな。

2001/08/23(木) 15:10:13


夏休み読書感想文  SMITH(元 と、匿名  
 ロード・キル――ぶ、ぶっそーなタイトルだ――は、冒頭がじつに印象的だった。ルール警部補が車を運転している “何かを傷つけなければ……” のくだり、これでぐっと引き込まれた。これはまさに全体(道路)を見通している感じがしますね。
 ケッチャムは軽口をたたかないし、ヘンテコな比喩(?)も使わない。
ロード・キルには、内面の、静かな恐怖がある。主人公たちが願望やなにかを夢に見るあたりだとか、妙にリアルに思えてくるような。殺意について、殺意がいつ「殺人」に変貌するか。なんともほんとっぽくて、怖い箇所がいくつもあった。
 人は自分の妄想の中、激しい憎悪の中に生きる。そりゃ境遇によるけど、だれだってムカつく他人の頭をすっ飛ばす妄想にとらわれる可能性があると思う。残酷なほど妄想に思えるから、内側では人間は誰でも必要以上に残虐だと思う――追い込まれてしまったときのために、それは仕方のないことだとも。
 そしてなにより、何かが降りかかってきたあと――たまったツケが回ってきたとき――でないと、人間は態度を改めない。なにが起こるかわかりきっていても、やってみないとわからない。頭でなくて体で覚える、みたいな。それに何度も同じ過ちをおかす。意味不明に。自分では、ひとりでは、どうしようもない。とても、それは。

 ロード・キルの主人公たち――ルール警部補、リーとキャロル。もちろんウェイン・ロックも――には、すごく親近感が湧く。病んでいる、というのがリアリティになっていて、本の中に落ちた自分の影のような、自分の心/人格の破片のような気がしてならない。
 結末は静かだったけども、決して大人しくはない作品だった。舗装道のように平坦な、普通の作品でもない。クライマックスは「ナチュラル・ボーン・キラーズ」みたいだった。ケッチャムは読むごとに「凄さ」がわかる気がする。今回はリアリティです。

 あと、オフシーズンを見て、グロテスクな描写には慣れたと思っていたのに、あるところでぞっとした。
 川と死体とザリガニのシーンには。

 ややピントの外れた感想でした。すいません。終わり。

2001/08/23(木) 08:20:29


(無題)  go_mad  
SMITHさん、
うちのキングページに頻繁に来てくださってる方々は
半分以上の確率で雪崩れてきてくれています。
掲示板に書込みなどをするでもなく覗いてくださっている方々も
結構興味してしてくれているようです。併設の強みですね。

バックマンの「ロードワーク」と「老人と犬」には
相通ずる物があると思います(どっちも大好き)。

sirokuroさん、
「地下室の箱」読了おめでとうございます。
順番って結構悩みますよね。まあ、でもどっちにしろ読破すると決めている今なら
後は何から読んでも大丈夫だと思います(笑)。

私もSF苦手なんですよ。どうもSFの設定にすんなり入っていけなくて。
でも「華氏451度」は、本好きの宿命か、大のお気に入りです。
ブラッドベリはジャンルを超越していると思います。
短編集「10月はたそがれの国」、是非読んでみてください。最高!

モードさん、
「クージョ」のコメント、私もどなたかがそう引用しているのを
見ましたが、それっていつ頃のコメントなんでしょう。
個人的に興味深いです。
というのも、キングは私の読んだことのあるコメントではいつも
クージョに関して「タッドを殺したことについては後悔していない」と
一貫して言っていたように思うのです。
後年のキングが、クージョの結末においてそのようにコメントしているとしたら
まさに、キングがケッチャムを絶賛する所以を裏付ける意味でも
非常に興味深いコメントですよね!

2001/08/22(水) 16:33:35


キングは凄い  モ-ド  
go_madさんも同感だと言う灰色の人間観。それと、この世界いい事にしろ
悪い事にしろ何が起きるかわからないってこと。(ケチャムの場合、悪い
事の方が多いですが。)この両者がケッチャムの根底にあるように思えます。ケッチャムの作品には"死"が非常に多くちりばめられていますが、それによって"生"を一段と際立って感じることができます。言い換えれば、生々しい"生"に満ちあふれている作品とも言えるのではないでしょうか?

キングが昔「ク-ジョ」でタッドを殺してしまった事を、後年に至る今でも
非常に後悔している。2度とあのような事は書きたくない。と言っていたの
をなにかで読んだように思うんですが、「オフ・シ-ズン」でケッチャムに出
会った時に、「ロ-ド・キル」やその他の作品で僕達が感じたように、あるい
はそれ以上にキングは心が震えたのではないでしょうか?ある意味自分の
代弁者、自分の影とも言えるケッチャムとの出会いに。自分が、"ビッグネ-ム"キングが躊躇して踏み込めない領域に2本の足でしっかり立っているケッチャムに羨望の念すら覚えたのではないでしょうか。その時からケッチャムはキングのヒ-ロ-になったんでしょうね。
「隣〜」の解説でキングが、ケッチャムが生きているうちに注目を集め、えんえんと読み継がれてほしいといっていましたが、そうするために自ら"ビッグネ-ム"キングが絶賛する事によってケッチャムの作品に光りをあて続けてくれたお陰で今、僕達がこうしてケッチャムの作品を読めているのかなと思うとキングに足を向けてねれません。
....なんて事を考えてしまいます。

2001/08/21(火) 18:18:24


徹夜です。  sirokuro  
日曜から泊まり込みで仕事をしてました。やっと昼ほどに帰宅できそーです。
「地下室の箱」仕事の合間合間をみて読み終えました。
えっ、もう半分もよんだの?って感じで読み終わってしまい、「隣の・・・」後にこれを読むとなんだかチョット物足りなさを感じてしまっている私・・・。ただ仕事をしながら読んでたので集中出来なかったせいかもしれませんね。なので、近い内また読み直してみてもいいかも・・・と、思いつつあまり読み直したくない気もしますが、まだケッチャム作品は4冊あるので必ずや購入して読破します。でも、みなさんのカキコを拝見していると次は何を読もーか何から読むべきなのか、考えない方がいいのかもしれませんが考えてしまう・・・・
ケッチャムの話では無いのですがgo_madさんブラッドべりの「華氏451度」が好きなようで、私も以前読みましたが、どーもブラッドベリは読みづらいです・・・って、「華氏451度」と「刺青の男」しか読んでませんが、「華氏451度」はビデオも見ましたがブラッドベリの世界にはなかなか馴染めません、どーもSFは苦手のようです。

2001/08/21(火) 09:39:36


友達に勧めてるけど・・・  SMITH(元 と、匿名  
なんか、やっぱ「覚悟したほうがいいよ」みたいなことをいわなきゃならないですね。キング好きな人、雪崩れてこないかなー。それなら、なんとか・・・・・・。とくに“偽名癌で死んだ”人のスタイルが好きなら、なおさらケッチャムいけると思う。

ぼくもネットですね。便利ですよ。>Jackyさん

また「ロードキル」読んだら、このサイトで好きなだけ“絶賛”したいと思います。まあ、長い感想で。
 そして友達に勧めます。もう嫌悪されたっていい。「なに? あなたこんなもの読んでるの?」的な目で見られても。

2001/08/20(月) 15:48:51



取寄せ  go_mad  

jackyさん、本屋で取寄せしてもらうと時間かかりますが
ネットで注文すればすぐですよ。
隣・・・だったらきっと2.3日で届くはず!
ネットだったら出版社在庫をあたっても1週間程度で届くはずです。

と、匿名さん、短編読みたいですよねえ。
いまだに一編も読めないというのは寂しすぎる。
我ながら、このサイトのファンの声が、無力だとは思いたくないですが
結局今後を左右するのは、出版済の本が売れるか否かでしょうね。
一冊読んで興味を持った人が、次も読む気になるように、とか(笑)
間接的にでも、売上に貢献できるように頑張りたいですね!

2001/08/20(月) 11:50:17


は、早く・・  jacky  

中国地方では有名な(はず)の大型書店「○タ○図書」へ「隣・・・」を買いに行ったのに、「隣・・・」だけ置いてなかった。かなりショック。近くの本屋さんで取り寄せしてもらい、連絡待ちです。こんなに読みたいのに何故に手に入らないのか。もし在庫がなければ東京の本社からの取り寄せで1ヶ月も待つことになるらしい。う、うそでしょ・・・。

と、匿名さんのおっしゃる通り、ケッチャムの本は「心を切り裂くナイフのよう」
大賛同です!

2001/08/20(月) 03:34:47


(無題)  と、匿名  

「ロードキル」次に読むのですが、あんま読みたくないです。
だって、ケッチャムの訳書はあと三冊しかない。
ここで盛り上がっても、やっぱ翻訳でないのかな。
ブラム・ストーカー賞とった短編とか、めちゃ見たくないですか?

そうそう、やっぱり解説の部分では共感しましたね。というか納得した。
ケッチャムはとても真面目に、誰でも嫌がる仕事をやってるわけだ。
ペテンではない、というのは実に大事ですね。

2001/08/19(日) 23:43:57


長い書込み、大歓迎です  go_mad  

なにかの後書きか解説かで、キングがケッチャムを絶賛するのは、
ケッチャムの、人間は黒でも白でもない灰色だ、という人間観にあるのでは、
というコメントがありましたが、私も同感です。

もともと私がキングを好きなのも
その灰色の人間観や、人生観を盛り込んだ物語に魅力を感じるからなのですが、
ケッチャムの場合、"ビッグネーム"キングが躊躇してしまうところまで
踏み込んでいける思い切りのようなものを感じます。
キングはケッチャムのような局所的な掘下げ作業のようなものを
好んではいても、結局、無尽蔵にわき出でるストーリーと掘下げとの
バランスを保っていく結果になっているような気もします。

sirokuroさん、ようこそ!
最近訪問者が多いですね、嬉しいです。
「隣・・・」をいやいやながらも
夜中の4時までやめられずに読んでしまう気持ちよくわかります。
その後、なにかにつけてブルーになってしまう気持ちも!
私もしばらくはなにかにつけて内容を思い出してはため息ついてました。
ケッチャムって、あんまり全部揃えている所ないですよね。残念ながら。
邦訳もまだ6冊しか出ていませんので、一気に読了して
新作を身悶えして待ちましょう、一緒に(笑)。
次読んだら、また感想おきかせください。

2001/08/19(日) 17:25:00


(無題)  sirokuro  

昨日「隣の家の少女」を夜中の4時までかけて読み終えました。先日、本屋で「地下室の箱」が目に留まり裏の説明と帯の言葉(あの「隣の家の少女」の悪夢が再び・・・・とか、キングも絶賛・・・の様な事が書かれていた)に惹かれこれは読んでみようと思い、まず「隣の家の・・・」から読んでみようと購入したのが初ケッチャムです。
かなり衝撃を受けました。なんて小説なんだろうと気分を悪くしながらも、どんどん引き込まれて先が気になって1日で読んでしまった私って・・・。
今日1日は度々「隣の家・・・」を思い出してはブルーになってしまいました。がっ、すでに次ケッチャムは何を読もうかと考えている私はハマってる・・・。早速、仕事帰りに買って帰ろーと思っています。近くの本屋には確かケッチャムの本は「隣の家・・・」と「地下室の箱」しか無かったよーな、「地下室・・・を買って帰ろう。だが、土曜だから本屋は早く閉まっている気が・・・。

2001/08/18(土) 23:40:04


キング(王)とジャック(兵隊)  と、匿名  

キングはお話し上手で、ジャンルとか抜きにしても、読み物としてかなり面白いものを書いている。また、子供のころに誰しも感じたような純粋な恐怖に訴えていたり、神様についてやら、生と死といったシンプルな問題を大筋に持ってきたりして、共感を生むのだと思う。

 いっぽう天秤の反対側、ダラス・マイヤーことジャック・ケッチャムは、なんにしても残酷で、およそ子供の想像の及ばないような生々しいイメージとともに簡潔、冷静、事務的にストーリーを見立てていく。徹底して神も仏もないし、逆にそれは凄い。
 あれから『オフシーズン』を読みましたが、最初はゆっくりとした調子(いわゆる、書き込みの部分)で、ここでもう「好きな作家」の欄にジャック・ケッチャムとかくことを決めているぼくは“早く始まらないか”と思ってしまいました。
 で、いきなり戦闘ははじまってしまい、話はごく純粋な――北極の氷のごとく純度の高い、殺し合いへと変貌してしまう。なんのことはない、ぼくの要望は叶いすぎぐらいに叶ったのです。

 ぼくはもう、キングよりもケッチャムが好きだと認めます。
 キングが好きな人は、やっぱりハマると思います。
 で、一度ケッチャムにつかまれたら、著作全部読みたくなるでしょう。
 
 余談をひとつ。
 一度キングの『トミーノッカーズ』という長編タイトルが半年ぐらい頭からはなれずに――トミーノッカーズ、トミーノッカーズ、どんな話なんだろう? なんという意味だろう?――ついに意を決してハードカバー(初版本)を買った、ということがありました。
 じつは、ケッチャムを知ってからはそればかりなのです。
 彼を知ってから、ネットでケッチャムの著作ばかり検索する。本屋でも、もちろん、白い抹桑社の文庫本をじろじろ探しますし。
 ケッチャムは的確すぎるだけに、普通の人、ホラー慣れしてない人は、特に気をつけなきゃならない。本に気をつけろなんて、ずいぶん変な話ですけど、ケッチャムの本は心を切り裂くナイフだし――
 
 ああ、なんか変な意見だ……そして長い。

2001/08/18(土) 01:20:13


夏休みも終わり・・・  go_mad  

遂に夏休みも終わってしまいましたね。
皆さん、ゆっくり休めましたか?

オンリーチャイルドの記憶が薄れつつあります・・・。
よく考えたら、これだけ一度しか読んでなかった。近々再読決定ですね。
ロバートの今後ですが、確かに痛すぎる連鎖。
虐待の現実にも、かなりの確立で背後にこの連鎖があったりして
ドキュメンタリーなんかをみていると、ほんとやりきれない気持ちになります。

そして、モードさんに同意。
多くの小説が目をそむけている人間の暗部への挑戦か?
ケッチャムの小説が一見(まあ、実際そうですけど)不快である所以だと思います。
隣・・・を再読した時、こんなに自然に(?)嫌悪させる小説を書けるなんてスゴイ!
と、ケッチャムを改めて好きになりました。

と、匿名さん、ようこそ!
確かに他人にすすめにくい作家ナンバーワンですね。
私の友人は、キングを薦めても人格疑うような人ばかりなので、
とてもじゃないが、ケッチャムは薦められません。
でも、キングファンは、かなりの確率で
ケッチャムにもはまると思うんですけどどうでしょう?

アイさん、こんにちは。
地下室の箱読了おめでとうございます(?)。
隣の家の少女、図書館にあるといいですね。
きっと地下室の箱にもまして一気読みしてしまうと思います。
読んだ暁には、また感想を聞かせてください。

jackyさん、ラドロウ=カーネルサンダース磁磁祉@ΑΑ@ゥ
うーん結びつかない(笑)。
私は、イーストウッドほど精悍な感じではないにしても
やはり痩せ型の気難しそうな老人をイメージしてました。
でも、いかにも「おじいちゃん」を想像してたので、
新聞記者との関係にはちょっと違和感感じました。
イーストウッドだったら全然ありですね。
ラドロウをヒーローチックに受取る感想も多くみかけましたが
個人的には、極めて内面的な葛藤を爆発させているおっさん、という感じです。
あーまた、老人と犬読みたくなってきた。

妊娠中絶について、道義的にどうだ、という明確な立場を持ちませんが、
子供の生きる権利を奪おうとしたサラ、
サラの生きる権利を奪おうとするスティーヴン、
生殺与奪を他人に握られることによる問題って
どこまでいっても終わりのない遠くて深いもののような気がします。

2001/08/17(金) 14:51:20


RIGHT TO LIFE  jacky  

「老人と犬」 「地下室の箱」読了しました。今、過去ログをみたのですが、ラドロウがイーストウッドとどうしても結びつかない・・・。もうちょっと肉がついてて、優しい表情の(ケンタッキーの)カーネルサンダーみたいな人を想像しながら読んでしまった・・・。私は動物を飼ったことがないので「オンリーチャイルド」ほど感情移入できなかったのが残念でしたが、ラドロウは悪を正した正義の人だと
思いました。老人の描写(動作とか、話方とか)が素晴らしくリアルで驚きました。
さて、「地下室の箱」ですが、ケッチャムはまさにこの本を通して
RIGHT TO LIFEの重要性を訴えているのではないかと思いす。世の中に拉致、監禁をする変質者が後を絶たない恐怖もさることながら、虐待を受けた妊婦のお腹の赤ちゃんが恐怖の影響を受けていなければいいと祈るばかりです。

残るは「隣の家」のみになりました。私は全く読む順番を間違っていますね。

2001/08/15(水) 01:45:36


はじめまして  アイ  

昨日、はじめて読んだケッチャムの小説を読み終わりました。地下室の箱です。3日くらいで読みましたね。まあ中編だからというのもありますが、小説を一気に読んだのは久しぶりでした。
内容は鬼畜めいていて残酷だけど、でも実は小説をとうして読者に社会問題なりをなげかけてるんでしょうね・・・。
次は「隣の家の少女」を読みたいところ。図書館にあるかなぁぁ、、、

2001/08/10(金) 18:16:46


ゆがんだ世界  モ-ド  

「ロ-ドキル」を読んでからもうはや5年くらいになるのでしょうか。
今も尚、ケッチャムは僕の心を掴んではなしません。
ケッチャムの作品の登場人物達が最後にみんなハッピ-エンドを迎えるわけで
はないですよね。現実の世界がそうであるように最後に愛が勝つばかりでは
ないですが、かといって、悲観的なことばかりではなく、ケッチャムの作品
にはこのゆがんだ世界に、果敢にも傷だらけになりながらも立ち向かってゆ
くメグやニック、サラなどが登場しますし、多少ですが救いもあります。

katikatiさんが「オンリ-・チャイルド」の中で、ロバ-トがア-サ-のような
人間になる可能性を示唆していると言われている部分も、やはり現実の可能
性においては悲しいかな、充分ありうるんですよね。
「人は往々にして盲目を選ぶが、見えない事は死を意味する。」と誰かが
言ってましたが、普通なら目を背けたくなるこのような人間の闇の部
分を、目をかっぴらいて、自ら傷つきながら書き続けていることを選択した
ケッチャムを、これからも僕も目をかっぴらいて読み続けたいと思います。
またまた長くなりましたが...。

2001/08/07(火) 22:57:45


一日で『隣の家の…』を読了  と、匿名  

 きつかったです。まさに洗礼でした。『オンリー・チャイルド』はもっときつかったような気がするけど、それは湿気や暗さの度合いであって、『隣の家の……』は意味もなく――これは完全に闇に負かされるとわかっているから――希望がちらりと出てきて、よけい辛かったです。もっとも地下室のほうが湿気がありますが。
 
 ジャック・ケッチャム。
 こんな最悪な作家はいません。他人に勧めると確実に人格を疑われます。じっさいキングの人格を疑いました(こいつ異常者?)。本当に最低最悪の作家です。嫌なものしか書いてない。
 読者が茫然とするような、ケッチャム的なシーンで、本を読んでいるということを忘れ、起きたまま悪夢にさいなまれる。
『隣の家……』では、自分が虐待を目撃し、虐待されていると思いました。
 
 さらにこの作家の恐ろしいことは、中毒性です。
 ぼくはもう三日で二冊読んでいます。
 
 最悪とはいいましたが、こんな稀有な作家はいません。
 キング以上に素晴らしい作家だと思います。凄まじい才能です。
 一連の作品、ぼくにとっては逆聖書≠ノ思えます。
 ――ホラー作家志望なら、ぜったい読むべき作品ですから。

 長い・・・すいません。

2001/08/07(火) 00:55:00


オンリー・チャイルド  katikati  

「オンリー・チャイルド」読了しました。
読み進むにつれて結末を早く知りたくて、終盤では読み方がぞんざいになるほど急いで読んでしまいました。
アーサーは胸糞が悪くなるほどいやなキャラクターですね。他の人物が、リディアさえもかすんでしまうほどです
リディアにアーサーが殺されて喜んだのも束の間、刑務所に入っちゃうんですね。だったら「老人と犬」であれほど暴れたおっさんはどうなるんだと言いたくなります。
そしてあのエピローグ、これほど不安な気分にさせるエピローグも珍しいと思います。ロバートがアーサーのような人間になる可能性を示唆しているのなら、ここまで一生懸命読んできた私はどうなるのと言いたくなります。



2001/08/07(火) 00:05:39


jackyさん、モードさん  go_mad  

>jackyさん
いつもながら真摯な感想を有り難うございます。
私も虫の例えには共感しました。

確かにロードキルってほかの作品に較べて
なんとなくしらっと読んじゃう感じありますよね。

>モードさん
ようこそ!ホントに次なる邦訳が待たれますね。
少しでも早く、そして多くの作品が読めるように
地道に応援していきましょう!

なかなか新刊もでないし、掲示板もどうしても閑散としてしまいます(笑)。
モードさんのケッチャム体験など、よかったら聞かせて下さい。

2001/08/05(日) 00:38:57


(無題)  モ-ド  

初めまして。ケッチャムの掲示板があるなんてうれしいですね。
オフシ-ズンの続編や他の翻訳されていない作品達も少しでも早く・早く読みたいものです。しかし、こればかりは洋楽の輸入盤と違って、原書を購入して読むという風にはなかなかいきません。出版社に切に願うばかりです。

S・ロ-ズなんか、当時『スペクタ-』のあとがきにその他の作品も当社近刊予定なんて書かれてましたけど、実際、もう他の作品など翻訳される事なんてないでしょう。哀しい話です。近刊予定と書くなら責任もって刊行して欲しいです。売り上げいかんによっては刊行できないという事は分かりますが、だったら近刊予定なんて書かんで欲しい。こっちはけっこうショックでかいっすよ。というかあんまり期待するなってことですかねぇ。
ケッチャムもそういう事にならないように祈る毎日です。

2001/08/02(木) 17:04:39